同じ月を見ている
同じ月を見ている公式ブログ エディソン・チャン
ブログ Woman.exciteクローズアップ 受付終了致しました。
エディソンが演じるのは、聖人のように穏やかで慈愛に満ちた画家の青年ドン。セリフは少ない役ながら日本語に挑み、複雑な内面を持つ難役を見事演じ切っている。本作では、いつもの3倍、入念な役作りをして撮影に臨んだという。
「ドンを演じる上で一番大切だったのは、役作りの準備段階だった。脚本を読み込んで、そのあとセリフがないなっていうことに気がついて(笑)。じゃあどういう演技にしようかって考えたときに、体を使ってでしか表現できないと思ったんだ。また、ドンを演じるにはまずエディソン・チャンという人間を知らないといけないと思った。だから自分の全身を鏡に写して、この体をどうやったらドンの体にすることができるんだろうってすみずみまで見て観察したよ。鏡だけだと不十分なので、2日間友だちにずっと一緒にいてもらって、DVカメラで撮ってもらったりもした。自分が嬉しいときどういう表現をしているのか、哀しいときはどう表現しているのかを知って、そのあとにドンだったらどう表現するのかを考えた。つまりエディソンの部分を取り外して、ドンの要素を付け足していったんだ。それは本当に難しい作業だった。というのも僕自身は自分を信じているし、やりたいと思ったことをやる人間だから。でもドンはそんな僕とは比べ物にならないレベルの人間だからね。あとこれも初めてだったんだけど、メソッド・アクティングを試してみた。僕の過去の体験や環境を振り返り、そのときそれぞれで感じた感情をドンに重ねていったんだ」
 過去例がないほど精神的にも肉体的にも辛い役作りとなったらしいが、その演技は共演の窪塚洋介が大絶賛し、演じきったエディソン自身からも自信があふれている。
エディソン・チャン
エディソン・チャン
「僕は努力する分、いい俳優かもしれないけど、まだ偉大な俳優ではない。演技に関しては勉強不足なんだ。演技をするにあたって自然にできるわけではなく、役作りを念入りにして努力しないといまぐらいのことはできないからね。演技は僕にとって自分と向き合うカウンセリングみたいなもの。自分の感情を外に出すことでとっても気分が良くなるし、楽しいんだ」
ところで、“数日前、インタビューした窪塚さんがエディソンのことを褒めていた”……と伝えると、満開の笑みを浮かべた。共演を通して良き友人関係を築いたと言う。
「ヨースケのことは人間として役者として友人として、それぞれの面でとっても尊敬している。人として彼がすごいのは、自分が信じることに立ち向かっていて、やりたいことをやれる人間だから。友人としても最高だね。僕をいつも心地よい方向へ持っていってくれるんだ。撮影が終わったあと、「Good Job man! いい演技だったよ!」って声をかけてくれるだよ! 今までたくさんの映画に出演したけど、そんなことやってもらったことないよ! まだ知り合ってから1ヶ月半程度だけど、僕の今の友だちよりもよくしてくれるんだ(笑)。ヨースケとはぜひまた仕事したいね、もうすぐにでも」
窪塚さんにかなり夢中の様子。そもそも親日家として有名な彼。来日回数はなんと150回以上! 日本のどんなところが魅力的?
「明日実は帰国するんだけど、また30日に戻ってくるんだ。いまショップを経営しているので、そこでの買いつけをするためにね。日本で好きなものは本当にたくさんあるよ。映画、テレビ、エンタテインメント、雑誌、服、ファッション、ストリートカルチャー、アート、あと女の子(笑)! 日本の女の子と結婚できたらいいなぁ。日本の女性は世界で一番だと思う。親切で敬意があって……といっても付き合ったことはないからそう思い込んでいるだけかもしれないけど(笑)」
5年前の目標、日本映画への出演をクリアしたエディソン。これから目指す場所、挑戦したいことはどんなことなのだろう。
「たくさんあるよ。僕にとってチャレンジがない人生はつまらないものだから挑み続けるんだ。日本映画には今回より多いセリフで出演したいし、近いうちに自分のプロダクション会社を立ち上げるんだけど、その会社で音楽と映画をプロデュースしたい。そして一番大きなチャンレジとして香港のエンタテインメント、カルチャーを変えたい。主にパパラッチカルチャーだね。あと香港でポップミュージック以外の新しい音楽をつくって、いい映画を作りたい。すごく欲張りだけど、すべて実現したいな。そうできるようにベストを尽くすよ!」
(撮影:冨永智子、取材・文:杉嶋未来)
エディソン・チャン
インタビュートップページへ 窪塚洋介インタビューへ