小山田サユリ
『Seventh Anniversary』小山田サユリ・インタビュー
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小山田サユリ
--女優になったきっかけは?

サユリ:短大卒業前にスカウトされて、すっごい軽い気持ちで。というのも、実家がすごい厳しい家庭で、短大を卒業したら、親が決めた保育園に就職して保母さんになるっていう道が決められていたんです。でも、保母の資格は取得したらずっと無くならないし、2年くらい違うことをしてダメだったら地元の新潟に戻ればいいやって気持ちでこの世界に入ったんです。ホントに安易な考えで(笑)。
小山田サユリ
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--でも、すっかり続いてますね?

サユリ:本当(笑)。最初の頃は「私、何でここにいるんだろう、私がこの役をやっていいのだろうか」って、いつもマイナス思考で悶々としてました(笑)。でも『オー・ド・ヴィー』の撮影が終わった頃から、女優としてやっていけるかもと思えるようになった。それは、映画以外の仕事はやりたくないと思っていたのに、映画は自分が戻る場所であればいいと思えるようになったからです。映画に固執するのは、自ら枠を作って縛り付けているだけだったって気付いたんです。そうしたらタイミングよく、舞台の仕事や中国での連ドラの仕事をいただくようになった。すごく恵まれているなと思います。

--女優として新しい作品やキャラクターを求めるようになった?

サユリ:次はこんな作品に出たい、こんなキャラクターを演じたいって思えるようになりました。実は、そういう気持ちになれた初めてのキャラクターがルルなんです。 撮影が終わっても、このままルルでいたいと思ったくらい。キャラクターをこんなに愛おしいと思ったのは初めて。それはきっと、自信とか勇気とか、そういうものが出てきたからなのかも。次もいい出会いがあったらいいなって思えるようになったのは最近です。成長が遅いなって思いますけど(笑)。

--中国での撮影はいかがでしたか?

サユリ:大変でした(笑)。でも逞しくなったんじゃないかなと思います。コミュニケーションもままならない中、2カ月間、単身でハード・スケジュールでの撮影だったけど、得るものはたくさんありました。この経験で分かったことは、演じることはどこでも一緒だってこと。私の仕事は演じること。周りの人たちにすごく助けてもらいながら。いい経験だったと思います。

--女優として普段から心がけていることは?

サユリ:普段の生活を、いかに自分らしく過ごすか。自分の好きなものや多くのものに挑戦したりすること。演技のために何かをするわけじゃないけど、自分の生活の全てが演技につながると思います。私は太極拳を何年も続けているけど、それは健康管理とか気功のパワーを得るためじゃなくて、自分が興味があることを細く長く続けているだけ。それが演技に影響することがあると思うんです。

--では、好きな音楽は?

サユリ:テクノやハウス好きです。ダフト・パンクとかヨーロッパのものかな。ベルギーで10デイズ・テクノっていうパーティがあるんですけど、それって、街中がテクノ三昧になるんです。20歳くらいの時、友だち5人でそのパーティに行ったんですけど、すごく楽しかった。そこら中にある古いお城で、テクノが掛かっているんです。そのお城を一睡もせずにハシゴしました。そこでブレイク・ビーツのバンドがライブをやっていて、それ以来、そのバンドがすごく好きになって、日本に帰ってからそればかり聴いてましたね。ベントレー・リズム・エースっていうんです。ちょっとヘナチョコでカワイイ感じの音なんですけど。彼らのライブを生で体験して、すっかりハマったのを覚えていますね。

--自宅でもそういう音楽を?

サユリ:今は家で激しいリズムの音楽を聴けなくなった年齢になりました(笑)。カフェで聴くような、まったりできるものを聴いてます。以前、ジャズを聴きたくなって、俳優の友人にアドバイスしてもらったのですが、私がウディ・アレンが好きだったので、ウディ・アレンのジャズばかり収めてられているサントラを借りました。そんな程度です(笑)。

--趣味のフランス語を習いに学校に行かれたとか?

サユリ:フランス映画が好きだったりすると趣味や考え方が広がっていく。その一つとしてフランス語を習いたいって思って、日仏学院に1年ちょっと通いました。でも、すっかり忘れちゃいました。そして、今、中国語を習いたいと思う私がいます(笑)。



自分の気持ちを自分の言葉で一生懸命に伝えてくれた小山田さん。その姿は、まるで映画のルルそのもの。素直で純粋なルルというキャラクターは、自分らしく生きることが演技に影響すると語る小山田さんの内面を映しているのかも知れない。小山田さんの今後の活躍も目が離せない。

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