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スクールデイズ
森山未来インタビュー
『世界の中心で、愛をさけぶ』で各映画賞を席捲し、現在もフジテレビの月9「危険なアネキ」に主演と、森山未來は、いまや最も注目を集める俳優のひとりとなった。抜群の演技力と個性を兼ね備えた彼が、『世界の中心で〜』以来となる映画出演、しかも初の主演作で演じたのは、元天才子役であり人気学園ドラマで復帰する、いじめられっ子の高校生・相沢晴生。作品のトーンはコミカルながら、陰湿ないじめや家庭崩壊、そして徐々に現実と虚構の境界を失っていく少年の姿が描かれていく。

「濃密な映像ばかりでしょ(笑)。コミカルで凝った映像が多いので、最初に脚本を読んだときの(悲惨な話という)印象とはかなり変わりました。事前に役作りはしたのですが、実は2〜3週間で一気に撮った作品ですから、その場の空気感や向かい合う役者さんとの勢いで、最後まで持っていった印象が強いですね」

いわゆる“ジャム・セッション”に近い感覚だろうか。とはいえ、彼は軽く言うものの、そのセッションの相手は、田辺誠一、松尾スズキ、田口トモロヲ、山本太郎ら個性派の面々なのである。
「特にこの4人の方々は、本当に何が起きるかわからないですね。肉体の演技はもちろんですが、感情のキャッチボール…そんな状況を楽しみました。いい役者さんと絡ませていただけるのは、自分が成長できる喜びがあります」

その中でも、劇中劇「はみだし!スクール☆デイズ」から晴生の日常生活にも侵食してくる熱血教師・鴻ノ池役の田辺誠一との絡みは、特に刺激的だったという。
「田辺さんは撮影中、ずっと役になりきっている人なんです。常に“鴻ノ池先生”であり、それを演じる“赤井”という俳優役。撮影の合間に話をするんですが、それは田辺さんが喋っているんじゃなくて、“役”が喋っているんです。色々なことを話していても、実はそこには、何もない。彼こそが“虚構”そのもの!」

その“虚構”にリアルさを求め、晴生は、より危険な行為を演技に持ち込んでいく。同じ演技者として、森山は晴生をどう見たのか。
 
「危険なシーンでもスタントを使いたくなかったり、そういうところは自分も同じですね。ただ晴生の場合は特別で、現実でもドラマの中でも本当に似通った境遇だったから、少しでも救いのある虚構の方へ流れていくんですけど、僕も同じ境遇だったら、どうだろう……そういう経験はまだないけれど、どんなに役にのめり込んでも、それを客観的に見ている自分は常にいるでしょうね」

幼い頃からダンスを続け、多くの舞台を踏むことで、“表現する”ということに対するストイックさと“ライブ感覚”は培われてきたに違いない。そしてそれらが、彼の演技を支える要素のいくつかなのは確かだろう。そうでなければ、準備期間もままならないまま、曲者と呼ばれる役者たちと堂々と渡り合えるはずもない。

「いじめられっ子の役なので、(鍛えられていると)あんまりよくないんですけどね(笑)」

そう笑う彼の鍛えられた肉体が、劇中にも少しだけ登場する。
「ドラマの撮影が入るとなかなか時間が取れないのですが、それでも毎日少しでも身体を動かすようにしています」

彼の肉体に“表現者”としてのストイックな心が宿る限り、我々は森山未來から目を離せずにいるだろう。
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