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Excite:ニュー・シングル「同じ月を見てた」がリリースされましたが、前作「サンキュー」のリリースが9月だったので、早いペースでのリリースになりましたね。

松本:そうですね。かなり早いペースだと思いますね。

Excite:この曲を作った時期は、結構前だったりするんですか?

松本:いえ、実は新しいんですよ。今回のカップリング曲になっている「サムネイル」という曲が最初にあって、それを録って12月にシングルで出そうってことになったんです。それで、そのシングルに新しい曲を1曲入れたいなって話をしてて。レコーディングの4日前に「同じ月を見てた」ができたので、2曲を同じ流れでレコーディングしたんです。

Excite:もともとは「サムネイル」がタイトル曲だったんですね。

松本:はい、そうなんです。

中澤:「サムネイル」ありきで進んでて、素生が「同じ月を見てた」を作ってきたので、録ってみたら「やばい、これがカップリングだともったいないな」って。でも「「サムネイル」もいい曲だしなぁ」って悩みました。いろいろとぜいたくな悩みを。

Excite:タイプが違う曲なので悩みますよね、どちらがいいとかじゃなくて。

中澤:そうなんですよね。だから気持ち的には両A面なんですよ。2曲とも同じように聴いてもらいたいですから。

Excite:じゃあ、「同じ月を見てた」はかなり短期間で作られた曲だったんですね。

松本:そうですね。セッションをしながら作っていきました。あとは勢いで出来た曲だなって思います。歌詞はまだなかったんですけど、曲として断片の歌詞とメロディーはありましたから。これをバンドでやりたいと思った時に、作者として風景は見えてたので。

Excite:歌詞の世界観も作曲してる段階から漠然としたイメージがあったんですね。

松本:はい。閉鎖された感じを歌いたいって思ったんです。メッセージというよりも、曲の中にひとつの物語があるという作品にしたかったんですよ。絶唱したいなっていう感じですかね。

Excite:もともと「サムネイル」がシングル曲として進んでいた中で、「同じ月を見てた」が急にシングル候補として浮上してきたわけですよね。どちらにするか、すごく悩んだと思いますが。

伊藤:悩みましたけど、リリースする形はそれほど気にしてなかったですね。ひとつの作品としてちゃんとリリースできるのであれば、どっちの曲がタイトル曲でも問題ないって思ってたんですよ、オレは。アルバムじゃないけど、それぞれの曲が立ってれば、ひとつの作品としてみんなに伝えられるかなって。

石原:「サムネイル」がシングルとして進んでる時に、素生が「すごいいい曲が出来たから任してほしい」って言ってきたんです。素生がそこまで言うのは珍しいので、じゃあそうしようってことになったんです。作詞には手こずってましたけど、それだけいい曲が出来たと思うので。オレもどっちがタイトル曲でも構わないって思ってましたね。

Excite:それだけ松本さんにとって自信のある曲だったということですか?

松本:基本的にはいつもと変わんないんですけど、(曲のイメージが)見えたぜって段階で部屋でギターを弾きながら作ったので、それを早く形にしたいという気持ちはありましたね。直感なんですけど、「これを曲にしたいな」って思ったんです。「凍った水たまりを避けて歩く」とか「出会ってしまった」とか、歌詞の断片ですけど、言いたいことがそこにあったので。早くみんなとセッションしたいなって気持ちはありましたけど、それ以外の特別感はなかったと思いますよ。

Excite:歌詞は苦労されたということですけど、どういった部分で時間が掛かったんですか?

松本:言いたいことが決まってたからですね。「出会ってしまった」というひと言にどうやって着地するかというのを何通りも考えてたら、時間が掛かりました。物語が作りたかったんです。歌の主人公が歌の中でちゃんと着地できるっていうような。そんな歌にしたかったんです。その主人公はオレなのか、誰なのかはわかんないですけど、どういう道筋を辿ればいいのかをわりとじっくりと考えてましたね。

Excite:この「同じ月を見てた」の歌詞について、ほかのメンバーはどう感じましたか?

中澤:「同じ月を見てた」も「サムネイル」もそうなんですけど、作者が別々の人間なので、今まで以上に作った人の意志というものがものすごく明確に出てるなっていう印象は受けました。それぞれ作ってる人の人間性を含めて、伝わってくるっていう感じですね。

Excite:そのカップリング曲「サムネイル」の作者は河野さんですが、この曲はどういうテーマで作った曲なんですか?

河野:これはタイトルから作った曲なんです。歌詞もメロディーも何もない時に、この「サムネイル」という言葉が思い浮かびました。すごくいろんな想像がふくらむ言葉だなって、曲になりそうな予感がしたんです。

Excite:そんなふうにタイトルから、あるいはひとつのキーワードから曲を作りはじめるということは多いんですか?

河野:最近、多いかもしれないです。ふと頭に浮かんだ瞬間に「曲を作ろう」って思うことはあまりないんですけど、「サムネイル」もそうですが、いつまでも頭から離れない言葉があったりするんですよね。

Excite:これはいつ頃作った曲なんですか?

河野:原型は1年ぐらい前にあって、それからずっと寝かしてあったんです。だから、結構時間をかけて作った曲ですね。

Excite:曲のタイプも作り方も「同じ月を見てた」とは対照的な作品になりましたね。

河野:そうですね。

松本:今までもそういう感じでしたから。わりと対照的なふたりがいて、というような。オレはどっちも必要だと思ってますから。オレのようにセッションで作り上げていく方法と、丈さんのように無駄がないように何度もリフレインして構築していくっていう方法と。それはこの5人になって自分たちのオリジナル曲を作るっていうことになってからは変わっていないスタイルですね。どっちも正解だし、「こうじゃなきゃいけない」っていうのもないですから。

Excite:作る人によって、それぞれ作るスタイルは違いますからね。確かに、どれが正解とか不正解とかはないですね。

松本:そうなんですよ。逆にオレは、今はセッションで曲を作ってますけど、練って練って曲を作りたいなって思うようになる時もあるでしょうし、それはもうケース・バイ・ケースですね。