大黒摩季 Interview My旬Ranking
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Excite:歌詞を見ると、見事に選手達の言葉がハマッてますね。

大黒:耳を澄ましてると、替え歌じゃないけど、聴こえてくるんですよ。ただ技術でやろうとすると、ここはイヤって声ばっかりが聞こえて、進まない。だから、感性。気持ちのひらひらでものを感じないと、クリエイティブってすごく難しい。彼女たちの言葉をデコレーションというか、コールアップしてあげる側にいられるから、すごく楽でしたね。

Excite:ところで彼女たちに会った時、大黒さん自身、ホッケーはされたんですか?

大黒:やったことはありませんでしたが、岐阜でちょっと触ってみたけど、ほんと気軽にはできない。すごくスティックが重いんですよ。選手とかがやっているのを観ると軽そうに思うけど、実際やってみると自分の体が持っていかれてしまうぐらい重い。それに玉もアイスホッケーより大きいし。強化プラスチックみたいな感じで、ちょっと固くて跳ねるようなボールなの。だから、体に当たると痛そうだなあ〜って。でも、ほとんどの選手が私よりも小さな体でやっていて、ホント、タフなスポーツですよ。

Excite:ホッケーに興味を持ったのは、今回が始めてなんですか?

大黒:はい。ヒューマニティーっていうか、彼女たちに先に興味を持った訳で正直、知り合ってホッケーの特集を見るようになりました。前はホッケーってアイスじゃないの、ふ〜ん、みたいな、私もみなさんと同じような認知だったんですよ。ホッケーが知られてないから、競技人口も少ないし、競技人口が少ないからスポンサーもないし・・・、そういう悪循環。だから、なんか私でも登場すれば、少なくともやることが派手だから、私がホッケー、ホッケーって言えば、少なくともファンの子は興味を持ってくれるし。そうすると、私のファンの人たちレベルからさらに広がっていくということもあって、とにかく、しゃべるだけでも効果があるだろうって。
大黒摩季
だから、今回の曲は、五輪の金メダルをとってねっていう応援歌じゃない。ホッケー協会のオフィシャルサポートソング。五輪が終っても続く。要はキャンペーンガール(笑)。で、曲のいい所は、CDが1回、発売になったらず〜っと永遠に再販もされるし。また、CDを買った人には、ホッケーの名鑑や彼女たちの写真も入ってるから、しゃべるよりしっかり残って、それから続いていく。また、私もプロモーションの度に全国で伝えようと思ってます。

Excite:では、楽曲の方に話を戻しますが、展開がドラマティックだなって感じました。ピアノの音色でしっとりとした雰囲気から始まり、中盤からリズムカルでにぎやかなサウンドに変化して・・・。

大黒:今回は余計なことを一切、考えなかったの。割と今まではいろんなパターンがあって、ホントにエンタテイメントてんこ盛りみたいな、いわゆるどこからきても盛り上がる曲とか、いろいろやってきました。でも、今回ばかりは、彼女たちがすごくピュアな人たちなので、姑息なことをやると混じらないなって。TASAHIUは彼女たちにとって、最高に自分たちを盛り上げる言葉なのね。だから、最初のイメージとしては、朝日がホントに昇っていくようにパ〜ッと上がってきて、自分たちの思いを1回誓って、そっから走ろうねっていう気持ちで。そして、盛り上がるだけ盛り上がるけど、ある日、思い出してねって感じで、間奏とかでも盛り上がってるけど、またストーンと落ちる。夢中になってやってる時って何かを見失うでしょ。そういう風にドラマティックになればいいなあと思って・・・。でも、最後はまっすぐ走っていくのよっていう風な感じにしました。彼女たちを観ていて、そのまんま繋いでいくと、このような構成になりましたね。曲の中では疾走感とキラキラとした輝き、そして、瑞々しさを出したかったんです。男子OKなら「熱くなれ」みたいなゴリゴリにするんだけど、女子ホッケーだし、女の子だからキラキラしてないと。

Excite:ところで、紙資料を見ると、選手の人たちにもコーラスで参加してもらったって書いてありましたけど・・・。

大黒摩季
大黒:1コーラス作って、どうかしらみたいな感じで、岐阜のスタジアムへプレゼンしに行ったんですよ。気に入らなかったら作り直すつもりで。その時の曲は、まだ彼女たちの座右の銘を盛り込んでない段階で、私なりの歌詞だったんだけど、頭の部分の「ASAHI」というフレーズは同じでしたね。で、披露したら、みんなが感動して泣いちゃったんです。彼女たちにも満足してもらえたし、これでもう会えないと思って、急遽、その場で歌ってもらって録音したんですよ。それで、その録音したものをレコーディングの時に合体させました。

Excite:そういったコーラスも入って、大黒さん自身どのようなイメージで歌われたんですか?

大黒:独自のビブラートをいっぱい取っちゃいました(笑)。今回は彼女たちが素だったので、これまでの曲のように抑揚を付け過ぎるとストイックさが伝わらないと思って。だから極力、彼女たちの真っ直ぐな気持ちを代弁するっていうつもりで。歌ってますっていうんじゃなく、伝えるってことを心掛けました。

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