サンボマスター
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サンボマスター サンボマスター
I N T E R V I E W 1 2 3
Excite:レコーディング自体は新しいんですよね。
山口:アルバムのためにレコーディングした中の1曲だったので、新しいです。でも、この曲は(演奏が)難しいんですよ。挫けそうになりましたから。
Excite:レコーディングはいつもどおり一発録りで。
近藤:はい。一発1テイクで。
山口:この曲は一発1テイクで録るにはあまりにも難しくて、どうやろうかってみんなで話し合いました。「オレたちはロックバンドでいいんじゃないか」って言い訳を用意して(笑)、普通に一発1テイクで録らせてもらいました。
近藤:録り終わったのを聴いたら、かっこよかったです。
山口:エンジニアの方に「大丈夫ですよね?」って聞いたら、「うん、だってストーンズもうまくないから」って言ってましたから(笑)。
Excite:うまさじゃなくて、一発録りによるバンドの一体感が出てるかどうかが大切ですからね。
山口:まさにそうなんですよ。
山口隆
Excite:難しい曲だと言ってましたが、でも1テイクなんですよね。
山口:なんで1テイクにこだわるのかっていうと、昔、デューク・エリントンがジョン・コルトレーンにアドバイスする時に「無駄にテイクを重ねるな」と言ってたらしくて。あとは、2004年に生きるオレたち、日本に生きてるオレたちが、いかに嘘がなく、等身大に生きられるかっていうのが重要だと思うんですよね。そういう意味でも、一発1テイクっていうのは誤魔化さない等身大のオレたちが出てるわけですよ。それは瞬間の刹那な世界ですよね。ドラムから順番にひとつずつレコーディングしていくロックバンドもいるらしいんですけど。
木内泰史
近藤:いるんですか、そんなバンド?
山口:います! アホですねぇ(笑)。お金と時間のムダですよ、そんなの。バンドサウンドっていうのは、切ったり貼ったりしてできるような次元のものではないんですよね。「ビートルズはやってたじゃないか」って言う人もいるかもしれないですけど、ビートルズは新しいことをやろうとしてたわけですからね。
近藤:ビートルズは途中からライブ活動をやんなくなってので、レコーディングする時間がいっぱいあったんです。だからいろんなことが出来たんですよ、ズルイですね。でも、好きですけど(笑)。
山口:ホントにねぇ。『リボルバー』が大好きだ(笑)。
Excite:4曲目は「青春狂騒曲」のバージョン違いですけど、それ以外のふたつのカップリング曲もまた違うタイプの曲ですね。
山口:「青春狂騒曲」が若者の光と影の部分を描いてるって言いましたけど、もっとダメな部分というか、自分たち自身をさらけ出さないとフェアじゃないなって思ったんです。だから、2曲目の「つながり」はサンボマスターを結成してすぐぐらいに作った曲ですし、3曲目の「雨」なんかは10代の時に作った曲だったりするんですよ。
Excite:あえて古い曲をカップリングにしたんですね。
山口:はい、そうです。
近藤:「つながり」と「雨」は1stアルバムのタイミングで録ってたんですけど、アルバムにも入らず、その後にリリースされたシングルにも入らず、ここで陽の目を見ることになった因縁の曲ですね(笑)。
山口:「青春狂騒曲」も呪いの日本人形に例えましたけど(笑)、リリースするタイミングってあるんですよ。カップリング曲の2曲が今回のシングルに収録されたのも何かの縁なんですよ。一生懸命やったらいいことあるの。
Excite:「雨」は10代の頃に作った曲ということですが、最初に作ったのと今回レコーディングしたのとイメージ的に違いがあったりはするんですか?
山口:イメージの違いはないですね。でもやっぱり良くなってますよ。メンバーふたりでがんばりましたから。ふたりの歴史がちゃんと出来てるなって思いますよ。
近藤:うん、ひとりじゃない!
山口:ひとりじゃないっていいね。
Excite:やっぱりひとりでやるよりも、3人で演奏したほうが……今はふたりですけど。
山口:(爆笑)今っていうか、今からふたりなんですけどね。
近藤:いやぁ、ありがとうございます。ふたりになってからの初インタビューです。
山口:“サンボマスター”という名前から“ー”を消してもらっていいですか。ということは、木内は今までこの棒線だったのかって(笑)。
近藤:そういうことですね(笑)。
山口:しかしまぁ、よくオレたちもネタが続くね。
近藤洋一
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