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1M HIGH LOW
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Excite: シングルの話の前に見た目のお話で申し訳ないんですけど、髪の毛切られたんですね。ちょうど肩ぐらいの長さですか? 『Home Sweet Home』のジャケット写真の姿を想像してきたのでびっくりしました。
YUKI: そうなんですよ。最近、切りました。しばらく長かったので飽きちゃって。色を黒くしたいと思っていたこともあって、ラクなのにしようと髪も切ったんだけど、ちょうど広がる長さだから逆にラクじゃなくなっちゃった(笑)。色は気に入ってるんですけどね。正直、困ったなと思ってて(笑)、ちょっとどうしようかなって悩んでます。
Excite: 次のライブのときには変わってるかも?
YUKI: 違うかもしれない(笑)。
Excite: しょっぱなからシングルと関係ない話ですみませんでした。改めて新曲についてのお話をおうかがいしたいのですが、今回の曲は「劇場版NARUTO-ナルト-」の主題歌になってますね。もともと映画の主題歌用として作ったものなんですか?
YUKI: 「もしかしたらそういう(主題歌の)お話があるかもよ」という話で『NARUTO-ナルト-』の原作コミックスをいただいたんです。それを全部読んで、読んだ時の自分の気持ちや、ナルトの気持ちをそのまま温めておいたんですね。その後にきちんとお話をいただいて作りました。
Excite: メロディーを担当した田中ユウスケさんとは今回が初めてのお仕事だったそうですが、曲作りの上でいろいろと相談されたりしたんですか?
YUKI: そうですね。ユウスケくんとは最初、ストリングスも打ち込みで・・・まぁ生でやるにしても4〜5人くらいかなって言ってたんですが、作業していくうちに「この感じは違うね。もっと大きくしよう」ってことで22人になっちゃったりとか(笑)。生ドラムにしようとか。最初はすべて打ち込みでやるつもりだったんですよ。けど「生の方がいいね」という事になり、最終的にはベースもギターも全部生で入れ直しました。
Excite: その効果もあってか、すごく壮大なスケールの曲になってますね。映画の主題歌ってことも意識されたんですか?
YUKI: それはもちろん意識したし、映画の主題歌じゃなかったらここまでのものにならなかったかもしれないかな。映画館の音っていいですからね。「映画館で聴く」ということをユウスケくんと2人で重視して、照準を合わせたところもあります。
Excite: YUKIさんが担当された歌詞はご自身の中でどんな位置付けになっていますか? 聴いていると<うちへ帰ろう>っていうフレーズが印象的なんですけれども・・・。
YUKI: この曲は私の中で結構複雑な曲になってますね。どこまで行っても満たされない、・・・それは家族を持とうが子供を持とうがお金があろうがってところなんだけど、そういう自己矛盾と向き合ってるような気持ちがすごく入ってて。たしかに歌詞の中には「うちに帰れば、自分の居場所を見つければ、きっと何かが・・・」って聴こえるところもありますよね。自分がいる場所の居心地を良くすることが実はすごく大事だってことは、言いたかったことでもあるんだけど、それ以外にもうちょっと違うイメージを含んでいることも、聴けばわかってもらえるんじゃないかな。言葉的にはすごくシンプルで、わかりやすい世界だと思います。前作の『commune』ってアルバムでは、誰もが持ってる自分の中の卑しいところや汚いところ、絶対人に見せられないところをまず「受け止める」ってことがテーマにあったんですね。でも今回の曲は、そこから一歩出たところなんですよ。受け止めることはすでに大前提になっているんだけれど、実はそこにはまだ満足できない自分もいる。結局「どこに行けば満たされるんだろう?」ということに辿り着いてしまうんだけど、その問答から逃げないからこそ歌が作れるんだと思う。逆にそこから逃げれば…割と歌なんて歌わなくていいかもしれませんね。「自分がどうしてそういうことを歌っていくのか」。それがすごくわかる一曲ですね。
Excite: もうひとつ、聴かせていただいた印象ではYUKIさんの声がこれまでと違う、と。
YUKI: 本当ですか? 最近よく言われるんですよ。声が変わったとか、まるくなったとか。「え〜!? 変わった?」と思って聴き直したんですけど、自分じゃあんまりわからないもんですね。
Excite: 勝手ながら同じ女性として想像をさせていただくと、やっぱり子供を持ったというのが自然と影響しているんじゃないかと思ったんですけど。
YUKI: 特別こう歌おうって意識もしてなかったし、レコーディングもこれまでと変わらなかったけど、もしかしたらヴォーカルにはそういうのが正直に出るかもしれないですね。自分ではわからないけど、声ってすごく繊細なものだから出てしまっているのかもしれないね。
Excite: ところでYUKIさんが歌詞を書くとき、まず頭の中に映像が浮かぶそうですね。今回の曲では具体的にどんな映像が浮かんだんですか?
YUKI: 今回のイメージは『不思議の国のアリス』。ぴったりそのままではないですが…。ユウスケくんが作ったメロディーを聴いたときに<うちへ帰ろう>ってフレーズが出てきたんですよ。そこから浮かんできた映像は…一匹のウサギが、黒くてでっかい穴に向かっていて、私はそれを走って追いかけるんです。黒い穴の奥には何があるのかわからなくて少し怖いんだけど、勇気を出して覗いて見ると、私のふるさとが見える。実際私の実家の裏には浜があってそこから函館山が見えるんです。その浜辺に立って山を見てる感じの映像。 そこで「私のふるさと」「私の過去」というキーワードが出てきて、そこから広げて書いた歌詞です。映像には色もついていたんだけど、すごくぼんやりしてたから<ふりだす雨>っていう歌詞になったのかもしれないな。
Excite: カップリングの『AIR WAVE』の方は?
YUKI: 『AIR WAVE』は説明が難しいんですが、波線の中に水玉みたいなのがいっぱい泳いでいて、その水玉が通り過ぎるとみんな笑顔になる感じかな。ほら、怖い顔から笑っている顔にスッと変わる人形みたいなのがあるじゃない? ちょっと怖いけど(笑)。そんな風に、窓辺の恋人たちが難しい顔から笑顔に変わるっていう映像が浮かんだんです。あと、昔から私はラジオっ子だったのね。今はラジオで自分の番組(J-WAVE『YUKIのOH! MY RADIO』毎週金曜22:00〜23:50)をやってるから、自分がリスナーを元気づける方だけど、当時は毎日ラジオを聞いて勉強がんばったりとか自分が元気づけられていた方だったので、そういう気持ちが書けるかなって。空気を伝わっていくというか。『AIR WAVE』の色はすごくきれいだったなぁ。
Excite: そういった映像はどの曲にも浮かんでくるものなんですか?
YUKI: バンド時代も含めていままでの曲は全部そう。逆に映像が出ない歌は却下ですね(笑)。どうしてもという時は、無理矢理映像を作ったりとかしてましたね。でもソロになってからは特に、映像が浮かばない曲はやりません。映像からの曲作りを例えて言うなら、浮かんだ画にタイトルをつける感じかな。
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