レミオロメン
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INTERVIEW 1 2 3
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excite 猶予期間という意味の「モラトリアム」って言葉は、最初から浮かんでいたの?
藤巻亮太 藤巻:最初はなかったですね。詞を書き替えていって、ネガティブな部分も見なきゃいけないと思った時に浮かんできたというか。人と話をしている時に“モラトリアム”って言葉の話になって、自分の書いている詞に近いなって感じたんです。そこから“モラトリアム”という言葉を意識しながら詞を書くようになっていきました。
excite 葛藤している様子が描かれているけど、後半部分ではラブソングっぽい雰囲気もありますね。
藤巻亮太 藤巻:確かにラブソング感もちょっと入ってます。まぁ、“自分”対“自分”でもいいし、“自分”対“誰か”でもいいですけど。その関係とか、いいものだったりするものを見失ってしまって、うまくいかないみたいな時が自分の中にもあって。ただ、そういうものは、どうやったら消化していけるんだろうってことをすごく考えました。結局、いろいろ考えて、ホントの気持ちって、絶対に伝わるんじゃないかって。だから、最後はストレートに書けばいいと思ったんです。
excite 前半部分では自分の弱いところをさらけ出しつつ、後半では強さも見えてきましたよ。
藤巻亮太 藤巻:最初は弱い部分ばっかりだったです。でも、それじゃあ、どうにもなんないなあって。ネガティブな部分を消化していけるのが、歌の良さだと思うし。そういう曲にしたいと思いました。けど、嘘はつけないから、ホントにそう思えるまで悩んだ。で、消化できた時に曲として完成しました。こういう風にして詞を書いたのは初めてだったから、すごく大変でしたね。これまでは季節感とかいろんなものを使って、視覚的に見せていったりとか、そういう歌を歌ってきたと思うんですよね。それらも魅力的だけど、今できること、今しかできないことがあると思った時、自分の意志を書いてみようと思ったんです。しかも、この曲は“こう思うんだ”ってことを発信していくべきものだと感じたから。
excite ちなみに藤巻くんが考える“モラトリアム”とは?
藤巻亮太 藤巻:どっち付かずだったりとか。何で迷っているのか分からなくなることとか。なんか、そういう自分の嘘でカバーできちゃいそうな部分とか。理屈だけで誤魔化しちゃうんだけど、本質を見ると実は何も考えていないんじゃないかとか。そういうのは自分が見たくない部分だったりするんじゃなかなって。だから、そういう部分を見ないでいようといている期間のことじゃないかと。
excite 一方、サウンドはライヴ感があって、爽快なロック・チューンに仕上がりましたね。
前田啓介 前田:そうっすね。この曲はライヴハウスのリハのセッションから始まって、その時の印象が強かったから。8ビートだけで進んでいく曲って、レミオはこの1曲ぐらいしかないと思うんですけど、詞の精神世界を伝えるような道筋があります。
レミオロメン
平らな頑丈な道さえあれば、人の心に届くという。そういうものさえあれば、届く歌詞だと思っていたから、ストレートで強いビートになったんだと思う。昔だったら、もっとガチャガチャとやっていたと思うけど、今回は妙にシンプルな感じになりました。
神宮司治 神宮司:細かい所ではいろいろとやってるかも知れないけど、基本的にはすごくストレートに8ビートを叩いてます。テンポ的には「雨上がり」よりちょっと早いぐらいなんですけど、「雨上がり」の方がいろいろとドラマティックな部分が見えていたりして。だけど、この曲はホントに貫き通すっていうか、一気に最初から最後まで駆け抜ける。ライヴで盛り上がれたらいいなっていう風に作っただけあって、自分たちでやっていても、盛り上がれるし、気合いも入りますよ。それに最後には自分でもスッキリするというか。歌詞の展開と同じように最後は開ける。そういった感じがあって、今までとは違った良さが出てる楽曲なんじゃないかな。
藤巻亮太 藤巻:とにかくエネルギーが逃げないように閉じ込めておくんだって気持ちで演奏しました。今回のようにキメの高速で入っていく感じがなかったから、これはホントに気持ちいい!なんか、1つになっていくって感じはありますよね。
excite 確かに疾走感があって、気持ち良かった。そんな中、気になったことがるんですけど、詞に太陽や地球などのフレーズもあってなのか、宇宙っぽい雰囲気の音も少し盛り込んでいるよね?
前田啓介 前田:Bメロとかがそんな感じかも。詞は意識してなかったけど、ベースを弾く時になんか幾何学的なイメージがありました。
藤巻亮太 藤巻:宇宙の図式をふかんで見て、惑星や星がすごい速さで周っているというイメージが僕にはありました。あのようなスケール感と力強さみたいなものがあって。まぁ、曲が仕上がってから詞を付けたから、その後、そういったフレーズと音が馴染んでいったんじゃないかな。あと、Bメロは長いし、サビにいく時にどういった感じになると気持ちいいかをメンバーで話し合いました。この曲にはAメロ、Bメロがどこにも着地できなくて、サビで初めて着地できるという気持ち良さがある。地に足が付かない感じがあって、一気にそこで到達するから、気持ちいい仕上がりになったと思います。
excite あと、大サビというか、終盤での展開はレミオロメンらしい味付けが施されてますね。
藤巻亮太 藤巻:そうですね。この曲は4分43秒でちょっと長い曲なんですけど、こんな高速な曲でここまで持たせる面白さがあるなと思って。ババーンとやっちゃえばすぐに終わっちゃうぐらいの速さだから。いっぱい技は使わないんだけど、少ない回数で見せちゃうという感じはあったかな。
excite 軽快なリズムで展開しているから、曲の長さは全然、感じなかったよ。
藤巻亮太 藤巻:ただ、上手くやらないと感じると思うんですよね、速さのある曲って。だから、大技も必要だし。大技で少ない個数でやっていくみたいな、そういう細かい所でフックを持たしたりしたかも知れない。
excite じゃあ、すごく練習してレコーディングにのぞんだとか。
藤巻亮太 藤巻:さっきも言ったように、これまでライヴ前提で作っていたのが、今回はレコーディング前提になっていたから、録る前にすごく練習したってことはなかった。だから、“ライヴで再現しようか”って時にすっげぇ練習したって感じ。
前田啓介 前田:レコーディングでは、なんかできちゃうんだよね(笑)。
神宮司治 神宮司:それをライヴでやろうと思うと、結構大変で。
excite と言うことは、すでにこの曲をライヴで披露しているんですか?
藤巻亮太 藤巻:はい。学祭ツアーで何回かやりました。知らない曲の割にはお客さんも盛り上がって良かったですよ。発売されてお客さんがこの曲を知ってくれたら、もっと盛り上がるんじゃないかな。
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