レミオロメン
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INTERVIEW 1 2
Excite: 2ヶ月連続シングル第2弾の『粉雪』が完成しましたね。
藤 巻: はい。流れとしては、ツアーに出たり、そのリハーサルがありつつ、合間合間にレコーディングして行きました。『蒼の世界』を録り終えてすぐ、この『粉雪』に取り掛かったっていう感じですね。
Excite: じゃあ、このシングルを作っていたのは季節的には暑い時期だった、と?
藤 巻: レコーディングに関してはそうですね。曲自体が最初に出来上がったのは、4月の頭ぐらいにやった、山中湖での合宿中の時で。4月ということもあって、雪もまだ残っていて…。そんな風景から生まれた曲なんですけど、Aメロが出てきた時、一緒に言葉も出て来たって言う。「粉雪」っていう世界観で、二人称の曲を書いてみたかったんです。だから、レコーディングではそのニュアンスを追求して行ったって感じですね。
藤巻亮太
Excite: 曲作りの合宿って、前からやっていたんでしたっけ?
前 田: 2回目かな…。
藤 巻: デモ曲が集まりつつあったんで、「それをバンド・アレンジしよう」、「どうせだったら、気分を変えて演ろう」みたいな感じで、携帯電話の電波が届かない山中湖へ向かったっていう。
Excite: そこで残雪の風景に触発された?
藤 巻: そうですね。その時に「粉雪舞う季節は〜」っていう、曲の冒頭の一節がピンポイントで入って来たんですよね。で、最初出来たものからサビが変わって、今の形になり、それと共に時間を掛けながら詩を書いて行ったんです。バンド・アレンジに関して、ストリングスが入る前の段階では、スタンダード感があったので、ストレートな気持ちだったり、叫びを意識したアレンジで、まずはドラム、ベース、ギター、ピアノでアレンジしてしまって、その要素で成り立たせるものとして最初は作ったんです。
Excite: イントロがあって、そこにドラムが入って、徐々に盛り上がって行く展開は、詩の内容と一致しているように思うんだけど、曲は曲として作ったんですか?それとも詩を踏まえて、アレンジを組み立てて行ったんですか?
前 田: それに関しては、山中湖で亮太君が歌って、そこで一斉に演奏して録って来たんですよ。その時点で、ある程度の構成は出来ていたんですけど、今言ったように、サビの部分が変わったんですよ。で、そのサビのイメージが大きく変わると、それ以外のところが同じ演奏でも、その変わった部分に引っ張られるんです。最初はね、もっと温かい曲だったんですよ。でも、あのサビになってから、ストレートさや強さを感じられるようなものになって来たという。
Excite: ストリングスを入れようと思ったのは?
藤 巻: 最終的に、“かなり熱いんだけどタイト”っていうイメージで、アレンジをして行ったんですけど、詩の世界も二人称だし。要は、ニュアンスを大事にしたんですよ。“粉雪”って、すぐ消えて、アスファルトのシミになってしまうっていうイメージがあって、パラパラして積もらない感じ。最初に好き合っていた2人の気持ちや、大事にしていたものが、時間が経つにつれ、無意識の世界に沈んでしまったり、溶けてしまって、「あれ?どういう気持ちで生きていたんだろう?」っていう、そういう心境を粉雪のイメージにダブらせつつ、「これからどうやって生きていけば良いのか?」、そんなことを考える時、「これまでどういう風に生きていたんだろう?」って、心の旅をすると思うんですよ。この曲では、そんなことを書けたらいいなと思っていて。ちょっと抽象的な説明になってしまいますけど、刹那的なものや繰り返してしまうようなもの、それに逆らって生きたいっていうエネルギーとか。この曲では、そういうものが叫びになって行ったんですよ。で、まず、バンド・アレンジが終わった段階で、「あ、出来たな」と思ったんですけど、こういう叫びって、無人島のような気がしたんですね。
Excite: 無人島って?
藤 巻: 要は、その無人島に辿り着ければ、「あ、こういうことがあるんだ」と、みんな思えるだろうけど、その無人島に辿り着けなければ、「曲が伝わらないかもしれない」と、冷静になってしまって。僕としては、その無人島は誰の心にも絶対あるはずのものなのに、そういう風に受け止めてもらえないのはイヤだったので、ストリングス・アレンジを演ってもらおうと思ったんです。結果的に、そのストリングス・アレンジが、この曲のポップ感に繋がっているように思うんですけど。
Excite: このストリングス・アレンジが、つまりは無人島への架け橋として、リスナーとこの歌を繋いでくれるっていう?
藤 巻: そうですね。「自分の物語だな」とか、「自分の心にもこういう叫びがあるな」とか、そう思ってもらえるように。
前 田: それに関しては、山中湖で亮太君が歌って、そこで一斉に演奏して録って来たんですよ。その時点で、ある程度の構成は出来ていたんですけど、今言ったように、サビの部分が変わったんですよ。で、そのサビのイメージが大きく変わると、それ以外のところが同じ演奏でも、その変わった部分に引っ張られるんです。最初はね、もっと温かい曲だったんですよ。でも、あのサビになってから、ストレートさや強さを感じられるようなものになって来たという。
Excite: 神宮司君は、この曲のアプローチに関して、どんなことを考えていたんですか?
前田啓介
神宮司: この曲は、ストレートで想いが強いんですよね。それは僕も意識したところで、バラードだったから、最初は「重た目に演奏しようかな」と思って取り組んでいたんです。でも、「ストレートでタイトなイメージが良い」っていう話になって。そこから、タイトで熱い演奏に切り替えたんですけど、そうすることによって、この曲の力強さと熱さが増したような気がして。今までの曲ではそういう演奏をしたことがなかったので、自分の中で新しいドラミングが出来たし、勉強になりましたよね。だからこの先、またこういう曲をレコーディングするとなったら、「曲に寄り添った演奏が出来るんじゃないかな」って、そう思えるし、大きく成長出来た1曲でもありましたね。
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