応募受付は終了いたしました。
ありがとうございました。
Excite:あはははっ。悶々としてるな、と。

YUKI:そう。そういうことを思うんだったら笑えというか。
「しゃらくさい」ってことですよ。だから、それだけ時間があるならキスをしようよってことですね(笑)。

Excite:すごく納得したところで、次の『ティンカーベル』

YUKI:これは小さな子どもが窓に向かってお祈りをしているイメージが浮かびました。この曲でも私の一番気になるところを書いていますね。 永遠ではないものと永遠のもの、年をとることと年をとらないこと、変化しないことと変化すること。これらに私はすごくこだわりがあるみたいです。年をとることって虚しかったり、死に向かっているという寂しさがあって、心から楽しいことではないと思います。
でも実際に私が10代のまま、20代のままで時が止まってしまったとしたら、愛する人がどんどん死んでいってしまい、それなのに自分だけ変わらないのは悲しいと思うし。年をとることに私は愛しさも感じるんですね。ティンカーベルは年をとらない妖精で一見幸せのように思えるけれど、私がその中に感じた虚しさを歌えている歌だと思います。ティンカーベルが私を見ながら悲しい目をしているような気がします。

Excite:かわいい曲調の中にとても切ない気持ちが隠されているんですね。

YUKI:やっぱり私は音楽に夢を持ちたい。現実世界を見ると辛いニュースがあって天災があって事故があって…本当にひどいと思う。その中で音楽家ってどうするんだろう?と。芸術家はみんな、何かを作っていたらそこから逃れられないんだけど、私は音楽家はやっぱりファンタジーを歌うべきだと思う。そのことにこのアルバムの制作途中で気付いたんですよね。私はファンタジーを歌う人でいたいなと思ったんです。

Excite:そのファンタジーの中にきちんとリアリティを感じられるのがYUKIさんの歌ですよね。これはちょっと余談になりますが、
最近私の周りでYUKIさんのかっこ良さがすごく話題に上がるんです。今のお話を聞いていたら、その理由がわかった気がしました。

YUKI:それは歌ですか? それともやっぱり私の背景…年齢や、家族がいること、子供がいることも見てるんですかね?

Excite:純粋に歌から受ける印象だと思います。

YUKI:そうなんだ。だとしたら、それはやっぱり歌の持つ力だと思いますよ。

Excite:少しアルバムの話から反れてしまいましたが、次は『愛しあえば』。

YUKI:これはバリ島ですね(笑)。プログラマーの湯浅くんがバリ島旅行に行った時の写真を見せてもらったのがきっかけでできた詞です。普段はすごく寡黙な男の子で、彼とはファーストアルバムからずっと一緒に仕事をしているんですけど、プライベートな話はしたことがなかったんですね。でもその写真から幸せな雰囲気が漂ってきて、私もすっごく楽しくなってきてしまって。それですぐにできた曲です。

Excite:ひたすら愛に溢れている曲。

YUKI:素晴しくいい曲。弦一徹さんチームに弦を入れてもらったんですけど、聴いたとき泣いてしまいました。で、横を見たら湯浅くんも
泣いてました(笑)。

Excite:メロディーラインもシンプルで、弦もさり気なくて。

YUKI:まさに私はこういう曲が作りたいんです。すごく軽やかな曲。愛しあえばきれいになるんだっていう単純な歌だけど、こういう曲大好き。

Excite:そして最後を締めるのが復帰第一弾シングルとなった『Home Sweet Home』。シングルの時とは若干変わっている気がしたのですが?

YUKI:アルバムではシングルとは違う雰囲気にしたかったんです。それは最初に弦が入って『愛しあえば』とつながるというところで充分できましたね。この曲を作った時はいろいろなところで満たされていなくて、迷っていた気持ちがすごく出ている歌でした。曲の中で私は<家へ帰ろう>と歌っているけれど、その時は帰れない自分がいたんです。でもそれがアルバムに入ったら素直に帰ろうと思う気持ちになれる曲になったと思います。アルバムに入ることで意味合いが変わった曲ですね。

Excite:『Home Sweet Home』は最初から一番最後に収録しようと思っていたんですか?

YUKI:それはありませんでした。『愛しあえば』ができた時にはこの曲を最後にしようと思っていたんですけどね。『Home Sweet Home』はイントロをつけたいと思っていて、どの曲からつなげようかと考えていたんですね。そうしたらたまたま『愛しあえば』のキーがE、『Home Sweet Home』のキーもE。「これはいける!」と言って、弦一徹さんにイントロを考えてもらったんです。そういう偶然がたまたま重なったんですね。

Excite:とにもかくにもバラエティに富んだ全13曲。

YUKI:この13曲、ちょっとスゴイと思います(笑)。自分としてはこれが世の中に出る時がすごく楽しみですね。もちろんいつもそうですけど。

Excite:リリースも2年ぶりですし、内容も最強ですし、今回はひとしおじゃないですか?

YUKI:(日本)武道館は泣きますね。1曲目から(笑)。いやいや、それはないと思いますけど、終わったら泣くと思います。

Excite:その様子が早くも目に浮かぶ?

YUKI:やっぱりね…大変でした。正直ね。でも今は使命があるので。自分が歌を歌う責任をすごく強く感じてます。このアルバムを世に出して、できるだけ多くの人に聴いてもらわないと日本が危ないというか(笑)。

Excite:『joy』を広める一環として春からはツアーが始まりますが、内容はもう決まっているんですか?

YUKI:今ちょうど進めているところです。まさに『joy』ワールドになりますよ。アルバムを聴いてきてくれると…。でも聴いていなくても私が何をやりたいのかがわかるものになると思います。

Excite:東京公演の日本武道館はソロになって初。緊張は…今のYUKIさんを見ている限りなさそうですね(笑)。

YUKI:緊張はないですね。すごく嬉しいのが、一遍に1万人という人数がこの世界を見られること。あとは武道館とは相性がいいこと。今回もきちんと“ロックンロールショー”にしますよ。現実世界の嫌なことや本当に辛いことを忘れさせてやりたい! そういうライブになると思います。

Excite:トリップしちゃうようなライブになりそうですね。

YUKI:まさにそういうライブをやりたいなと今思っているところです。もう、楽しみにしててください! スゴイですよ。
違う世界に連れて行きますよ。泣きますよ〜