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ありがとうございました。

Excite: これまで様々な形態で音楽活動をしてきましたが、今回“ファットボーイ・スリム”名義でベスト盤を出すと いうことに対して、率直にどのように感じていますか?

ファットボーイ・スリム(以下、FBS):
そうだな…ファットボーイ・スリムとしてベスト盤を出すっていうのは、ちょっと 不思議な感じがするけどね。というのも、ベスト盤というのは、二つの側面があると僕は思っていて。 ひとつはその“アーティストの集大成”というか、“キャリアの終点”としての ベスト盤。そして、もうひとつはその“アーティストのキャリアを祝う”という意味でのベスト盤。まぁ、僕としては、 まだまだ“ファットボーイ・スリム”としてやっていくつもりだから、これまで の自分のキャリアを祝福するつもりで、ベスト盤を出すことを決めたんだけどね。 実際、ファットボーイ・スリムを名乗り始めてから、もう10年以上経っちゃったわけだしね(笑)。

Excite: その記念すべきベスト盤に、『WHY TRY HARDER』とい うタイトルを付けたのは、どのような理由からだったのでしょう?

FBS: 元々は、Tシャツの胸に書いてあったフレーズで…、「そ んなに頑張らなくていいんじゃない?」ってくらいの意味なんだ。だけど、僕が一番良いなと思ったのは、その Tシャツに書いてあったフレーズの最後に、クエスチョン・マークが付いていなかったってことだったんだ。 「頑張らなくていいんじゃない?」じゃなくて、「頑張らなくていいんだ」っていうね。そうやって疑問じゃなくて、 肯定のステイトメントになっているところが、すごく気に入ったんだよ。
Excite: それにしても、すごいジャケットですよね。お馴染みの “でぶっちょボーイ”に羽根が生えちゃっている(笑)。

FBS: だろ(笑)?相変わらず、どこの誰なのか僕も分かっていないんだけ どね(笑)。でも、『ロッカフェラー・スカンク』(※1998年6月リリース)以来、彼はすっかり“ファットボー イ・スリムのアイコン”となっているし、今回はベスト盤ということで、「じゃあ、彼を聖者にしてやろう!」 って思ったんだ。

Excite: ファットボーイ・スリムを名乗り始める前も、バンドや ユニットなど様々な形態で音楽活動をしてきたわけですが、そのキャリアを通じて“ファットボーイ・スリム ”とは、今あなたの中でどのような位置付けになっているのでしょう?

FBS: そうだな…今になって思うのは、僕はバンドのベーシストやギタリストよりも、DJの方が向いていたってことだよね(笑)。これまで、すごくた くさんの人たちが、僕のDJを観に来て楽しんでくれたと思っているし…。実際、バンドをやっていたときよりも、僕自身全然楽しいし、そもそもライヴの前にサウンド・チェックをする必要が無いというのが、すごく楽で良い(笑)。