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Base Ball Bear Base Ball Bear
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Excite 出発点はともかく、その着地点は意外なところにあったという…。
小出 そうですね。でも、前作を作った後に、どちらにしろ間口を広げたいというのは思っていたんです。それで間口を広げてみたのは良いけれど、そしたら逆に着地点がよくわからなくなったというか…途中で一瞬見失いかけて、ポップスの迷宮に入ってしまったっていう(笑)。
Excite どこに軸足を置いているのかわからなくなった?
小出 そうなんですよね。そしたら、10代のことを歌いたいっていう気持ちがまた出て来て、それが自分でも意外だったというか…。ホント、『真夏の条件』くらいのときは、いちばんアガってましたからね。「ポップス、やってやったぜ!」みたいな(笑)。
Excite (笑)。で、その勢いでアルバムまで行くのかと思いきや、『愛してる』はちょっと違ったっていう。
小出 そうなんですよね。あと何かこう、割とリアリティのあるメンタルな部分というか、男の子的な発想だったりとかっていうのもずっとあって――今年の春先、『ドラマティック』を出した後くらいから、ずっと岡村靖幸さんを聴いていて…。もともと好きだったんですけど、そこで初めてわかったというか、「あ、こういうことなのか」っていうのが、ようやくわかって来たんですよね。
堀之内大介/Drums&Chorus
Excite 似ているものがあるっていうのは、前から言われていたけど…。
小出 だから、自分的にも何か近いものがあるんだろうなっていうのはずっと思っていたんですけど、それが何なのかっていうのがわからなかったんですよね。だけど、何か岡村さんならではの男の情けなさみたいな感じとか、男はしょうもない生き物だぜみたいなところが、意外に良いなって思うようになって来たというか…。
Excite そういうのって、あんまり好きじゃなかったの?
小出 好きじゃないっていうか、あまりよくわからなかったんですよね。でも、そういう男の情けない感じとか残念な感じがすごく刺さるというか、こういう男子に向けたメッセージっていうのは、こんなにも刺さるのかっていうのを、今年岡村さんを聴いていてホントに思ったんですよね。だから、そういう“男の切なさ”みたいなものは、自分的にもうちょい掘ってみたいんですけどね。
Excite まあ、歳を重ねれば、嫌でもそういう部分は出て来ると思うけど(笑)。
小出 だから、それも今のうちなんだろうなって思うんですよね。多分、結婚したりとかすると、歌うことが変わって来ると思うので。だから、独身のうちに、色々と考えておきたいなっていうのは、まあ取りあえず今後のヴィジョンのひとつなんですけどね。
Excite 今後のヴィジョンが出たところで、改めてこの『十七歳』は、Base Ball Bearにとって、どんなアルバムになったと思う?
小出 僕はいっぱい喋ったので、他のみなさんは、どうですか(笑)?
堀之内 でも、ホント今言っていたみたいに、テーマがあるじゃないですか?で、そのシリアスな感じの部分とかが、やっぱり歌詞の部分とかに出ているとは思うんですけど、そういうのをホントに聴き易くというか――メロディってやっぱ、そこまでシリアスになってないじゃないですか?サウンドまで、そういうちょっと内省的な方向に行ってるわけじゃないから、そういうところでBase Ball Bearのサウンドとして、ちゃんとメッセージを届けることが出来るようなアルバムになったんじゃないかと思いますね。
関根 個人的には、自分が10代のときに、このアルバム聴きたかったなって、何か完成してから聴いて思いましたね。だから、やっぱり今の10代の方にホント聴いてもらいたいし、私たち4人がロックバンドとして今やれることをやったアルバムとして、楽曲的にもすごく面白いものになっていると思うので、たくさんの人に聴いてもらいたいなと思いますね。
湯浅 ライヴでのパフォーマンスの仕方とかも、このアルバムの曲が出来たことによって今までとだいぶ変わるだろうし、お客さんの見方も変わって来るような気がするんですよね…。
小出 そうなんですよね。これでライヴの演出もまた変わって来るなっていうのはひとつ思っていて――だから、今までライヴに来たことある人も、来たこと無い人も楽しめるものがまたやれそうだなっていう。あと、実は今回のアルバムで一個入ってないというか、「あれ?忘れてた?」っていう曲が一個あって――ホントは最後に、卒業の曲を入れたかったんですよね。だけど、それを作っている時間が無かったというか、「気付いてほしい」が最後に入ったことで、意外にまとまりが良くなっちゃったっていう(笑)。だから、何か機会があれば、“十七歳シリーズ”の締め括りとして、最後に卒業の曲を書けたら良いなっていうのがあったりもして――っていうことも含めまして、この『十七歳』っていうアルバムを、みなさんに楽しんでいただけたらなって思いますね。
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