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コブクロ コブクロ
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excite まず、お二人にとって2007年はどのような1年でしたか?
小渕 去年から考えていたことや準備していたこと――「蕾」もそうだし「WINDING ROAD」も、去年の12月には音が上がった状態で2007年を迎えたので、“さあ、新しい年になった”といって慌てたようなことは全然なかったですね。むしろ、ツアーに向けて新曲を書く時間も頂いていたし、それがいずれはアルバムの中に入っていくだろうなというのは二人の間でハッキリ見えていましたから、焦ることもなく。ただ、去年がすごく、ある意味、怒濤の1年で。ベスト・アルバムを作るということも音楽人生の中でそうそう何回もあることじゃないと思うので、色んな事を考えましたよね。アニバーサリーなものなので、本当に一人でも多くの人に聴いてほしいと思うけど、裏を返すとシングル曲が全部入っているだけと言われてもしょうがないわけで。考えてもどうしようもないことなんですけどね。ただ、出来上がってみて、昔からの曲がすごくしっかりと完成されてきたんだなぁというのを感じたんですよね。「君という名の翼」という曲からさかのぼって「桜」に辿り着く構成になっているんですが、2枚を通して聴いていくと、僕らだけでは出来ないこだわり…たとえばプロデューサー(笹路正徳氏)がいた時代にはプロデューサーがものすごくよく考えて作ってくれていたんだなっていう部分のアレンジをあらためて実感するんですよ。僕らは今それを踏襲して、それよりもさらに良くなっていけているのかなっていう、また自分たちに対する問い掛けとかがそのベストの中にはあったんですね。リリース後も、そういうことを噛みしめたり確かめたりしながらだったので、その勢いもあって、年末にあれだけの慌ただしい中で色んな準備ができたんだと思いました。
コブクロ
黒田 レコーディングと曲作りと、ツアーも出来たので、すごく濃密で早かったなと思いました。今年は人生で一番早かったなって感じですね。去年の今ごろ同じような話をしてたのが、ついこの間のような気がしてて。年とともにだんだん1年が早くなるって言うけど、やっぱりそうだなあって思いましたね。
小渕健太郎
excite お二人は今年30歳を迎えられたんですよね。
黒田 そうなんですよ。新しいミュージシャンの方とかがことごとく年下になってきましたからね(笑)。僕らがデビューしたころは、同級生とか年上の人ばっかりだったのに、なんか流れる年月を感じますね。
excite 今回は30代になったコブクロ初のアルバムということにもなるわけですが、収録されている楽曲自体は今年行ってきたライヴでもいち早く披露されていましたね。
小渕 そうですね。この夏の「蕾」ツアーなんですけど、「蕾」という曲をメインにしたかったのと、いつものように新曲をたくさん用意していたので、“新曲の蕾がいっぱいですよ”という2つのテーマから始まりました。その時点ではまだ曲はなく、ぼんやりと「蕾」というツアーを行うんだというくらいでしたが、そこからですね。一気に曲が出来てきたのは。
excite 一気に出来ていったということですが、何か自分を駆り立てるようなものがあったんでしょうか?
小渕 「蕾」という曲がすでにあるので、そこに他の曲たちがもたれ掛かってしまったらダメだなというか。「蕾」はもう孤高の存在で、シングルだし、ツアータイトルだし、あの曲はあの曲でしかないので、それ以外の曲がいかに「蕾」から離れるかというか。「蕾」とはまったく違うところに点でバラバラに存在すればするほど、「蕾」を中心とするすごく広い土台みたいなものが出来るんじゃないかなと思っていました。「蕾」のようなバラードタイプのものは「WHITE DAYS」ぐらいで、テーマはちょっと違いますし、黒田の作ったロックな「月光」があったり、「水面の蝶」みたいな切り裂くようなグランジっぽいヘヴィなものもある。「どんな空でも」みたいなピースフルなものも、「コイン」のような可愛いラヴソングもあって、そのひとつひとつが振り切れれば振り切れるほど、端っこに寄れば寄るほど、「蕾」を中心として、バランスがとれた円盤みたいに回りだすんじゃないかなって思っていましたね。そんなツアーでした。
excite 新曲は7曲披露されたそうですが、過去最多ですか?
小渕 そうだと思います。以前、6曲っていうのはありましたけどね。
黒田 曲を作っているときには「そんなにやって大丈夫かな?」っていうのもあったけど、やりだすと、もう違和感とか心配はなかったですね。新曲をたくさんやって行くっていうのは当たり前のサイクルになりつつあるので、ってことは、大事なのはツアーで初めてやる時に、いかに一発目でも高いクオリティーでやるかということになる。僕ら来年で結成10年ですけど、僕も小渕もハードルが高くなってきているなっていうのはすごく感じますね。
excite 黒田さんのお書きになった曲もツアーでは披露されていましたが、その「月光」は特にバンド感みたいなものがすごく音に出ていますね。そういうところも今回のツアーと直結しているような部分ですか?
黒田 ドラム(桜井正宏氏)もベース(山田裕之氏)も、一緒にやって長いですからね。2人というのはグループとしては一番ミニマムでもあるんですけど、一番最大にもならないかな?というのが僕らのテーマでもあるんで、2人だからいつまでもアコギ1本ではないし、その曲がバンドのアレンジを必要としているのであればそれが良いし、2人が良ければ2人でやるしっていう、そういう意味では僕らすごく自由なアレンジがいつでも出来るなと思っているんですよ。バンドでやるにしても、”バックバンドが入りました!”っていうようなアレンジにはしたくないので、いかに”コブクロ・バンド”でやれるかを常に考えていました。
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