Excite: それから先ほども質問させて頂きましたが、鬼束さんの詞世界は一貫して光と闇の対比がありますよね。
鬼束: はい。私だけじゃなく、人間誰しも持っているものですよね。
Excite: 歌うことによって、ネガティヴなものが解消されることってあると思うんですけど、鬼束さんは闇を歌うことによって、そういう瞬間はありますか?
鬼束: ありますね。セラピーみたいな。ただ、私の場合、歌を作ることによって逃げているので、良くなっているとは言えないんですけど。
Excite: 何から逃げているんですか?
鬼束: それは分からないんです。
Excite: ただ、光と闇を歌っているということは逃げているというよりも、向き合っているんじゃないかとも思うんですけど。

鬼束: 逃げた先がそういう世界なんじゃないかと思いますね。
Excite: 恐らくはレコーディングの途中だったと思うんですけど、今年3月に「AP BANG! 東京環境会議」でライヴを行われましたよね。そこでオーディエンスに対した経験は作品に反映されていますか?
鬼束: それは、ないですね。ただ、上手く言えないんですけど、制作の段階でリスナーのことを考える瞬間はありました。
Excite: 今後のライヴ活動は?
鬼束: まだ考えていません。
Excite: ライヴっていう表現それ自体はどう思いますか?
鬼束: ライヴっていうよりショーですよね。見せるものっていう意味で。そういうものであったら、今後可能性はあると思います。

Excite: それから前作から今回のアルバムまで4年10ヵ月のブランクがありましたけど、今後、そのブランクは縮まっていくと思いますか?
鬼束: 今のところ出て来てないから、何とも言えないですね。
Excite: それでは『LAS VEGAS』という作品が出来た今、次の作品のタイトルは鬼束さんの頭の中にはあるんですか?
鬼束: はい、決まっています。