カップリングの「回想目盛」(かいそうめもり)についても伺いたいのですが、“かいそう”という響きが海に繋がっていますね。
やっぱり言われましたね。そういうことにしときましょう(笑)。
ライターさんの聴き方って特殊ですよね(笑)。本当は全く関係ないんですけど、「あぁ、そういう聴き方もしてくれるんだ」って嬉しくなりました。
つい言葉に反応してしまいます(笑)。歌詞については、「マリンスノウ」と共通の部分がありますね。
そうですね。切ない方と、ドン底の方と。こちらは今までのスキマっぽい曲ですね。
2ndアルバムに入っていたような、リラックスした演奏の曲ですよね。これはどんなやり取りで出来た曲なんですか?
これは本当に古い曲で、5〜6年前、デビューする前にデモで作っていたんです。メロディは多少変わってるんですけど、Aメロは当時のままですね。 気に入ったフレーズがあって、シンタくんに詞を乗せてもらったんですけど、そしたらイメージがガラッと変わってしまって、ボツになってたんです。 それですっかり忘れてたんですけど、シンタくんが「あの曲を引っ張り出してみたら?」と提案してくれて。そこから今の僕の解釈でメロディを付けてみたら、 わりと良いものが出来て、詞を書き直してみたら、さらに良くなって。当時ボツになったものが、ここまで良くなるとは思ってなかったですし、すごく気に入った 曲の一つになりました。スキマスイッチらしいなとも思いますね。
演奏もラフで軽快なノリがあって、ライヴで聴きたい曲でもあります。
そうですね。色んな形態で出来そうな曲でもありますし、個人的にも歌のノリが好きなんです。曲自体もすごく短いので、つい口ずさんじゃいますね。
3曲目の「ノウムの調べ」はリコーダーの調べが印象的なインスト曲。あのリコーダーは誰が吹いているんですか?
大橋くんが吹いています。
最近、さすがにネタが尽きてきていて、「インストはやめようか」という話もだいぶ前から出てきているんですけど、楽しいから続けられるうちは続けようと。 今回はシンタくんが詞を書いている時に、僕が勝手にインストの曲を作っていて、ある程度ピアノも弾いて録音してもらったんです。 一つテーマだったのが、『魔女の宅急便』に出てきそうな曲を作ろうと。そこで合う楽器を探した時に、リコーダーが良いなって。 小学校の時はリコーダーが得意だったので(笑)、久しぶりにソプラノリコーダーを吹いてみました。そうすると、いやに耳につく曲が出来て(笑)。
ドラクエかと思ったもんね(笑)。
今、手に取ってみると、リコーダーってすごく小さいんですよ。録音するのも楽しかったですね。シンタくんの奥さんのリコーダーなので、最初はシンタくんが吹けば良いと思っ てたんですけど。
難しいんですよ。インストに関しては、1枚目からやってたらこの10枚目で終わってもよかったんですけど、これで9枚目なので区切りも悪くて(笑)。 まだやめにくいですね。
ネタに困っても、ぜひ続けて欲しいですね(笑)。今後ベスト盤が出て、アリーナ・ツアーの予定もありますけど、今年後半はどんな気持ちで活動していきます か?
三部作を出して、やっとアリーナ・ツアーにたどり着けたと思っているので、そこへ向けてやってきたいですね。夏フェスもあるので、悪いようにはならないと信 じています。ツアー中に楽曲を制作すれば、この曲のような奇跡が生まれるかもしれないし、色んなことにチャレンジしたいですね。
アリーナ・ツアーは経験したことがないので、ステージに立ってみないと分からないです。リハーサルでいくらやっても、ステージに立ってみると全く違いますか らね。ちょっとした恐怖感もあるんですけど、色んなところでやってみたいと思っているので、楽しみにしています。