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interview with THE BACK HORN
THE BACK HORN THE BACK HORN
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excite 新しい年を迎えましたが、2007年はどのような年でしたか?
松田晋二 そうですね。結局、何も決まっていない状態から「今のTHE BACK HORNのベストを出そう」ということになって。もちろん毎回新曲を作る時はベストなものを作ってきているので、それを改めてベスト盤として集めてアルバムを作るということで、最初に「コレだな」って思ったのはシングルを全部入れようということだったんです。というのも、俺らの中でのシングル観っていうのをずっと考えてきたし、その時リアルに思っていた気持ちだったり音楽性だったりを凝縮して作ってきていて、それは年代ごとにTHE BACK HORNの顔となって世に出てきたわけだから、それをしっかり入れようっていうことがまず決まって。そこから、ライヴで俺らとみんなの曲になっている曲と、アルバムの隠れた名曲…っていう3つの軸が出来て。じゃあその中でTHE BACK HORNとして改めて俺らを見せていくにあたってどの曲が必要だろうっていうのを、思い出も含めて考えて4人で選びました。
excite シングルをメインに見せるTHE BACK HORN史ですね…。
松田晋二 その括りを無くしちゃうとほとんど4人だけの好みの世界になっちゃう。確かに4人の好きな曲だけを収録して「これがベストですよ」っていうのもありなのかも知れないけど、やっぱりみんなの中での10周年でもあるし、スタッフの10周年でもあるしって考えるとやっぱりひとつ、正々堂々と戦ってきた線を作りたいっていうのはありました。
菅波栄純 あとは(4th)アルバム『ヘッドフォンチルドレン』の核になっている「ヘッドフォンチルドレン」は入れない、とか。アルバムを象徴する曲は外すようにしようっていうのはありましたね。アルバムのへそに据えておきたいから。基本はライヴ寄りの曲が入っていますね。ただ「夏草の揺れる丘」はアルバムの隠れた名曲のポイントだと思うんだけど、あの曲は当時、シングル候補にもあがっていたくらいの名曲だと。
松田晋二 ああいう曲をシングルにするっていう感覚が自分たちの中で根づいてなかったんですよね。もっと「パワー感が全体に出ているような曲を」って感じで、解釈としてなかった。
菅波栄純 そうだ、そうだ。俺らが「パワフルなやつが良い!」って言ってた。そういう経緯があった曲で、この10周年のタイミングで聴き返したらやっぱり良い曲だなっていうんで今回、収録したんですよね。
山田将司/Vocal
松田晋二 結局「THE BACK HORNのベストとは?」って考える時には、メンバーでありながらどこかで一歩引いた目線になるんですよね。思い入れはもちろんあるんだけど。THE BACK HORNを好きな人たちが全アルバム、全シングル、全カップリングの曲を知っていてくれている上でのベストっていうのは、それぞれの中であると思っていて。そんな中で改めて出す俺らの強さっていうのを考えた時に、シングルを全部入れた上で新しいアルバムを作るつもりで曲順も考えてやっていったのが今回のアルバムです。
excite なるほど。そこで「冬のミルク」だけを新たに録り直したのはどうして?
菅波栄純 この曲はTHE BACK HORNとして初めて出来た曲なんです。この曲が出来ていなかったら、多分、このバンドは今ここにいないです。この曲が「出来ませんでした」ってもしもなっていたら、バンドは始まらなかった、それくらい大事な曲なんです。この「冬のミルク」を、結成10周年の今、この4人でもう1回録りたかったんです。このベストアルバムって、THE BACK HORN最後のアルバムっていうわけでもないし、むしろここからまた始まっていくためのものでもあるから、最初に作った曲を今の形で録りたいっていうのはありました。
松田晋二/Drums
excite 録り直してみてどうだった?
山田将司 インディーズ盤にはインディーズ盤での良さがあって、1回自分でもその時の表現を聴いているから、その上で今の形に消化しつつ曲の良さをもっと引き出したいと思ったので、そこはやっぱりちょっと難しかった。曲の持っている単純な良さや、色褪せていない普遍的なこの曲の切なさを素直に歌えたので、良いテイクは残せたなと思いますけどね。
excite (岡峰)光舟がメンバーになっての「冬のミルク」。
岡峰光舟 本当はベースラインを俺のバージョンとして変えようと思っていたんですよ。元々あるのはすごくシンプルだったし。どうせやるんだったら曲自体のアレンジも今の俺らがアレンジしてって思ったんですけど、そうすると意外としっくりこなくて。色々やって録ったんだけど、結局元に戻したりして。元の状態で、あれはあれで完成されていたんだなぁって、元々曲が持っているパワーっていうのを感じましたね。本当はもっと出来るのかと思っていたけど、原石は完成していたんですよね。
菅波栄純 そういうのはこのベスト盤自体で確認出来る感じはありますよね。意外とそこにある想いは変わらないんだなっていうことが。今の気持ちを込めてレコーディングすれば良かっただけなんですよね。それで、良いテイクになったし。10年前に作った曲が未だにリアリティを持って演奏出来たし。俺らはそうやって単純に、生きている実感というか、「俺は今、生きてここにいるんだぞ!」っていうのを感じたい歌というか。聴いている人もそういうのが感じられるように、心を動かせる歌を歌ってきただけだから。それは変わってないと思えましたね。
松田晋二 だからあの曲を作っていた時のことを思い出すと、“作ってる感”は無かったんですよね。あの曲はこっち側から作ったんじゃなくて、導かれるように進んでいったっていうか。ここはこうして、あそこはこんな感じにして…みたいな作った感がないんですよね。あの曲は。不思議なことに。その時も色々と無茶して突拍子もないアレンジのアイディアとかも出していたんだけど、何も受け付けない導き方みたいなのがあって。だから最初に出来た奇跡じゃないけど、そういう強さみたいなものは、「冬のミルク」から始まって、全曲にパワーとして宿っているんだと思います。
THE BACK HORN THE BACK HORN
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