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一青 窈/一青 窈さんが最近気になっていることやハマっていることをランキング形式でご紹介!
一青 窈
一青 窈
●第1位 映画「ラスト、コーション」
自由な時間がある時は芝居を観たり、映画を観ることが多いですね。普段はあまり音楽を聴かないし、小説も好きな作家が固定されてきたので、その人の新作が出たら読むという感じです。今回のランキングは、私の旬な映画ランキング。トレンディものだったらDVDで観ますけど、ここに挙げる3本はみんな映画館で観たものです。好きな物を探していくと、つい単館ロードショー系の作品が多くなるかな。ということで、第1位は台湾出身、アン・リー監督の最新映画。時代は1942年、日本が中国を占領していた時代の女スパイの話です。傀儡政権の顔役の暗殺を企てる女性が、いつしかその男と深い仲になってしまう。男と女の命懸けの絆が生まれたり消えたり。最後に人間は何を選択するのか、ということが艶っぽく描かれていて素敵な映画でした。台湾は父の祖国でもあります。台湾映画というと政治的・社会的な命題を掲げた作品が多いのですが、映画を観ることで当時の歴史を勉強することも出来る。歴史の勉強が得意ではない私にも、もってこいの作品でした。

●第2位 「パンズ・ラビリンス」
私の今回のアルバム作りに凄く影響を与えてくれた作品です。“向こうの世界”と“こちらの世界”を凄く上手に描いている。現実と夢のような出来事の結び付き具合が素敵でした。これも1940年代が舞台なのですが、内戦終結後のスペインでオフェリアという女の子が義父の元へ行く。でも恐ろしい軍人の義父と上手く付き合えなくて、いつしか妖精に導かれて森の中の迷宮に入っていくという物語。「ハリーポッター」のようなファンタジーでもないし、ただ現実を突きつけるだけの深刻な話でもない。言ってみればリアル・ファンタジー。そのあたりのバランス感覚が絶妙だと感じました。ギレルモ・デル・トルという監督さんの名前も知らなかったし、俳優さんもまるで知りません。ラブクラフトのSF小説が原作なんですが、小説も神話を元にしているそうです。でも全然おどろおどろしくなく分かり易い作品でした。

●第3位 「ペルセポリス」
こうして挙げていくと今回の3本は、みんな社会性が強い作品ですね。「ペルセポリス」は、マルジャン・サトラビというイランの女性監督がフランスで作ったアニメ映画です。テヘランに暮らすマルジという少女がいて、革命が始まって本国を出ていく。そこで起きる数々の事件、中東の世界で女性が黒いベールを被っている理由とか、そこに含まれる宗教観とか、イスラム社会からアメリカに渡る女の子の気持ちとか色々描かれているんですが、陽気なパンク少女のマルジが何しろ可愛らしい。彼女の明るさが救いになります。しかもアニメなので、残虐な出来事も意外と丸く描かれています。芝居とか映画を観るかどうかの判断をするのは、私の場合、チラシなんです。素敵だと思える喫茶店とかレコードショップにチラシが置いてあること。そしてそれが可愛いチラシだったら絶対に行きます!この映画もそう。チラシのデザインが、とてもキュートで気になりました。

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