TOP Interview My旬ランキング Present Video CommentHIGH1M
interview with コブクロ interview with コブクロ
interview with コブクロ interview with コブクロ
PAGE 1 2 3
Excite:作り終えてみて、今どんなお気持ちですか?
黒 田:まずこれだけは声を大にして皆さんに伝えておきたいんですが、過去最高に時間が掛かりました。延べで言うと、700時間!過去のアルバムの中では、類を見ない程の時間ですね。
小 渕:実質昨年の2月から曲作りを始めて、1年 3ヶ月ぐらい何だかんだずっと作業してましたね。その間に、僕等10周年という山があったんですが、あの時は頂上に向かうまでも大変で、越える時もまた大変で。「炎天下の野外(※和歌山での10周年スペシャルライヴ)で大丈夫だろうか」、「失敗しないか」「途中で歌えなくなったらどうしよう」っていう山を越えて、やっと11 年目が見えたんですね。11年目はまた新しいこともやりたいしってことでかなり今回はチャレンジもあったので、それを全て詰め込むのに、つい数日前まで掛かっていたんです。
Excite:そうだったんですか!
小 渕:曲作り、音質、歌い方の面や楽器の音、歌詞にメロディー。もちろん全部が整わないと出来ないんですが、それが前作よりも何10%かずつ満足のいくものになりましたね。
黒 田:今考えられるありとあらゆることを、出来るだけきっちりと、一つずつ全力で取り組んだ結果の700時間であり、アルバムであるということをまず報告しておきます。
Excite:そうして完成したこの7枚目のアルバムですが、聴き終わった後の気持ちが本当に清々しくて。一つ一つの曲が持ってるエネルギーというか、瞬発力みたいなものに胸躍る13曲だと思いました。
小 渕:ありがとうございます。今、色んな方とお話をさせて頂いてますけど、やっぱり、「今までやらなかったことをやってきやがったな、コブクロ!」って部分を皆さん感じて下さってるみたいですね。「コブクロってこうですよね」みたいなアルバムじゃないことは確かに伝わってるなと感じてます。もちろん“ここは絶対外さない”というコブクロの核となる部分は僕等自身が一番分かっていますし、僕らを取り巻く時代や聴いて下さる方の年齢が常に変わっていく中で、そこがブレたら、ライヴをはじめ色々なものが崩れ始めることも分かっているのでしっかり握りしめてはいますけど、『CALLING』というタイトルが示す通り、今回は気持ちが呼ばれるところに行って、何かに導かれるように、すごく自由に作ったアルバムなんです。
Excite:レコーディングの過程にも変化がありました?
小 渕:今回は、設計図がない状態で作ったものがたくさんあるんですよ。曲の寸法がどのくらいのものになるかも分からないまま、あるのはただ、真っ白な五線紙だけ。まだ小節数も打ってないっていう状況下で作ったりもしました。
Excite:前作では「蕾」という曲に寄りかからないように一つ一つの曲を作っていったというお話がありましたから、そういう意味では、前作には設計図があったということですね。
小 渕:そうですね。一昨年の年末にその「蕾」で様々な賞を頂いて、年が明けると“もぬけの殻”のような状態になってたんですよ。でも僕等、生き急いでるのか何なのか(笑)、2月にはもう次のことがしたくなって、皆で白譜面に突っ込んで行ってた。そうやって出来上がったのが半分くらい占めてるんです。
Excite:自由度が高いと、何でも出来るという喜びがある一方で、本当に「これで出来上がるのか?」という不安や迷いもよぎりそうですが。
小 渕:確かにそうですね。でも僕等一旦やり始めると、不安は山ほどあるけど迷いは無いんですよ。絶対に何か生まれると信じてやるので、始めて10日くらいで歌詞もメロディーもアレンジも含めて5曲出来てますからね。普通に2週間過ごして1曲も出来無いことだってあるんですよ。やっぱり書こうという気持ちにならないと出来ないですから。でも今回は二人でその環境を作って身を置いて、血が逆流するくらいのテンションで生み出したいと思ってたので、そこが上手くいったんでしょうね。
Excite:何かに衝き動かされるように。
小 渕:正にそうですね。衝動を受けた時って、まだ良いか悪いかの判断が付いてない時なんですね。衝動を受けたっていうことは、自分にとって何らかのエネルギーを感じてるということだけど、それがプラスなものかどうかは、ちょっと時間が経たないと分からない。だから、あの衝動はどうだったかもう一回歌ってみる。そうやって、「良い」と思えたメロディーが残っていくんです。
Excite:ちょっと言葉が違うかもしれませんが、衝動を残して行くってすごく難しいことのように思います。
小 渕:本当にそうなんですよ。例えば何かメロディーが生まれたら、1回目はとにかくがむしゃらに歌ってみるんですね。録ったやつを聴いてみて、「あぁ、今こういうものが出来たなあ」と。「じゃあ次はこんな感じでやってみよう」と思って録って聴いてみると、1回目の方が全然良いってことになる。1回目の良さを踏襲してもっと良くしようとしたはずなのに、良くはならないんです。そこがね、曲作りの難しいところなんですよ。“ピークは1回目にあり”だから。
Excite:なるほど。
小 渕:何とか1回目の良さを“模倣”して上手くやっていく方法もあるんだけど…。
黒 田:自分自身の物真似になるんですよね。1回目は創造してるんだけど、2回目はそのクリエイトしてる自分を追いかけることになる。延々と続くこの螺旋にね、レコーディングしてるとハマルんですよ。だから今回、特に後半のレコーディングなんですけど、その衝動が詰まった1テイクを本番のレコーディングでいかに出すかってことをやってみたんです。昔はデモテープを録って、めちゃくちゃきっちり歌の細部にまで反映させてたんですね。そうすることの良さもあるんですけど、あの時のデモテープのあの歌い方をしようとしても絶対にそのテイクには勝てないですからね。
コブクロ コブクロ
コブクロ コブクロ
BACK PAGETOP NEXT
TOP Interview My旬ランキング Present Video CommentHIGH1M