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| excite: | 新作を聴き通してみると、一般的なバラードのイメージからはみ出るようなリズム・アレンジの豊かさがまず印象的ですが、それは意識されたことですか? それとも、いいアレンジを目指した結果がたまたまそうなったという感じですか?
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| MISIA: | どちらかと言えば、結果的にそうなってしまったという感じなんです。確かにバラードというと“こういう感じで”という一般的なイメージがあると思うんですけど、私のなかにはそういう枠みたいなものはないんですね。ピアノが鳴っていてオーケストレーションが鳴っているものがバラードだという感覚もないですし。敢えて言えば、涙が出るかどうか、ということかな。ただ、元々ソウル・ミュージックであったりR&Bが好きなので、リズム・セクションとかベースのラインというのは音楽のいろいろな要素のなかでもものすごく重要な役割を果たしていると思っているんです。私は、そういうものが音楽のなかで心臓のハートビートにあたるものだと思っていて、例えば好きな人と話しているとドキドキドキ!とすることもありますよね。心臓がドックン、ドックンってひとつのリズムを耳に届けるような刻み方をする時もあるし。そういうものに歌詞が乗って心情とリンクしてくると、より自分の胸に迫ってくるようで涙が出てくるんですよ。私のなかではピアノやストリングスというのは音楽の要素のなかでも上もの(上のほうで響いてくるサウンド)というふうに考えていますが、リズムというのはそうした上ものだけではなかなか表現しきれないものを伝える、とても重要な要素だと思っています。
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