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BUMP OF CHICKEN
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エキサイト 昨年のシングル以来、バンプとしてはかなり精力的なリリースになったと思います。昨年『R.I.P. / Merry Christmas』をリリースして、久し振りに世の中に着地した感じを持ったと思うんです。そこでホッとした部分とか、このまま流れに乗っていこうとか、そういうものがあったんじゃないかと思うんだけど。

でも、『R.I.P. / Merry Christmas』は9月くらいに出来上がって、2ヶ月間くらいでプロモーション期間終わっちゃったし……12月には俺達もう「HAPPY」のレコーディングしてたからね。つまり、取材とか撮影とかっていう、局地的に忙しい時期が1〜2ヶ月間くらいあって、嵐のように終わったなぁという感じだったの。だから落ち着くぞとか、流れに乗って行くぞ!とか、どっちにも行けないまま終わった感じだった(笑)。ただ、心に残ったのは、メールやお手紙から「ああ、聴いてもらえたんだ」っていうのが伝わってきたこと。その中には、ずっと待ってましたっていうずっと前からの付き合いのリスナーの人もいたし、初めて聴きましたっていう新しい人達もいたし。それは嬉しかった。
エキサイト 安堵に近い感じ?

それもあったよ。待ってくれてたんだっていう気持ちもあるし、今でもまだ、こうやって俺達が曲を出すと「ん、これなんかカッコ良くね?」ってフラットに見て聴いてくれる人もいるんだなって分かって……それは凄く嬉しかった。
エキサイト 「HAPPY」は、コーラスに<Happy Birthday>というフレーズも出てくるけど、誕生の厳しさと素晴らしを祝福する曲ですよね。こういう曲が生まれたのはどうしてですか?

実はハッピーではない出来事がきっかけで生まれたものなんだよ。
エキサイト そうなんだ。ハッピーじゃないことから始まった歌が、こういうメジャーコードで、軽やかな曲調の楽曲になっていったのは、どういう気持ちの表れなんだと思う?

これは難しいんだよね………その出来事は、俺の大切な友達の身に起きたことで、俺はその人の誕生日にこの曲を贈ったんだけど……その人の人生に起きたことは、他者がどうこう言ったからって決着がつくことではないじゃん? もしかしたら、その他者の言葉の中にきっかけを見つけて決着がついていくこともあるかもしれないけど、でも結局は他者の言葉だからさ……そうは思っていても、やっぱり自分は、その友達に起きたことを無視して通り過ぎることが出来なかったし、忘れたことにしたくなかったんだろうね。本当は俺、そういうおこがましい行動って嫌いなんだよ。でも、我慢出来なくて……それで、この曲を作ったの。サウンド面に関しては、こういう曲調は前からすごくやってみたかったんだよね。こういうグラムロックな感じとか……俺、そういう音楽も好きなんだけど、俺がやるとどうしてもサザンロックっぽい曲調になるからさ(笑)。あと、サビで転調するとクラシカルなコード進行になったりっていう……こういう曲は前からやりたかったんだ。
エキサイト この曲は明るい曲調だし<Happy Birthday>ってコーラスもあるけど、歌詞の中では生きているということの――。

シビアなことを歌ってるよね。
エキサイト 生きていることの使命をちゃんと背負おうということが歌われてる。生きる中には色んなことがある、辛いことも悲しいこともあるっていう、それがこと細かに歌われていますよね。

それでも“Happy Birthday”って言いたかったんだろうな。悲しいくらい、BirthdayとHappyって言葉はセットになっちゃってるじゃんって。Unhappy Birthdayとは言わないじゃない?……誰もHappy Birthdayって言う時に、「なんでHappyなんだろう?」とは考えないと思うんだよ。だけど、望んで生まれてきたのかどうかとか、生まれてきた意味ってなんだろう?とか……それをマジに考える人もいるし、友達との会話の中で話題になる時もあると思うし。中学生とか高校生の青春を彩る一つの現象としてそういう会話が生まれる場合もあるだろうし、大人になって仕事を始めてお金稼ぐようになったり、結婚して家族が出来たりして背負うものも出てきて、守ってるんだか守られてるんだか、自由なんだか不自由なんだか分からない状況になってからそういうことを考える場合もあるだろうし、それは人それぞれだと思う。だけど、とりあえず俺達は、もう物心ついた頃から、BirthdayとHappyはセットで教えられてきてるんだよね。
エキサイト それは、生きているってことが一番のポジティヴな事実であるということなんじゃないかな。

そうだね、だから考える前にその事実はあって。だから、悲しいほどそれはセットなんだよね。Birthday自体はHappyとセットなんだって……それを、一人でも多くの人に言いたかった……俺もさ、友達の誕生日とかに普通に“Happy Birthday”って歌ったりするし、何回も言ったりするし、その時は心から祝福の気持ちで言うんだけどさ。でも、その事実自体は、生半可なものじゃないなぁって思うよ。
エキサイト 片や「魔法の料理〜君から君へ〜」は、冬の夜に子守唄を聴くような気持ちにさせられるバラードで。これこそ藤原基央という作家の真骨頂だと思った。

でも自分の中では、実は完璧に新しくてさ。最近、昔のことを考えることがすごく多くて。それは「R.I.P.」もそうじゃん?
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