トップ > インタビュー > 東京事変 アルバム『スポーツ』インタビュー1


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excite 今回は、曲を持ち寄る前に“スポーツ”というお題があったそうですが、テーマありきというのは初めての試みですよね。
椎名 そうですね。実は、昨年の頭に一度集まった時は“スポーツ”の他にもう一つの候補があったんです。昨年前半は、今の5人の状態がどこにあるのかを丁寧に探りました。最終的に「やっぱり“スポーツ”だね」と決断したのは6月くらいのことです。
excite 2年前にリリースしたDVDシングル『閃光少女』と、アルバムの世界観が見事に一致していたので、当時からテーマを決めていたのかと思いました。
椎名 どこかしらで意識はしていたと思います。あの曲を活かすなら、やっぱり、“スポーツ”なんじゃないかな、と。
excite 曲選びはどうされたんですか?
浮雲 持ち寄った楽曲をみんなで聴いて、スポーティーかどうかでふるいにかけていきました。
椎名 今回、収録せずとも触ってみた曲はたくさんあったんです。そこで、「やっぱりスポーティー!」「これはストーリーが浮かぶ」というものを選択していきました。
excite その“スポーティー”っていうのは、どんな意味合いですか?
椎名 一言では言い辛いですね。制作中は、メンバー間で「スポーティーだね!」っていう言葉が飛び交っていたんですけど、自分達に言い聞かせているようなところもあったし、それぞれの中に“自分なりのスポーティー”もあったと思うし。意味も定義も広いんです。
excite 確かにアルバムを聴くと、疾走感のある曲もあれば、格闘しているようなものや、官能的なものもあって、それぞれにスポーティーだし、肉体的と言えますね。
伊澤 スポーツだからといって、ずっと全速力で走っても面白くないので。そこはそれぞれが広く感覚的に、“スポーツ”を捕らえていたんじゃないかと思います。
椎名 それぞれの思う“スポーツ”を出来る限り詰め込んだつもりです。楽曲の内容はもちろん、実際に演奏そのものも肉体的だったし、スケジュール的に追い込まれながらレコーディングしたところもスポーティーでした。
excite レコーディングにあたっては、皆さん、マイルールを設けていたそうですね。
椎名 今回、全ての曲において、「言葉で意図しない」というルールを自分の中で決めていました。言葉のイメージに捕われて欲しくなかったので、ギリギリまで歌詞は考えずに、みんなの音が躍動しているところに言葉を乗せるという順番にしたかったんです。楽器の自然な流れとか音の快楽を追求すれば、言葉は最後におのずと出てくるはずだと感じていたので、どの曲の歌詞も頭で考えたわけではく、音の中にきちんと潜んでいる言葉を感知しようと努めただけです。
浮雲 曲を作る上では、普段はあまり作らない速い曲や激しい曲を作ること。ギターを弾く上では、積極的にひずんでいこうと思って、ポジティブにつまみをいじりました(笑)。
excite その発想の転換はなぜですか?
浮雲 基本はひずませたくないのですが、曲の中で求められているギターが、ひずんだ音の場合もあるでしょう。そこはチームプレイですから、寄り添ってみようかと。そんな大げさなことじゃないけど、自分の中ではブレイクスルーでした(笑)。
亀田 僕は腱鞘炎(けんしょうえん)を患ってしまったので、演奏前のストレッチと、演奏後にはマッサージに直行!っていうのがマイルールでしたね。
伊澤 自分の中のルールは、“挑戦”でした。今までの自分のピアノだけでは到達できないところまで行きたいと思ったんです。それで、ピアニストとしてではなく、範疇を広げて“キーボーディストとして”、シンセ的な音を作ったり、演奏したりもして。
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