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この映画のお話を聞いた時の第一印象を教えて下さい。
最初、ざっくりとしか話を聞いていなかったんで、僕が苦手な話かと思ったんです。人の死が、ある意味泣かせるポイントになってる作品を観るとちょっと哀しくなるんですよね。人の死がアイテムっぽくなってるのがイヤなんですよ。けど、台本を読んだらホントに純粋に良い話だなと思いました。実話が基になっています。
お二人が感じたこの映画のテーマは何でしたか?
僕はお兄ちゃん(太郎)の再生だと思うんです。それは、僕がお兄ちゃんを演じたからなんですよね。でも、作品のテーマは観た人が決めてくれれば良いと思ってます。
藤井フミヤ
華(ハナ/谷村美月)ちゃんは、「もっと生きたい、もっと生きたい」って思ってたし、家族も出来ることなら代わりたいぐらいの勢いでいるわけじゃない? でも、世の中には自らこう命を絶とうする人間もいっぱいいて。もっと生きたいと思ってるのに、死んでしまう人もいるわけだから。そのくらい命は大事なんだよっていうのが、伝えられる映画だとは思う。
高良さんは、その命の大切さを伝えるっていう立場なのかなと思うのですが。
僕が芝居してる時に「命を大切にしましょう」って思ってやってたかって言ったら、やってないと思うんです。華に対しては思いましたけど、観てくれるお客さんに対して「命を大切にしましょうね」と思ってはやってないです。でも、お客さんには絶対に伝わると思うんですよ。僕が100%、120%の想いを美月ちゃんに伝える。まずお客さんのことを意識せずに目の前にいる人だけに伝えようとしたことはカメラに映って、それがスクリーンに映って、そしてお客さんに何か伝わる。だからお客さんに考える力があるのにあまりにも親切になり過ぎて、おせっかいなことをやっちゃったら、違う映画になってると思うし…伝わると思いますよ、きっと。
(藤井)フミヤさんは高良さんの演技をどんなふうに観ましたか?
最初、台本を読んだ時は、(高良の役が)引きこもりじゃない? 「こんな良い男が引きこもるのかな?」っていう不安があったんだけど(笑)。でも、映画を観たら引きこもりの弱そうな兄ちゃんに見えるんだよね。あっ、けど雨の中を合羽を着て新聞配達してる姿はやっぱり二枚目だったね(笑)。
僕自身にも引きこもり要素はありますからね。学校行く振りしてマンションの階段にいたりしたこともあったし。
そういうのあったんだ? 何年生くらい?
小六ですね。ちょうど転校して違う学校に行ったんで馴染めなくて。今回、太郎とは生きてきた環境っていうのが似てたんで共感は出来る部分は多かったです。性格でいう距離感が近い役っていうのは今までもありましたけど、家庭環境が似てるのは今回だったと思うんですね。お母さんとお父さんのあの感じとかが、僕の両親と似てるから面白かったですね。(大杉)漣さんと(宮崎)美子さんのことも、「お父さんとお母さんでした」としか言い様がないくらいです。
(笑)。今回、この作品の主題歌をフミヤさんが手がけていらっしゃいますが、主題歌ってどんなものだと思いますか?
音楽のお陰で感情が乗る瞬間もあるし、とっても大事な要素です。フミヤさんの歌はエンドロールで流れますけど、僕はいつもクレジットが流れてる時、お客さんに「立たないでよ」って思うんです。最後までちゃんと見てよって。でも、それを上手く繋ぎ留めてくれるのも歌だと思うんですよね。この歌があるので最後までちゃんと席を立たないで居てくれてると思う。
高良健吾
それでは、お二人のご関係についてもお聞きしたいのですが、お互いの第一印象を聞かせてもらえますか?
それ結構難しくて。僕はもうちっちゃいころからテレビとかで観てフミヤさんを一方的に知ってるじゃないですか? だから、生のフミヤさんに会った時は、「あ~、藤井フミヤさんだ~」ですよ。第一印象ってとっくに超えてますよね。
物心ついた時からいるから(笑)。俺の高良くんの印象は、思ったより線が細いっていうのと、あと、その時帽子を被っててイマドキの若者っぽくおしゃれな子なんだなって。それから、自分との年齢比較があるじゃない? 自分の同じ年齢ぐらいの時と比べて、しっかりしてんなって。俺って全然ガキだったなって思ったね。今日もしゃべってる内容とかを聞いてると、しっかりしてるなと思ってるけどね。俺はもっとちゃらんぽらんに答えてたような気がする(笑)。
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