Excite ミュージック エキサイト
音楽総合サイト
次にお二人が会ったのはこの映画の主題歌「今、君に言っておこう」のミュージック・ビデオの撮影の時だとお聞きしたのですが、高良さんが映画の話から一年後の太郎として出演されてるんですよね。
映画のエピローグがミュージック・ビデオになるっていうのはあんまないからね。でもまずは、高良くんのスケジュールがよく取れたなと思ったね。きっと何かの作品の撮影に入ってるんだろうと思ってたから。
現場を離れてから時が経って、同じ役の一年後を演じるって難しそうですが。
何て言うか、太郎として居ようとは思いますけど、一年後だから新しい気持ちで良いかなっていうのはありましたね。あと、セリフが無いですし。
石田衣良
そうだね。セリフがないのはちょっと気も楽だよね。だって、前日は朝の4時まで飲んでたって(笑)。
(苦笑)。
フミヤさんは間近で高良さんが演技するのを観てどうでしたか?
「あっ、太郎だ」と思ったよ。数日前まで違う作品を撮ってたっていうのは俺には全然分らないから、「あっ、お兄ちゃんだ」みたいな。映画で観たシーンの場所もいっぱい出てくるから、「ああ、あの二人、ここをチャリンコで走ってたな」とかね。役者さんが演技してるんだけど、妙に「太郎と華はもう居ないんだな」とか思っちゃったね。
撮影の時に一緒にご飯を食べに行ったとか?
そう。やっと一緒に飲めるなと思ったね。
時間がたまたまみんな合ったんで。
ちょうど祭もやっててね。でも、その日は大豪雨で。
本当は、「今日帰れる」っていう予定だった日に雨が降って。
そうそう。1シーン残って、俺が泊まらなくちゃいけなくなって。
で、飯食いに行けたんですよ。
ちなみに、どんなお話を?
男の子同士がするような話を。男の子って俺は子じゃないけど(笑)。若い頃のやんちゃ話とか、(高良の出身の)熊本の話とか。お互い、九州出身なんでね。今は流通が発達してるから、九州の食べ物も東京で食べられるけど、昔は帰らないといけなかった。で、帰るとやっぱり、「うわー、福岡の食いもんやね」みたいのがあって。特にラーメンとか。
僕も、ラーメンはやっぱり帰ったほうが美味いっすね。で、この前ショックだったのが、こっち(東京)のとんこつに慣れたせいか、あっちで「こんな、とんこつくさかったっけ?」って。今までずっとこれ食ってきたはずなのに、東京に慣れちゃってたんだなって。
東京は店に入っても匂いしないね。
今まで当たり前で何も感じたことがなかったのに、僕はそれを「くさい」って思った自分がすごくショックだった。
そうだよ。そうやって東京に染まっていくんだよ。
だと思いました(笑)。
(笑)。フミヤさんはそんな東京に染まってだいぶ経つとは思うんですけど。
でも変な話、飛行機が降り立った瞬間に九州弁になってるね。あれ不思議だね。普段はそんなに出ないけど。
僕は、年上の人と話してる時は敬語で話してるんで標準語なんですけど、タメとか年下ん時は九州弁出ますね。っていうか、九州は、上下関係がかなり厳しいですよね。
そうだね。九州って基本的に一個でも歳が違うと敬語なんだよね。例えば、歳を知らないで普通に「あっそうなんだ」、「へえ」とかしゃべってて、で、しばらくして「歳、いくつなの?」って話になって、一個でも上だと急に「すいませんでした!」みたいな(笑)。
基本的には年上を敬いましょう、みたいな。
大切なことではあるね。
では、最後にお互いにメッセージを。
これが何かのご縁で、俺は高良くんがこれから何かに出てたら一生気になるわけよ。高良くんが40代くらいになった時にどうゆう役者になってるんだろうとかね。22歳でこんなだから(笑)。これからが楽しみ。
僕は今、芝居以外のことにも好奇心があって。
20代は思うよ、色々。
映画にこれだけ出させて頂いてるっていうことへの感謝だとか、有り難さっていうのは十分あるんですけど、満たされてない気分は常にあるから。
例えば料理人にしてもさ、料理だけ勉強してもダメじゃない。皿にどうゆうふうに盛るとか、自分で店を持ちたいとかになれば内装に関する知識も必要だし。だから、料理人も美術館には行くし、絵も描くしさ。高良くんもこれから色々やっていくだろうけど…でも、落としどころは役者でしょう(笑)。
だと思うんですけど。
では、高良さんからもフミヤさんへ一言を。
僕は大人になりたくないって常に思ってたんですけど、ホント僕の周りにはすごくカッコイイ大人が居て。僕はフミヤさんと出会って間もないけど、フミヤさんもむちゃくちゃカッコイイから。「そうゆう大人になりたいっす」っていうことだと思うんですけど(照笑)。
大丈夫だよ。きっとなれる(笑)。

高良健吾

1987年11月12日生まれ、熊本県出身、O型

2005年に俳優デビューし、2006年公開の『ハリヨの夏』で映画初出演。その後も映画を中心に活躍。今年は、『おにいちゃんのハナビ』をはじめ、『BANDAGE バンデイジ』、『ソラニン』、『ボックス!』、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』、『雷桜』(10月22日公開)、『ノルウェイの森』(12月11日公開)と7本の作品が公開。その他には、WOWOW 連続ドラマW『マークスの山』(10月17日スタート)、来年は1月に初舞台『時計じかけのオレンジ』、『白夜行』(1月29日公開)の出演が決まっている。


<関連リンク>
高良健吾 オフィシャルサイト

藤井フミヤ

1962年7月11日生まれ、福岡県出身、A型

1983年、チェッカーズとしてデビュー。1993年以降、ソロアーティストとして活躍。「TRUE LOVE」や「Another Orion」等ミリオンヒットを世に送り出し、あらゆる世代から支持を得る。2008年、デビュー25周年&ソロ15周年を迎え、アニバーサリーベスト『15/25』や初のコラボアルバム『F's KITCHEN』をリリース。2010年11月からは、3年半振りとなるニュー・シングルを携え、全国ツアー【Sweet Groove】開催予定。


<関連リンク>

藤井フミヤ オフィシャルサイト
藤井フミヤ レーベルサイト
藤井フミヤ プロフィール
最新のインタビュー(2010.09.22掲載)

<作品情報>
『おにいちゃんのハナビ』

新潟県・片貝市を舞台に、兄と白血病の妹をめぐる物語を、実話を基に映画化。片貝まつりで花火が打ち上げられる9月9日、高校生の華(ハナ)<谷村美月>が半年の入院生活を終えて自宅に帰ると、兄の太郎(タロウ)<高良健吾>がひきこもりになっていた。両親はなすすべもなく見守っているが、華は昔の兄を取り戻ろうそうと、強引に兄を外に連れ出し、アルバイトを見つけ、片貝まつりの成人会に入れようとする。太郎も妹の健気な後押しに勇気づけられ、少しずつ心を開き始めるが、そんな中、華の白血病が再発する。

9月25日(土)より、有楽町スバル座ほか全国公開
出演:高良健吾、谷村美月、宮崎美子、大杉漣、早織、尾上寛之、岡本玲、佐藤隆太、佐々木蔵之介、塩見三省
監督:国本雅広
主題歌:藤井フミヤ「今、君に言っておこう」(Sony Music Associated Records Inc.)

詳細はコチラへ


1ページ 2ページ プレゼント