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フルカワミキ アルバム『Very』インタビュー(ファッション)

Furukawa Miki×GAINAN

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フルカワミキがファッションブランド、GAINAN(ガイナン)を立ち上げた。「流されることなく着る人の個性を引き立てる服」というブランド・コンセプトの下、スポーツウエア、タウンウエアを中心に、今春より本格スタートする。今回は、フルカワ自らモデルとなって春夏のアイテムを紹介してもらいつつ、ファッションという新たな世界への挑戦を決めた彼女にその想いを語ってもらった。

(撮影/平野タカシ、スタイリング/フルカワミキ)
衣装/サイドフリンジワンピースドレス(01)、振袖ワンピース(02)、ラグランTシャツ(03)=GAINAN、他全て=本人私物

GAINAN(ガイナン)オフィシャルサイト

ファッション界への挑戦

「音楽以外のことでもきっかけがあったら…」

元々、お洋服が好きだったこともあったんですけど、「こんな服があれば良いなぁ」とか、「もうちょっとこの部分がこうだったら着易いんじゃないかなぁ」とか思うことが結構あって。それで、やってみようかなと(笑)。周りの友達にも服飾関係の仕事をしてる人達がいて、その人達からも「機会があれば、やってみれば?」って言われたりもしていたので。私自身、音楽をやらせてもらってますけど、音楽とは別の分野にも興味はあって、そうゆうことを多面的に見せて行く時に、音楽以外のことでもきっかけがあったらどんどんやって行きたいなとは思っていたんです。音楽はもちろんですが、お洋服も自分の生活の中で多くの割合を占めていたりするし、衣食住に関わることだったりするので。衣食住って絶対に必要なものですから、そうゆうことに関わってみたかったというのが始まりですね。

立ち上げまでの経緯

「想像してたのとは全然違ってましたね」

山あり谷あり試行錯誤(笑)。手を着けてみたらこんなに難しいんだぁって。最初は、私自身スポーツをするので、スポーツに関わるものを作ってみようと思ったんです。トレーニングする時とか、ちょっとアクティブに動く時とかに着るお洋服って、カラーが限られていたり、型が決まっていたりすることがほとんどで。最近はおしゃれなものも増えてきましたけど、ブランドを始めようと思ったころはまだ少なかったんです。それで、Tシャツだったら、このくらいのシンプルさは残しつつ、もうちょっと違うバリエーションがあっても良いのかなっていう感覚から始めたんですけど、スポーツに特化したら、生地が一般に流れてるものは少ないし、縫製とかも限られてきて、簡単に考えてたけど想像してたのとは全然違ってましたね。思い立ってから立ち上げまでは、2年ぐらいかかってますかね…。音楽を作るのと、洋服を作るのとでは使う脳味噌がちょっと違っていて。私は器用じゃないから、そこがパキっとすぐに分けられなくて大変でした。ボツになったものもいっぱいあって(笑)。サンプルを作ってみたら、「これ、すごく首がきつい」とか、「なんでここがこんな伸びないの?」とか。でも、そんな作業の繰り返しの中で、段々色んなことが分かってきて、ようやく今回の撮影で着たものとか、納得出来るものが作れるようになりました。今はもう次の秋冬物を用意していて、それはまた別の笑いが出るくらいに頑張らないといけない状況になってますけど(笑)。

こだわり…

「服自体の表情がまるで変わっちゃうような感じ」

ホントにハマる人がハマってくれれば良いというか。大量にあるのではなくて、選んでくれた人が着てくれたら良いかなって。デザインとしては、それぞれの手持ちの服に合わせて、その人が着たら服自体の表情がまるで変わっちゃうような感じであり、でも、一枚で着てもおしゃれに見える。美味しい想いをしたい服(笑)。「えっ、このお洋服一通りの着方じゃなくて、こうゆうのを合わせたら丈が変わったりするし、この紐をこうゆうふうにしばったら違う表情に見える」とか。自分がそういうのが好きなので。

楽しかったこと

「失敗した時が意外と楽しい」

なるべくロスは少なくしたいんですけど、思ったのとまるで違うものが出来あがってきた時は、愕然としながらも笑うしかない。失敗した時が意外と楽しいっていう(笑)。縫製と生地との相性もあったりして、動き易い服を作ったはずなのに、肩を上げるとここが釣っちゃうの?とか。でも、そうゆうのを見ると、ここはあらかじめがっちり決めておいて、綿密に設計図を書くくらいにやらないと、こんなことがおきてしまうんだって分かったりして。衣食住に関わるものって、繊細なんだなって思いましたね。素材の性質まで分かってないと、目的に合ったものが出来ないんですよね。

GAINAN(ガイナン)の由来

「自分の価値観をきちんと持っていて、自立している女性」

(アメリカのSFテレビドラマ)『スタートレック』に出てくる女性の名前なんですけど、旅をしていて、一本自分の中に筋が通っているキャラクターなんです。GAINANって女性向けのブランド名にしては“G”から始まってて強い言葉なんですけど、彼女のように自分の価値観をきちんと持っていて、自立している女性の目に止まったら嬉しいなと思って。『スタートレック』の世界観って、スペイシーなんだけど、それぞれの星人の文化だったり、民族衣装だったりとかが良いバランスで融合してるのが好きだったので、そのテンションもブランドのイメージに合うなと思って付けました。

音楽と洋服

「ありそうでないものを見つける」

音楽と洋服は、言葉の使い方だったり、関わる人の感覚の違いはありますけど“作る”という点では一緒です。私にとっては、音楽から発想を得る時もあるし、洋服から発想を得ることもあるし、両方共テンションを上げてくれるものであります。音楽にも洋服にもどっぷり自分だけが好きな世界にはしたくないっていうのがあって、こんな人に向けてっていうイメージがあって作っています。今のところ実質的な作業面では、音楽と洋服で違いはありますけど、慣れたら同じような発想で作れるのかなってちょっとわくわくしてます。私の家は、まず音楽を作るスペースがいっぱいあって、次に多いスペースが洋服なんです。お家の中で占めるスペースが多いものから私はやってるっていう(笑)。今まで色んな服を着てきて、素材合わせだったり、生地の柄の合わせだったりとかが、ありそうでないものを見つけるのが楽しかったりするので、そういうところで遊んで行きたいなと思っています。ありそうでないものを見つけるというのは、音楽でも洋服でも一緒ですね。

フルカワミキ、ニュー・アルバム『Very』インタビュー
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