L'Arc~en~Ciel インタビュー
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INTERVIEW
エキサイト 結成20周年の第1弾シングル「GOOD LUCK MY WAY」は、いつ頃書いた曲ですか。
hyde 今年1月13日の深夜から14日の早朝にかけてですね。ソロツアー(【TETSUYA TOUR 2011 「COME ON! FEEL THE LIGHT!」】)中のZEPP TOKYOのライヴが終わったその夜(苦笑)。ツアーの3本目かな。僕はライヴが終わったあと、メンバーと打ち上げにも行かず、メシも食いに行かず、そのまま普通に家に帰って。その日は深夜にAFCアジアカップのシリア戦があったじゃないですか? それを観戦して、そこから。本当は疲れてるから寝たいんですけど(笑)。
エキサイト よく書けましたねぇ。
hyde だからこの曲、TETSUYAっぽいでしょ? 特にソロツアー中で、自分が大文字のTETSUYAなのか小文字のtetsuyaなのかわかんないまま書いてる(笑)。ま、もともと僕はそこを区別はしてないですけど、あえて言ってみました(笑)。
エキサイト そもそも、今回のシングルは映画『鋼鉄の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』の主題歌としてオファーされたんでしたっけ?
hyde そうです。お話をいただいて書き下ろした曲です。
エキサイト じゃあ20周年云々よりタイアップの方が先行していた、と。
hyde 僕としては両方ですね、20周年の一発目という使命感はもちろんあったし。映画の話も、向こうから具体的に「こういう曲を書いて下さい」って注文はなかったから。
エキサイト 「READY STEADY GO」「Link」そして今回と、“ハガレン(『鋼鉄の錬金術師』)”はtetsuya担当と化してます。
hyde ハガレンチームから指名をいただくことが多い、というか。最初の「READY STEADY GO」の評判が、すごく良かったようで。
エキサイト 確かに、今回の曲の肌触りは「READY STEADY GO」に近いかもね。
hyde バンドを結成して20周年の年にリリースする一発目、幕開けを飾る曲ってことで、疾走感がある、勢いがある曲を書きたいなと思って書いたんで、そう言われるのはバッチリです。
エキサイト ただ、もちろんサウンド的には2011年版なんだけども、世間の人々が聴いた瞬間に「あ、これL'Arc~en~Cielだ」とわかる、20周年の幕開けに相応しい王道ナンバーで。そこら辺はやっぱり、意識して書いてるんですね。
hyde 意識は…してますね。今言った疾走感とか勢いとか、いわゆる“L'Arc~en~Cielらしさ”は。もちろん、 「あーこれこれ!」っていう懐かしさも残しつつ、でも前に進んでないとダメなんで、新しい部分を入れて。自分で言うのもなんですけど、よくできたなと思います。もう20年もやってると、本人ではありますけど、世間からこう思われてるとか求められてることとかも、わかってきますから。
エキサイト じゃあ、使命感はありましたかね。「世間の人が望んでいるL'Arc~en~Cielらしさを熟知してる俺に、20周年第1弾シングルはまかせとけ!」的な。
hyde いや。そこで“俺が俺が”というのは、元々そんなにないですからね。あんまり前に出しゃばるのは好きではないので。今回はたまたま僕が書いただけだし、他のメンバーからそういう曲が出てくれば、別に僕が書かなくてもいいと思ってます。
エキサイト さすが常識人です(笑)。でも20周年一発目としては、完璧な楽曲です。
hyde ある意味、そうでしょうね。他の考え方をすれば、全然別のアプローチの仕方もあったとは思うんですけど。
エキサイト ダメダメダメ。各自のソロ活動を経ての20周年イヤーなわけだから、最初の楽曲は“最大公約数的L'Arc~en~Ciel”以外にありえない。だからtetsuyaさんが言った“ある意味”は、大正解だったと思うよ。
hyde ありがとうございます。たぶん無意識のうちに【L'A HAPPY NEW YEAR!】のときに見たファンの喜ぶ顔とかが作用したんじゃないですか。ソロツアー中だったから、間近でファンと接することができてたし。
エキサイト なるほど。今年一発目のライヴが影響した楽曲とも言えますか。
hyde 僕が音楽とかバンドをやってたから出会えた人って、いっぱいいるじゃないですか。逆に、もしも音楽をやってなかったら、出会えてない人がいっぱいいるわけで。僕は、東京にも、L'Arc~en~Cielで初めて来たんですよ。それまでプライベートで東京に来たこともなかったような人が、今は大体の都道府県へ行ったことがある。海外だって、L'Arc~en~Cielをやってなかったら、行かないであろう場所にも行ってるし。そういうこと考えたときに、出会うことができた全ての人たち――ファン、スタッフ、メンバーへの感謝の気持ち、みたいなものを裏テーマに掲げて、壁に書いたんですよ。“東大一直線”って。
エキサイト 受験シーズンに、曲作りも、最後の追い込みをかけてたわけですな(笑)。
hyde そうですよ。ほぼこの形でデモを仕上げましたから。TETSUYAに関しては、相方の室姫くんが7弦ギタリストじゃないですか。だから普段も7弦ギターをすぐ触れる位置に置いて作曲してるんです。この曲もデモのときから7弦でギターリフは作ったんですよ。あれは7弦の音域。
エキサイト ストリングスとブラスの華やかなアレンジも最初から?
hyde ブラスはバンドでプリプロやったときに岡野(ハジメ、プロデューサー)さんから「ブラス入れるのはどう?」って言われて、「いいですね」って感じで。西平(彰、アレンジャー)さんにお願いしました。ストリングスはデモの段階でガイドとなるようなものは入れてたんですけど、さらにブラッシュアップしてもらいました。レコーディングではストリングスもブラスも生ですから。
エキサイト Music Clipには、ギターアルペジオのイントロの前に約1分のストリングスパートが入ってるんですけども。
hyde 将来的にアルバムに収録する時にはアルバムバージョンとするかもしれないし、ライヴではストリングスパートからスタートしてもいいし。
エキサイト カップリング曲の御馴染みP'UNK~EN~CIELシリーズですけども、今回の「metropolis -2011-」のアレンジもtetsuyaさんで。
hyde T.E.Z P'UNKです(笑)。何歌いたいかな~って考えたら、「metropolis」かなって。2月下旬ぐらいにアレンジしましたね。P'UNKのアレンジはローテーションなんですよ。今回はたまたま僕の番で。「なんでこの忙しい時に俺に全部来んねん!」みたいな。まあ、やっぱり試されてるんでしょうね、20年前にこのバンドを作った張本人ですから。だから全部、僕に来るっていう。
エキサイト さて20周年イヤーが始まりました。
hyde 20th L'Anniversary yearって、1月1日から始まって、今年の12月31日に終わってしまうと皆さんお考えでしょうが、バンドが20周年を迎えるのは5月30日です。ってことは、2012年の5月までが20th L'Anniversary yearなんで。
(取材・文/市川哲史)
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