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持田:先生、そもそも薬膳っていうのはどういうものなんですか?
堀:薬膳は中国医学の考え方で、簡単に言うと、その人の体質や体調に合った食材と調理法を選びましょうってことです。体質は大きく「冷え」か「のぼせ」かの2つに分けられるのですが、例えば冷え性の人がナスやトマトといった身体を冷やす作用のある食材や、生野菜、お刺身など食材を生のまま食べると余計に身体が冷えてしまいます。なので冷えが気になる場合は、身体を温める作用のあるショウガやネギを食べたり、生のままでなく蒸したり、焼いたりして食べるのがいいんですよ。
持田:まずは自分の体質を知ることが大事なんですね。
堀:その通りです。朝起きたら鏡で顔色や舌の色をチェックするようにしてください。

堀実佐子先生(国際薬膳師/日本国際薬膳師会副会長/料理研究家)
テレビや雑誌での活躍はもちろん、ロート製薬が提供する「スマートキャンプ/旬穀旬菜カフェ」の全メニュー開発・監修を手掛けるなど、薬膳の理論に基づいた食育・食養を通じて、幅広い活動を行っている。1991年より国立北京中医薬大学日本校第一期生として中医食養学を学ぶ。
同校卒業後、国際薬膳師資格取得。2005年に中国中医薬管理局より「国際薬膳貢献奨」受賞。
Excite:持田さんは普段の食生活で気を付けてることはありますか?
持田:私、普段は基本的に、食べたいなって思った時に食べたいものを美味しく食べるって感じなんです。身体が欲してるってことは身体にとって必要なものなのかなって思ってるんですけど。
堀:それも一理あります。例えば、妊娠中の女性がよく酸っぱいものを食べたくなるって言うでしょう? あれは赤ちゃんのために一生懸命働いて弱ってきた肝臓が、元気を取り戻すために酸っぱいものを欲するからなんですよ。でも、そればかりだと食べ過ぎになってしまうので注意が必要です。
Excite:バランスを取りながら食べるのが大切なんですね。
堀:そうですね。でも実は、普段何気なく食べているものでもバランスが取れていたりするんですよ。例えばお刺身についてくるツマは解毒作用がありますし、おしるこに添えられる塩昆布は腎臓を痛めない作用があります。なので、どちらも食べないと意味がないんです。
持田:きちんと理にかなってるんですね。薬膳って"おばあちゃんの知恵"みたいなものかも。
Excite:今回のエキサイトから出ている『美容薬膳アプリ』には、今日実際にお料理してもらった「冷え性」のほかに、「美白」と「保湿」があります。この中で持田さんが今一番気になることは?
持田:美白です。というか、目の下のクマが気になります(苦笑)。
堀:顔にはたくさんの毛細血管があって、目の下のクマは血液が滞ってることが考えられます。なので血行促進効果のある食べ物…例えば桃やブルーベリーなどを食べるといいですね。どちらも抗酸化作用があるのでお肌にもいいんですよ。
Excite:この季節は乾燥が気になる人も多いと思います。
堀:保湿を促すためには、珍しいところで白きくらげという食材が効きます。最近では乾燥させたものがスーパーで手に入りますから、それを水でちょっと戻して、表面がネバネバとするくらい茹でて食べてください。そのままでもいいし、はちみつをかけても。はちみつも肌を潤す作用があります。
持田:薬膳と聞いて、ちょっと難しそうって思ってたんですけど、実際は身近な食材で大丈夫なんですね。
堀:そうなんですよ。薬膳は体質に合った食材と調理法、それから季節の食材を取り入れることを大切にしてもらえればと思います。アプリには今日作ったお料理以外にも、献立別、食材別のレシピがたくさん載ってますので、是非、参考にしてみてくださいね。
持田:早速チェックしてみようと思います。今日はすごく勉強になりました。ありがとうございました!
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