この曲と2曲目の「オーロラの降る夜」は、クレジットは分けてあるけど、セットになっているんです。毎回アルバムの1曲目、プロローグ的なものは、OKP-STARが作っているんですけど、今回もちゃんと作って来てくれました。実は薄っすら聴こえないくらいの音で、mayukoのコーラスが入っていて、そこにポエトリー・リーディングが乗ってます。ライヴではよくやっているけど、ポエトリー・リーディングをCDの中に入れるのは、久々だったりもするので、そういう意味でも、リスナーをハッとさせたかった。音と言葉でシンプルに聴かせる曲だと思います。
アガる曲ですよね。自分でも今、一番聴いている一曲かもしれないです。マスタリングのしがいがあったというか、マスタリングで音のキレがすごいことになったんですよね。全部の音がガシガシ聴こえて来る感じがして、すごくロックなカッコ良い曲になったと思います。「これは良いアルバムになる」って確信出来た大きな要素が、この曲でした。この1、2曲目があると無いでは、アルバムの印象が全然違うものになると思うんです。こうやってハードな感じで入るのが、自分はすごく好きで、そういうものを、アルバムでは毎回大事にしています。
これはもう、みんなで歌うための曲です。ファンのみんなと歌いたかった言葉を歌詞に書きました。ツアーでやるのが、今からすごく楽しみな曲ですね。この曲の後半に出て来る<I love you, because you are you>っていうパートは、ホントみんなに歌って欲しい。こういうシンガロング出来るような曲って、これまであんまりやって来なかったけど、最近はそういうのがすごくやりたいなって思うようになって来ていて。だから、この曲は、俺もマイクを外して、お客さんと一緒になって歌いたいなって。生声でみんなと一緒に歌いたい曲です。
シングルを意識して作った曲です。シングルは、わかりやすさが一番大事だと思っていて、難しいことは一つも言わずに、みんながわかるような言葉で書くことを、心掛けました。一時期、歌詞がファンタジックになり過ぎていたんですけど、そうじゃなくて、切なさを取りこぼさないようにっていうことを意識して。あと、実はアレンジが細かくて、コード進行もすごく細かい。この曲は、アレンジャーのTomi Yoさんと相談しながら作ったんですけど、コードとメロディの絡み方で、曲の聴こえ方って全然変わるから、そこは気をつけましたね。全部自分でやる楽しみもあるけど、人の意見やアドバイスを取り入れることも、実は成長だったりする。そういう意味で、Aqua Timezが進化して来た証明みたいな曲になっていると思います。
この曲みたいな“明るさ”っていうのは、絶対必要だと思うんです。音の仕上がりも、すごい良くなったと思うし、サビもサビっぽい感じになって、難解さを取っ払ったものになったと思っていて。これもライヴで、みんなと一緒に歌えたらいいなって思っています。最近、同じ時代に生きているってすごいことだなって、しみじみ思うんですよね。当たり前だけど、50年違ったら、お互い出会ってなかったりするわけじゃないですか? 同じ時代のムードを感じながら生きている人達と一緒に、同じ歌を歌えるっていうのは、すごく素敵なことだなって。子どもの頃は、学校の授業とかで合唱したりしたけど、大人になるとそういう機会もあんまり無いわけで。それが出来るのは、幸せなことだなって思うんです。
短編小説みたいな物語を書きたかった曲です。この曲は、8分の6拍子なんだけど…やっぱり俺、8分の6が好きなんですよね(笑)。このリズムだと、物語を書きたくなる。これは、大ちゃん(大介)が作って来たメロディがもとになっているんですけど、「ああ、これで何かストーリーを書けたらいいな」って思って。メンバーみんな、お気に入りの一曲ですね。タイトルについては、こういう英語があるかって言われたら無いと思うんだけど、ここで歌っている記憶のパレードは、自分の中にだけあって、客観性の無いものだから、ある意味、失われたものなんですよね。でも、感覚として自分の中に残っているっていう。そういうイメージと、あとは言葉の響きとして単純に美しいと思ったので、「LOST PARADE」ってつけました。
ライヴではやっているけど、音源自体はずっと聴いてなくて。それで、今回アルバム用にマスタリングしたものを、久しぶりにちゃんと聴いてみたら、改めて良い曲だなって思いましたね(笑)。このアルバムの中では、一番古い曲になるんだけど、全然古く感じない。自分で言うのも何だけど、ちゃんとした曲だなって(笑)。シングルの強さみたいなものを持っていると思うんですよね。アルバムに入っている他の曲と比べると、一番ヒリヒリしている。歌とか演奏にギリギリ感みたいなものが、すごく入っている気がします。
これは大ちゃんが元ネタを作ったんですけど、このところ全体的にラップがちょっと減ってるのもあって、ラップを乗せたいなって思った曲。それで、やってみたら、すごく気持ち良かった(笑)。演奏の決めも、ビシッとしているし。そこがグダると、どうしようもない曲になっちゃうから、ライヴに向けて、練習しがいのある曲だと思います。歌詞は、曲順としてこの曲辺りから、だんだん自由になって来ているかもしれない(笑)。別にしっかりしてなくてもいいというか、歌詞を崩して行くのが、楽しくなって来て。ラップじゃなければ歌えないような言葉を、書いたし。音も歌詞も、遊び心が一気に出た曲ですね。俺らって、結構シリアスなバンドと思われているけど、普段話していることとか、全然そんなことないんですよね。My旬読めばわかると思うけど(笑)。
肩の力を抜いた感じの曲を作りたくて、作ってみた曲ですね。歌詞も甘いというか、お菓子がいっぱい出て来る(笑)。メルヘンとはちょっと違うんだけど、こういうファンシーな世界を音楽に出来たらなっていうのがあって。俺、チュロスの匂いが、すごく好きなんですよね。あの甘い匂いって、幸せな感じがして。その風景が、自分にとっては結構大事なのかも。あとは、ピーターパンのウェンディも歌詞に出て来たり、カタカナが多い歌詞ですよね(笑)。大人もちゃんと夢を見ることが出来る、現実を見据えながら、賢く夢を見ようっていう曲です。
これは面白い曲になりましたね。フィーチャリングを抜きにしても、面白い展開を作れたと思います。昔だったら、最初のレゲエっぽいリズムで最後までやっちゃっていたと思うけど、この曲は最後なぜかアイリッシュみたいな感じになっていて(笑)。アコーディオンの音が大事で、その音色にハマったんですよね。その音があるだけで、曲の世界がガラッと変わる。結果的に、すごくハッピーな曲に仕上がったと思います。ラップと歌のバランスとか、曲の構成とかは、ちょっと変わっていると思うけど、フィーチャリングは初めてなので、その配分がよくわからなかったという(笑)。でも、みんなで楽しくレコーディング出来たので、それは良い経験になりました。
アルバムならではの一曲ですね。リズムが面白い曲というか、最終的にはサンバみたいになって行く(笑)。アルバム最後のほうの曲たちは、どれだけ遊べるかっていう感じになって来たんですよね。シングルでは出来ないことが、アルバムではたくさん出来るので。それで、気がついたら、最後のほうの一連の曲が、全部遊び心だらけになった(笑)。クラップは、サンプルじゃなくて、ちゃんと自分たちでやったんですよ。スタッフも参加して、夜中に何度も録り直したりして。そうやって、キッチリしたものと人間っぽいものの両極を、一緒のアルバムに詰められるようになったんです。現場のノリでクラップを入れたり、スタジオにある楽器をそのまま使ってみたり、そういう偶然って、宅録とはでは絶対無いものだから。これからも、レコーディングのたびに、その場その場の雰囲気みたいなものを、スタジオで楽しめたらいいなって思います。
エピローグ的な意味も込めて、ちょっと静かな曲で終わりたかったんですよね。遊び心は大事だけど、最初と最後は、バチッと決めたかった。みんなで遊んでいる時間も楽しいけど、それが終わって一人で考えごとをすると、こういう感じの曲になるんですよね。でも、そうやって一人で思い出すことが、最近あんまり悲しいものじゃなくなっているような気がして。何が大切かっていうのを、大人になってわかるようになって来たのかもしれないですね。そういうことを、この歌詞の中では書けたかなと。普遍的な音楽の中で、一番大事なことを歌えた。あるべき音楽の姿とかメッセージとか、そういうものを感じる曲ですね。