L'Arc〜en〜Ciel インタビュー

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INTERVIEW
エキサイト ニューアルバム『BUTTERFLY』のレコーディングが終わった、今の率直な感想は?
yukihiro 飛び飛びでやってたので、「終わったぞ」っていう感覚は少ないですね。
エキサイト でも、レコーディング期間自体は長かったんですよね?
yukihiro

そうですね。ただ、長かったって言っても、例えばいつもだったら3ヶ月とかそれくらいまとまってやるんで、その間はレコーディングをやってるって感覚になるんですけど、今回は1曲か2曲やったらしばらく空いて、またやるといった具合にやってたんで。だから最終日も「あ、今日で終わりなんだ」っていう感覚だったんですよね。

エキサイト レコーディングはいつから?
yukihiro

収録曲の中にシングルとして出していた曲が多いので、それを入れるとすごく長いんですけど(笑)。アルバム作ろうかって言って始めたのは、昨年(2010年)の9月ですね。

エキサイト

アルバムを通して聴いたイメージは?

yukihiro

いいアルバムができたなと思いました。何年も前に出した曲が入っていたりするので不思議な感じですね。4年前の曲があるんですよね。

エキサイト シングルで最も古いのが『DRINK IT DOWN』(2008年4月2日リリース)ですね。
yukihiro だからそういうのもあったり、最新の曲があったり、ですけど、「やっぱりこのアルバムなんだな」という気がしましたね。
エキサイト テイク数が『KISS』の辺りから少なくなってきているということですが、今回は?
yukihiro 今回も少ないですね。
エキサイト その理由ってなんでしょう?
yukihiro あきらめがよくなったんじゃないですかね(笑)。
エキサイト yukihiroさんの中でのL’Arc〜en〜Ciel像が明確になって、そこに最短ルートで行けるようになったのでは?と思ったのですが。
yukihiro

みんなのデモのクオリティが上がってるっていうのが一つにはあるかもしれないですね。テイク数の多かった時はみんながいいって言っても自分がちょっとって思うところがあるとやり直してたんですよ。でも今は判断を第三者に任せてますね。

エキサイト 今のほうがいいですか?
yukihiro

テイクが増えていくと、スタジオの空気もどんどん停滞していくので(笑)。その時は自分のいいと思えるテイクが録れなきゃ嫌だったんです。でもドラムのテイクが早く決まっていくと、次の音に向かうのも早くなるんで、気持ちがどんどん上乗せされるっていう感じはしますね。あとは、『KISS』を録ってた時に、早いテイクで録れた時の方が喜びみたいなものがあったんですよね。自分で難しいと思ってた曲とかも2、3テイクで録れた時は「よし!」っていうのがあったので、今回もそれでいこうと(笑)。

エキサイト 3曲目「Bye Bye」でのyukihiroさんのプレイですが、割合手数をかけたAメロBメロから、一転、サビでのシンプルなプレイというのが印象的で、曲全体のイメージをがっしり支えています。アプローチという点において、テンポだけではなく他に意識することは何でしょうか?
yukihiro 曲に沿うように考えますね。メンバーからのリクエストもあったりします。
エキサイト 「Bye Bye」に関しては、メンバーからはどのようなリクエストが?
yukihiro フロアを使いながら8ビートでっていうイメージが元からあったみたいで、それで頭打ちのああいうパターンになってからいろいろ考え出したって感じだったと思います。Lenny KravitzがプロデュースしたVanessa Paradisの「Be My Baby」みたいな感じのイメージにしようかってなって。誰からの提案だったのかちょっと覚えてないんですけど。
エキサイト ちなみに今回は、kenさんと作業されることが多かったと伺っています。
yukihiro

僕の曲はkenちゃんにいろいろやってもらってます。僕は自分の曲をメロディとコード進行と、こんな感じのドラムパターンっていうのしか入れていかないんですけど、それだとやっぱり曲の雰囲気が伝わりづらいんですよね。なのでkenちゃんとやりとりをして進めてもらうことが多いですね。

エキサイト 翻訳を上手くしてくれるというような感じですか?
yukihiro これしか入ってないんだけど本当はこういうふうにしたくて、というやり取りをして、それに対してkenちゃんがパターンをいくつか出してくれて進めて行くことが多いです。
エキサイト 6曲目、yukihiroさん作詞、作曲の「shade of season」がまさにそうやって出来上がった曲なんですね。
yukihiro そうです。僕がメロディとコード進行とドラムだけで、ほかのことはkenちゃんが考えてくれたことが多いです。シンセの音色とかは僕が家に持ち帰って作り直したりしました。
エキサイト ギターが鳴り続けている感じ、シンセの音色、音の隙間、歌詞のイメージ…すごく不思議な曲なんですよね。最初のイメージはどういうものだったんですか?
yukihiro まずメロディとコード進行があったんですけど、とりあえずのリズムパターンしかなかったので、そこからリズムパターンの構成を作って、kenちゃんにプリプロの現場でアレンジしてもらいました。
エキサイト 根底にはポストロックの雰囲気がありますよね。
yukihiro 僕はリズムに関してはポストロックっぽいアプローチがいいかなと思ってたんですけど、kenちゃんと作業していくうちにニューウェイヴ感じが出てきて、それもよかったので。格好いい曲になったと思います
エキサイト 歌詞の中では“記憶”という言葉がキーワードになっていると思うのですが。
yukihiro なんか淡々とした歌詞がいいなと思ってましたね。
エキサイト 曲調も含めてなんですが、特に歌詞から“無常観”のようなものをそこはかとなく感じます。
yukihiro 言葉を選んで詞を作ると僕はそういう感じになることが多いですね。無常観って言われて、「あ、そうかもな」って思いました。自分では無常観って思ったことはなかったですけど、もしかしたら僕の言葉選びにはまってる言葉かもしれないなと思いました。
エキサイト ベースがすごく動いていますね。
yukihiro kenちゃんがベースを弾いてくれたんですよ。僕はベースすら入れてないんで、デモは(笑)。その時に動くベースをkenちゃんが入れてくれて。で、それをtetsuyaくんの解釈でやってくれたんだと思います。
エキサイト リズムのポイントは?
yukihiro AメロBメロですね。ちょっと展開して、サビで8ビートになったと思ったらスネアがスリップしてるパターンです。
エキサイト yukihiroさんのポップってこういうことなのかな、と思いました。
yukihiro はい。僕はポップだと思ってやってます。
エキサイト yukihiroさん自身は、今回どのような作曲モードでしたか?
yukihiro ギターロックにしたかったですね。オルタナな感じのギターが主役のバンドサウンド。「shade of season」は1音色で最後まで貫くギターがほしいと思ってました。
エキサイト 改めて、今回のレコーディングをふり返っていかがでしたか?
yukihiro 最後に歌入れした曲が、最初にドラムをレコーディングした曲だったんですよ。だからなんか感慨深かったですね。
エキサイト いいストーリーですね(笑)。ちなみにどの曲ですか?
yukihiro 「wild flower」です。
yukihiro
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