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INTERVIEW
ニューアルバム『町を見下ろす丘』を全曲解説! 宮本浩次インタビュー
前作『風』より1年6ヶ月振りに、満を持して放たれた16thオリジナル・フル・アルバム『町を見下ろす丘』。収録曲全11曲について楽曲に込められたテーマ性、制作過程におけるエピソード等を、余すことなくお聞きました。
(インタビュー/文責:神谷弘一)
07 『人生の午後に』
 アルバムの初期に出来た歌詞で、明快かつ具体的にこのアルバムのテイストを説明してる曲ですね。ひとつのクライマックスだと思うんですが、具体例として例えばもしかすると、これは恋人といる場面を描いているのかもしれない。曲とマッチしていると思います、歌詞がすごく。
 “人生の午後に”という言葉が出てきたのは……でかいですね、年齢が。僕はもう、年齢のところばっかり見ちゃうんですよ。ま、昔から好きなんですけども、夏目漱石が「吾輩は猫である」を書いた年齢とか。で、僕の年齢はもう人生の午後ですよね、もう午前中じゃないですよ。39歳ですから。
34〜5歳だと、まだ俺はいけるんだと思ってました。実際、元気だしね。でもなんとなく、健康状態が悪くないのに、体が重かったりするとね……。やっぱり最近ですね、明快にそれを受け止めるというのは。 37〜8歳くらいからじゃないでしょうか。
08 『雨の日に...』
 自分の話になっちゃって申し訳ないんですけども、毎日毎日、僕はスタジオに行くのが日課でしてね。で、晴れの日もあれば、雨ふっちゃってる時もあってですね。だから“雨の日に〜”って歌いながらスタジオに到着して、歌いながら、そのまま前半部分は出来てるんです。日常の等身大な感じって言っちゃあれですけど、それは出てると思いますよ。雨の日に〜ってリフとね、歌詞の最初の一節っていうのが。考えながらスタジオに行った時の感じ――駅前にバス通ってたりするしさ。
 “カラスがアホウと鳴いて飛んだ”という歌詞に関しては……カラスは割と日常的にその辺にいる動物で、僕は何となく愛着がわいちゃうんですよね。で、カラス被害っていう深刻な部分は僕は分からないんですけど、カラスだって俺たちが生ゴミ出したりしてるから、何となく安全に過ごしてんだろうなとか、猫だってその辺の近所のおばちゃんが餌やっちゃってるから、あんなにその辺に居るんだろうなって思うと、何かかわいくてね。とは言っても、スズメがちょっと減っちゃってるのは、多分カラスが巣の卵食べちゃってんじゃねえかとかね。東京は明らかにスズメが減ってます。多分、カラスの被害だと思いますね。
09 『流れ星のやうな人生』
 “夢から夢へと綱わたり”っていう言葉とメロディーが非常にうまく合ってですね、好きです。僕が言いたかったのはさ、『すまねえ魂』と同じで、今の自分を信じてみなよ、ってことで。普段恥ずかしくって言えないんだけどさ、歌とマッチしてたから、堂々と言えたっていう。それは『すまねえ魂』と同じでさ、あの人も探しちゃっててさ、“すまねえ魂”って言ってんだよな。この曲はその続編でさ、信じろって言ってるわけ、だから魂、いいんだ、信じろよって。そう皆に言ってるつもりだったんだけどね。
 あと、バンドが背伸びしないで出来る曲っていうかさ。『甘き絶望』とかはとても難しい曲だったんだよね、一生懸命練習したから何とか形にはなったけど。『流れ星のやうな人生』は、もちろん曲が一番偉いんだけどさ、この4人がストレートに一番解釈しやすかった曲かもしれませんね。演奏面でも、歌詞の面でも。だから凄く肩の力を抜いて出来ました。多分俺たちに合ってるんだと思うよ。
10 『I don't know たゆまずに』
 これは凄く好きな曲で、一生懸命アレンジをやって楽しかったですね。ぱーって一回歌った歌に対して、ぱーってギターのフレーズが出来て、ぱーってドラム作って、ぱーってベース入れたの。曲が出来たシーズンとしては、『すまねえ魂』から一年以上経ってからの曲なんですね。僕が曲を午前中から作り出した、生活の流れの中での一つのピークだったんだと思うんだよな。『すまねえ魂』も出来て、『流れ星〜』も出来て、『人生の午後に』もあって『甘き絶望』もあって、それを踏まえて出来てきた曲です。
“今、たゆまずに”という部分は、どうでもいいや、でも投げちゃだめだ、と。鈴木啓示のコピーじゃないですけども、投げたらあかんってね。まあ、今や誰も知らないですけども……。出来る事をやらにゃああかん、出来る事を分かっているだろうお前、っていう歌ですよね。よく新聞とかで、バレリーナの人が一日休んじゃうと体が動かなくなっちゃうっていう話が載ってるじゃないですか。きっと、あれもたゆまずに、なんですよ。しっかり、分かってやって行かないと。
11 『なぜだか、俺は祷ってゐた。』
 俺、曲が出来たときって嬉しくて祈りたくなっちゃうんですよね。あ〜つってね、最近。何かでも言ったけど、永井荷風の写真がたまたまあったんで、写真に祈っちゃいましたね、とりあえず。いい曲できた時に、天にも昇りたい気持ちっていうのはあったけど、でもまあ祈っちゃいなかった気がするんですよ。だからちょっと不思議な感覚でしたね。
 きっと、一生懸命になったんでしょうね。『町を見下ろす丘』を作っている時期に、自分の“的”がはっきりしてたんだと思います。音楽だったり、バンドだったり、歌詞だったりとか、まあ当たり前の事なんでしょうが、職業だしさ。その分喜びが深かったのかもね、僕の中では。だから祈っちゃったのかも。
 “格好よく死にたい”っていうフレーズはね、つまり格好よく死にたいんですよ。無理かなとも思いつつも、でも格好よく死にたいなあって。日本人はアホな事やってて、辞世の句みたいなものもあってさ。偉そうな感じもあるけど、でもまあ何かいいよね。何か最後に締めるじゃないけどさ。その気持ちは分かるよね。やっぱり生きてる限りはね――うん。
『シグナル』を語るインタビューダイジェスト!!
MOVIE
『シグナル』
1M HIGH 1M HIGH
『今をかきならせ』
1M HIGH 1M HIGH
RELEASE
『町を見下ろす丘』
(TOCT-25987)
01 地元のダンナ
02 理想の朝
03 甘き絶望
04 すまねえ魂
05 シグナル
06 今をかきならせ
07 人生の午後に
08 雨の日に...
09 流れ星のやうな人生
10 I Don't Know たゆまずに
11 なぜだか、俺は祷ってゐた。
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