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PICK UP!/福原美穂 天賦の才を持った、2008年超注目新人登場!
福原美穂
Excite:北海道の札幌出身だそうですね。どんな子供時代で、どういう所で育ったんですか?
福原:幼い頃は人見知りで、本当に仲の良い子としか話さない子でした。なんだか余り信用してなかったんですよね、周りの人を。暮らしていたのは、山の中でした(笑)。
Excite:実家の周囲を自然に囲まれて?
福原:そう、山と川に囲まれて。かなり大自然。虫を捕まえたり、草を切って、ままごと遊びをしていました。
Excite:お父さん、お母さんはどんな人でした?
福原:幼い頃のお父さんのイメージは…怖かったです。怒らせると叩かれるような、そういう怖さがありました。
Excite:お母さんは?
福原:お母さんは常に仕事をしていたイメージですね。とにかく家にいなかった。それは今も変わらずで、ずっと働き尽くめです。
Excite:兄妹は?
福原:5人います。姉、私、弟、妹、妹。下の妹が、5歳と7歳で、まだ小さくて。
Excite:じゃあ、家の中は賑やかだったんじゃないですか?
福原:いや、お母さんがいないとワイワイ出来ない家でしたね。騒ぐとお父さんが怒るから。だから、静かに兄妹と遊んだりして、気を遣いながら生活していました。結構、肩身が狭かった(笑)。
Excite:それが人見知りな性格に繋がっているのかな?
福原:そうだと思いますね。だから、幼い頃から人をすごく見ていました。 “この人、何考えてるんだろうな?”と探るのは、癖になっていますね(笑)。
Excite:歌うことは、小さい頃から好きだったんですか?
福原:好きでした。小学校1年生ぐらいから歌っていました。当時から「私は歌っていきたい」と思っていました。
Excite:そう思ったきっかけは?
福原:お母さんが仕事に行く前に、「今日はマライア・キャリーの『MY ALL』を歌ってよ〜」と言われたりして。
Excite:へぇー、お母さんからそんなリクエストが入るんですね。
福原:そう。で、歌ったらものすごく喜んでくれて、笑顔で「じゃあ、仕事、行ってきます」みたいな。それが小学校3年生くらいで、その頃から、私が歌うことで喜んでくれる人がいるんだ!私の歌で人を喜ばせることが出来るんだ!と思うようになって。それで「歌を歌っていきたい」と思いました。
Excite:この世界に入るきっかけは、中学3年生の冬に出た北海道の地元TV番組だそうですね。
福原:地元のある番組で賞金がもらえるカラオケの企画があって、その映像をたまたまソニーの方が観てスカウトしてくれたんです。
Excite:歌手になる足掛かりになるかもしれない、と思って出たんですか?
福原:そうは思っていませんでした。家でずっと見ていた番組だったんですけど、それまで課題曲が演歌ばっかりだったのが、ちょうどクリスマス時期で、課題曲がマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」だ!っていうのを知って「あ、マライアなら歌える!歌いに行こうかな」って。それで、次の日学校に行ったら友達も見ていて「絶対出たほうがいいよ!」と背中を押してくれて…。
あと賞金も出るってことだったから…(笑)。
Excite:ちなみに賞金はいくらだったの?
福原:1万円だったかな。
Excite:ところで、福原さんのルーツになっている音楽は?
福原:お姉ちゃんは90年代のR&Bやブラックコンテンポラリー、お父さんはロックやブルース、カントリーをよく聴いていました。ちょうど、家に無かったのがソウル・ミュージックだったんです。それで、他人が聴いているものではなくて、私も自分で好きなものを見付けようと思ってCD屋さんに行ったら、モータウンのコンピレーション盤とかアレサ・フランクリンに引っ掛かって。それで初めて買ったCDがアレサ・フランクリンの『Lady Soul』だったんです。
Excite:フェイバリット・シンガーを3人挙げると?
福原:アレサ・フランクリンとウィルソン・ピケット。あと、ソウルとは違うかもしれないけど、キャロル・キングがすごく好きです。彼女のような表現が出来たら良いなと思いますね。
Excite:デビュー曲の話も聴かせてください。「CHANGE」は、実はレコーディングする予定がなかった曲だそうですね。
福原:そうなんです。最初は、とりあえず「カッコイイ曲を作ろう」ということで、2Soul(ニューヨークのプロダクションチーム)との顔合わせに行ったんですけど、色々トラックを聴かせてもらっているうちに、すごく気に入ったトラックがあって、すぐにスタジオでセッションすることになって…多分30分くらいで出来ちゃったんですよ。そしたら、私達が思っている以上に周りの反応が良くて。「カッコイイ、サビがすごく良い」って。それで「デビュー曲にしよう」ということになって、歌詞を書いたんです。だからものすごいパワーと勢いが詰まった曲になったと思います。
Excite:歌詞はどういう想いを込めて書いたんですか?
福原:恋愛のことがベースになっているんですけど…。
Excite:自分の実体験で書いた歌なんですか?
福原:もちろん、そうです。歌詞は誰か対象がいて書くことが多いですね(苦笑)。今は当時と状況が変わっているし、プライベートな話なのでこれくらいにしておきますけど(笑)。その時は一緒にいたくて、でも、環境や状況がお互い満足するものではなくて…。一緒にいたい気持ちはあるけど、一緒にいるなら変わって行かなきゃ。お互いを必要としているのなら、お互いの理想像に向けて変わっていこうよ、と。そういう気持ちを書いたんです。
Excite:これは恋愛になぞらえて、地元を離れる福原さんの今の心境とか、福原さんの音楽に対する気持ちが綴られているのかなと深読みしていたんですが(笑)。
福原:その時はそれはなかったですね。ただ、これを書いた時と今では気持ちがチェンジしていて、この歌詞を今の私が解釈すると、“恋愛だけではない部分にも言えることだな”とは思っています。一緒にやれるから変わっていけるとか、一緒にいてくれるから変わっていけるということは、家族だったり、友達だったり、仕事仲間だったり、色んな人に向けて言えることだと思っています。
Excite:そんな福原さんにとってソウル・ミュージックとは?
福原:ソウルに限らず、音楽がもう生活の全て。そう思っていますね。生きていることとか、毎日感じていること。生活しているということ。私はそれを音楽で歌って表していきたいです。
Excite:では、普段の生活の話も。今、日常生活の中で興味があるものは?
福原:人との出会いかな。色んな人を見たりとか、日々、沢山の人に出会ったりとか。まぁ、人見知りをしていた時期も多かったので……。
Excite:その分を取り返してやろうかな、みたいな(笑)。
福原:そう。だから、今は人間に興味があります(笑)。
Excite:普段、休日は何をしていたりするんですか?
福原:よく人間観察していますね。
Excite:あ、実際にそうなんですね。人間観察で街に出たりとか?
福原:街に出る時もありますし、家の窓から、まさしく上から目線で(笑)歩いている人を眺めたりとか。
Excite:では、最後の質問です。これから“福原美穂の音楽”をやっていく上で、「これだけは絶対に大事にしたい」というものはなんでしょう?
福原:家族、かな。……家族はずっと大事にしたいと思いますね。……家族話になると、泣きそうになるのであんまりアレなんですけど……。
Excite:恩返し、なんですか?
福原:いや、それとも違うかも。なんだろ。
Excite:家族を笑顔にしたい?
福原:Yes。なんか、ずっと愛していきたい人達なんです。
Excite:そういう人達の喜ぶ顔を見たい。
福原:そうですね。何があっても離れないと分かっているから。その絆を、多分ずっと壊したくないというのかな。一番大事にしたい人達だし、絶つことの出来ない血の繋がりがあるというか。失わないものだし、失いたくないもの。……歌っていく中で心から一番大事にしていきたいものだし、今までもそうだったので。
Excite:福原美穂の歌の原動力になっているものは家族ということなんでしょうね。
福原:そうですね。…家族の為に歌っているというのもあるし、お父さん、お母さんを早くラクにさせてあげたいという思いもあるので。ただ…いまは家族だけでなく、私がまだ出会ってない私の歌を待ってる人たちに早く聴いてほしいっていう気持ちが、前よりもっともっと強くなってきたので、やっぱり“届けたい”という気持ちなんだと思います。
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