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ロングインタビュー
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Excite:

一曲目に「SAKURA」をもってくるというのは、三人で話し合って?

山下:

そうですね。最初は違う場所に入れてたんですけど、『桜咲く街物語』っていうタイトルが決まった時に、収録曲と曲順をもう一度確認したんですよ。そうしたら、「このタイトルだったら、やっぱり「SAKURA」が一曲目でしょう」っていうことになって。

Excite:

タイトルが決まったことで、アルバムのテーマが見えてきたんですか。

山下:

そうなんです。「SAKURA」で始まり「SAKURA」で終わる。曲順が必ずしも季節を追ってるワケではないんですが、アルバムを通して聴いてもらうと一年を感じることができるんじゃないかなって思います。最初は、真ん中ぐらいに入ってたんですよ、「SAKURA」は。あんまり「SAKURA」ばかりが目立ったりしても、という気持ちもありましたし。

Excite:

シングル曲をどこに入れるかというのは結構悩むところですから。

水野:

そうなんですよ。それだけインパクトが強いですから。曲順に関しては、タイトルが決まったことでアルバムの形が見えてきて、決まったっていう感じでしたね。

Excite:

それだけ、『桜咲く街物語』というタイトルがこのアルバムにピッタリのだということなんでしょうね。

水野:

はい。ある程度レコーディングが終わった頃に「そろそろタイトル考えなきゃね」って話してた時、いろんな要素というか、アイディアはいっぱいあったんですよ。「自分たちは邦楽をやってるから“邦楽”という言葉を入れようか」とか「四季の曲が多いから、四季に関する言葉を入れようか」とか。いろんなアイディアは出てきてたんですけど、なかなか決まらなくて。アルバム全体の雰囲気を汲んでくれるようなタイトル案が全然出てこなかったんですよ。そうしたら、「一回、文章みたいなタイトルでも良いんじゃない?ワン・ワードでなくても」っていう意見が出て、ここに行き着いたんです。『桜咲く街物語』って。

いきものがかり
Excite:

そんな経緯があったんですか。

水野:

そうなんです。「物語」っていうのは聴いてくれている方たち自身のパーソナルな思い出だったりとか、その人自身のストーリーだったりとか、そういうものをイメージしてて。そこにこの曲たちが引っ掛かっていけば良いなって思ったんです。

Excite:

聴く人それぞれが自分の物語にアルバムの曲を重ねてもらえたら良い、と。

水野:

はい。そう考えたら、『桜咲く街物語』っていうタイトルは、もしかしてすごく色んなことを汲んでくれるんじゃないかって。みんなも「良いね、良いね!」って、このタイトルを気に入ってたし。

Excite:

満場一致で決定を。

水野:

はい、しました。「桜舞う街」だと桜が咲いた時期だけしかスポットが当たらないような気がしたんですけど、「桜咲く街」だったら桜が咲くまでの季節だったり、桜が散った後の季節だったり、いろんな季節をイメージ出来るなって思ったし。全て日本語だし(笑)。

Excite:

そこもポイントですか(笑)。

水野:

はい(笑)。このタイトルが決まったことで、何曲か新たに入れた曲もありますし、制作面でもタイトルが大きな鍵になりました。

Excite:

たしかに、タイトルが決まらないと、どこか落ち着かないですよね。

山下:

そうなんですよ。今回、タイトルに意味付けをしたので、そこから派生した曲が生まれたというのは僕らにとっても新しい経験だったんです。これまでインディーズでアルバムを出してはいたんですけど、収録曲とは関係なくタイトルを付けたりしてたので、こんなに真剣にアルバムのタイトルを考えたのは今回が初めてでした。

Excite:

桜って日本に沢山あるので、どこの街に住んでる人でも自分の街に重ね合わせ易いかも。

山下:

そうしてもらえたら一番嬉しいですね。桜が咲かない街ってあんまりないですからね。桜のある街で、桜が咲いたり、桜が散ったりしながら、四季を感じる。そんな一年の物語を感じてもらえたら良いなって思います。

吉岡:

タイトルから、色んな人の生活が浮かんできたので、「これは良い!」って思いましたね。タイトルによって、全体がまとまったっていう感じもありました。

いきものがかり
Excite:

曲のタイプは色々なので、まとめるのが難しいと思うんですけど、このタイトルだとひとつのストーリーのように感じられますね。

吉岡:

はい。

山下:

タイトルに“物語”と付いてるのが、個人的にも気に入ってます。ずっと“いきものがたり”って勘違いされてる方もいるので、差別化を図るためにも良いんじゃないかなって。

Excite:

逆に、「やっぱり“ものがたり”だったんだ」って思われたりして(笑)。

山下:

それもあり得ますね(笑)。

Excite:

アルバムにはボーナス・トラックを入れて14曲が収録されてますけど、シングル曲以外の曲は、どのようにセレクトしたんですか?

山下:

アルバムのために書き下ろした新しい曲もあれば、デビューより前に作った曲もあります。この4年間の活動が集約するような内容にしたいと思ったので。一番古いのは「夏・コイ」かな?

水野:

うん、「夏・コイ」が一番古いね。4年前に大学受験のために活動を休止していた状態から再び活動を始めるようになったんですけど、そこ頃からこの曲はずっとやってますね。

山下:

ワンマン・ライヴでは必ず演奏してきた曲なんです。

Excite:

ひとつの原点とも言える大切な曲なんですね。

水野:

そうですね。アルバムの制作に向けて、「夏・コイ」みたいな3人でやる曲があったら良いねって言ってたんですけど、新しい曲を作るよりもやっぱり「夏・コイ」を入れたいなって思ったんです。ライブとかで、いきものがかりを観に来る人にはこの曲を知っててほしいなって。僕らのことをメジャー・デビュー後に知った方がほとんどだと思うので、そうすると「夏・コイ」を知らないじゃないですか。僕らとしても、ライブでずっとやってきてる曲だから、もしかしたら一番やってる曲かもしれないので、今回のファースト・アルバムに入れることができて良かったと思ってます。

吉岡:

前回のツアーでも歌ったんですけど、やっぱりこのアルバムの中の位置と同じように最後の方に演って、みんなで手を挙げて♪ラララ〜で合唱して一つになれる曲だから、これを覚えてきてくれると一緒にライヴを楽しめますね。

Excite:

よりライヴを楽しむためにもマストな一曲だと。

水野:

はい、そうです。

山下:

3人で歌えるような曲はこれからどんどん作っていきたいと思ってますけど、ファースト・アルバムのタイミングだと、やっぱり「夏・コイ」しかなかったですね。

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