そうですね……、この一年通してやってきたことは、“いきものがかりがどうあるべきか”と言うと少し堅いですけど、自分たちが作った曲や音楽を自分たちが抱きしめるんじゃなくて、聴き手の人に渡して、聴き手の人が受け取って自分のものにしてくれる。そういうふうになるのが、今私たちがやるべきことなんだなって、三人ともこの一年間で考えてたし、向かってたと思うんですけど。その中で、自分の歌い方も二人にもらった曲の主人公になりきるとか、抱え込むとかよりも、“曲のイメージそのままを渡せるように”、“伝えられるように”ということは全曲通して心掛けてたことでした。やっぱり、自分のものにし過ぎたり、内に入り込み過ぎて曲の主人公になってしまうと、その曲が受け取りにくくなる。そんなことをスタッフやディレクターさんからも言われたし、自分でも考えたりしました。 |