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総力特集 Vol.8 いきものがかり TOP
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音楽的価値観
吉岡聖恵 01 02 水野良樹 01 02 山下穂尊 01 02
中学校の頃にはもう歌にしか興味がなかったんですよ。不思議なことに。運動部とかに入ろうかなとは思っていたのに、やっぱり歌うことの方に意識が流れていっちゃって、結局、中学校の3年間も合唱部に所属しました。部員8人しかいなかったですけど(笑)。中2からは先輩もいなくて部長になっちゃったりもしました。コンクールとかもあったけど、そんなに厳しく活動するという程ではなく、普通に合唱曲を部長として仕切って、みんなで歌っていたくらいなんですけど。合唱曲も童謡と一緒で好きなんです。ぱっと歌ってイメージが伝わるものだったり、誰もが口ずさめるものだったりとか、メロディが覚えやすいものっていうのは童謡好きから来ていると思います。私自身の性格も単純だったし、ぱっと歯切れよく歌って、メロディが残って、歌っていて気持ちが良くて楽しいっていうのがどうしても好きなんですよね。そんな中学生の頃に、世の中にゆずが出てきたんです。それで物凄く好きになって。勉強をしながら何気なく付けていたラジオから『夏色』のイントロが流れてきたときに「なに!?」ってドキッとしちゃって。聴いていたら声からも曲からも歌っている人たちの表情や雰囲気が全部わかる気がしたんです。実際に、ミュージック・ビデオを見たら海辺でじゃれあいながら撮っていて、そのとき感じたゆずのイメージそのままだったんです。すごく新鮮な感動があって。ミスチルを買った頃からポップ・ミュージックというか、普通の音楽に触れてはいたけど、聴きやすくてどこか懐かしくてメロディも覚えやすくてっていうゆずの音楽は、そのときの自分にハマるものだったんです。お父さんがギターを弾いて『サボテンの花』とか『木綿のハンカチーフ』とかを「一緒に歌おうぜ」って家族でみんなで歌ったり聴いていたりしていたんですけど、そのことを思い出したりもして。ゆずにはハマりました。その頃から。童謡や合唱曲にも通じるところがあったんですよね。だから本当によく聴いていますね。
いきものがかり

そうやって音楽を聴いたりもしますけど、やっぱり歌うことが一番なんですよね。もう楽しいとか、そういうことではなくて。もちろん好きだし楽しいから歌っているんだと思うんですけど、気が付いたら「歌しかなかった」っていう感じなんですよね。だから、歌に対しては不思議な感覚ですね。「なぜ歌うことを選んでいるんだろう」って思っても、「自分の中ではしっくりとハマっていくから」っていうだけなんですよね。自分の歌を人に聴いて欲しいっていうのも、ずっとあったし。2歳の頃に親戚の結婚式でアカペラで『てんとう虫のサンバ』を歌っているビデオがあって、すごく「私は歌いたい!」っていうのが伝わる感じなんです。だから、その頃から人に歌を聴いてもらいたかったんでしょうね。高校の頃なんて学校の廊下でも路上ライヴしていましたから(笑)。聴いてくれる人がいるのって本当に嬉しいことだなって思います。でも歌は“趣味”じゃなかった。歌っていることは日常だったから。“歌手を目指しています”っていうよりは、歌うことしかしていなかった。本当にそんな感覚ですね。ただ、いきものがかりとしてデビューしてからは意識が変わってきて。歌じゃなくて音楽というもの自体に目を向けなきゃと思うようになりましたね。歌のことしか考えてなかったのが、歌のために視野を広くしていこうと思うようになりました。この1年で音楽そのものへの興味が湧いてきたところですね。バンドで音を出して、その中で歌うことが楽しくなってきました。音の中に歌が入っていくことが面白くなりましたね。リズムのことや全体のバランスの中での歌の存在について、とか。考えていくと楽しいんです。それが。

今後のいきものがかりについては成長していきたいというのがあります。やっぱり1曲1曲歌うたびに、成長していかなきゃいけないし、もちろん日々音楽に対して色々と考えながら歌っているから成長ってしているんだと思うんです。だから次に録る曲や、シングルにする曲に対して正しいと確信できる歌い方を確実にやっていくことが大切だと思うんです。歌い方も曲によって少しずつ変わっていくと思うし、ベストな歌い方を真剣にやっていけば成長って出てくると思うんです。だからアルバムを完成させた今は、早く次の歌を歌って、アルバムでの成長分を出したいですね。聴いてくれる人にも、そこを楽しみにしてもらいたいなと思います。
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