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総力特集 Vol.8 いきものがかり TOP
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音楽的価値観
吉岡聖恵 01 02 水野良樹 01 02 山下穂尊 01 02
そのギターは、最初は“デカい”って思いましたね。今も実家にあるんですけど、アコースティックギターよりネックが太くて、ナイロン弦で。当時、子供の僕が弾きこなすのは大変でしたが、そこから「フォークギター教則本」を読みながらタブ譜でメロディをなぞることを始めたんです。最初はチューリップの『サボテンの花』を弾いていて、そこでコードの存在を知って、コードを押さえると歌うことが出来ることを知って、徐々にやっていったんです。あぁ、そうやって考えるとやっぱりフォークソングを弾いていたかも。『サボテンの花』とか『いちご白書をもう一度』とか。それも300円くらいの「フォークソング歌集」とかを買ってもらって歌っていましたね。そうやって弾いていると多少簡単なコードは弾けるようになるんですけどね。Fコードは苦戦していましたね(笑)。そうやってコードを覚えていくと曲が出来るんですよね。それを楽しんでいました。6年生の頃にはギターを弾きながら歌えるようになって、卒業のときのお別れ会の出し物で弾くことになったんです。それが初めて大勢の前でギターの弾き語りをした瞬間でしたね。ミスチルの『クロスロード』を歌ったんですけど、それが初めてのライヴでしたね。
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中学生の頃には“僕は音楽をやっていくんだ”っていうのを意識し始めていました。それで洋楽を聴いてみようって思ったんですけど、聴いてはみたけど奥までは浸かることはなくて。ビートルズのメロディはすごく好きだったけど。すぐに覚えられるメロディで。速弾きに憧れたり、エフェクターとか機材に凝ったりのギター少年的にはならなくて、僕にとってのギターはあくまでも歌が歌えるから楽しかったんです。伴奏という意味で。だから自分で歌いたい、歌を作りたい、という想いが強くなっていった時期でした。ただその頃、BONNIE PINKの『Heaven’s Kitchen』に衝撃を受けたのと、玉置浩二さんと安全地帯にハマったんですよね。初めて行ったコンサートも、中学3年生のときの玉置浩二さんでした。周囲はGLAYとか聴いていましたけど、僕はそういう“濃いメロディ”が好きでした。今もバンドサウンドに自分の興味が向いていかないし、メロディに重点を置いていくのは昔の歌謡曲やフォークソング、それに玉置浩二さんの影響はあると思います。

高校ではバンドの多い学校だったので、自分のバンドを組んでバンド活動ばかりしていました。路上ライヴもその頃、始めたんです。バンドではボーカルじゃなかったから、自分で歌いたくて。そのときにゆずが流行り出して、山下がゆずにハマったから「一緒にやろうよ」って、2人で路上に出るようになったんですよね。アコギを持っていって路上でパッと歌っていいんだっていうのを、ゆずさんが世に認知させてくれたおかげで今の僕らがあると思いますね。当時は相変わらずBONNIE PINKを深く聴いていましたね。それまでの邦楽にはなかったメロディでしたよね。色合いは濃くないのに耳に残る。曲を作っていても『Heaven’s Kitchen』を聴いたときのような衝動が起きて、テンションが上がる感じがある曲はいい曲になるっていう感情の基準が今もあるくらいに。

今後の音楽に対しては、僕らのメッセージを届けるんじゃなく聴く人のための音楽を作りたいんですよね。聴く人が楽しむ曲。僕の歌じゃなくて、リスナーの思い出やそのときのストーリーに結びついていくような、リスナーの生きていく時間と繋がっていく音楽。それってすごくポップなことですよね。そのポップさを目指していきたいです。
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