| Excite: | 今回の「19 Memories」は、安室奈美恵さんの「SWEET 19 BLUES」をモチーフにしたナンバーですが、実際にこの曲が出た頃のことは、どのような記憶がありますか? |
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| 加 藤: | 小学校1、2年生くらいの時で、世の中では“アムラー現象”が起こっていました。みんな「安室ちゃんみたいになりたい」と言って、安室奈美恵さんのファッションやメイクを真似して。その当時、私も自分のことを“アムラー”だと思っていましたね。母親にアムラーっぽい子供服を買ってもらっていました。 |
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| Excite: | アムラーな子供服!? |
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| 加 藤: | あったんですよ!すごく似た洋服が(笑)。黒のエナメルのジャケットもあったし、黒のブーツもあったし。他にもバーバリーのプリーツスカートを買ってもらったりしました(笑)。ファンクラブにも入っていたくらいファンだったんです。初めて好きになった女性アーティストでしたね。憧れの存在というものに初めて出会ったんです。いつも「安室ちゃんみたいになりたい」と思っていました。でも当時は小学生なので、曲の意味はわからなかったし、“どういうことを歌っているのかな?”と想像していただけだったんです。でも私が19歳になって、「そういえば“SWEET 19 BLUES”の年齢になったね」と友達の間で話をして。19歳の誕生日会で、カラオケで歌ったんです。その時、初めて曲の意味が理解出来たような気がして。「あ、それわかる!」って思ったんですよね。今までサンプリングという手法で、多くの曲を作ってきたのですが、“この曲を使って歌を出すことは19歳のうちにしか出来ないんじゃないか”と感じたんです。19歳でやらないと意味がないし、“それをやるのは私しかいない!”と思って、すぐにスタッフに相談をして、今回の作品に辿り着きました。 |
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| Excite: | 聴いていた当時は、19歳という年齢に対してどのようなイメージがありました? |
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| 加 藤: | 人生の中で一番輝ける年だと思っていました。「SWEET 19 BLUES」がリリースされた頃は、女子高生という存在がブランド化されていた時期で、“私もルーズソックスを履きたい!”とか、その年齢でいることそのものがブランドみたいな時間を体験したいと思っていました(笑)。まさか19歳が、悩みを持つとか、人生の岐路に立つという感覚を持つなんて想像もしていませんでした。 |
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| Excite: | 大人と子供の狭間となる年齢ですしね。そして、実際に19歳という年齢になってみて、どうですか? |
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| 加 藤: | 自分が思い描いていた19歳像には近付いていると思っているんですけど、“思ったよりも普通だな”という感想ですね。何をイメージしていたのかは自分でもよくわからないですけど、意外とそのまま成長した流れで来られたという感覚なので、これといって実感はないんですよね。 |
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| Excite: | 狭間にいるが故の悩みもなかった? |
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| 加 藤: | あるにはあるのですが、もっと前から悩み始めて、どちらかと悩み終わったという感じで。むしろ“大人になっちゃったな”という実感の方があります。あまり遊びに行ったりもしないし、家にいるのが一番落ち着くというタイプなので(笑)。私は見た感じからすごくアクティヴな印象を持たれているんですけど、家にいるのが一番幸せを感じますね。家で愛犬とゆっくりしているのが好きです。普通の19歳はもっとアクティヴだと思うけど…。 |
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| Excite: | なるほど。そんな19歳の今だからこそリアルな想いが描かれているんですね。その今作ですが、作るに当たっては安室奈美恵さんの「SWEET 19 BLUES」の詩を、かなり読み込んだと思うんですけど、改めてあの曲からどのような物語を読み取ったんでしょうか? |
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| 加 藤: | 端的に言うと、現代と共通している部分と、やっぱり10年経っているので“10年前の19歳と今の19歳は違うな”と思う部分がありましたね。今の19歳は、10年前の19歳より、もっと現実的だと思うんです。景気が良くないし、時代的にも淋しい状況だということがまず違っていて、それを踏まえて“自分はどうしていったら良いのか”を考えなくてはいけないんです。今の19歳の方が「自分の足で立たなきゃ」と思っている気がしますね。その違いがあるんじゃないかと思います。それで表現を、“今の19歳”にしました。 |
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| Excite: | 実際にアンサーソングを歌ってみていかがでしたか? |
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| 加 藤: | すごく気に入っています。“今の加藤ミリヤが歌うべき楽曲だな”と自分で思えるので、それは自信を持って言えるかなと思います。常にどの時代でも、この大人と子供の狭間にある世代の子たちは、こういう曲を歌って欲しいんじゃないかと思うんです。私は、そういう同世代のメッセージを伝える役割になりたいと思いながら作ったので、そういう意味では加藤ミリヤが今、歌うべき曲が出来たと思います。 |