PICK UP!『加藤ミリヤ』21年間に渡るソロ活動の集大成! PICK UP!『加藤ミリヤ』21年間に渡るソロ活動の集大成!
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New Single 2009.1.28 release『20-CRY-』【初回生産限定盤】CD+DVD【通常盤】CD
【初回生産限定盤】CD+DVD SRCL-6950/1 \1,575(税込) 【通常盤】CD SRCL-6952 \1,223 (税込)
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収録曲
1.20-CRY-
2.悲しみブルー
3.Let'em go
4.20-CRY- INSTRUMENTAL
加藤: 今日は私から感想訊いて良いですか?(笑)どう思いました、新曲?
Excite: 正直、びっくりしました。随分雰囲気が変わったな、大人っぽくなったなって。だって生サウンドですからね。
加藤: 生音というかバンド感みたいなのを出したいなって、サンプリングベスト(『BEST DESTINY』)を出す前から思ってたんですよ。次は「何か違うことをやりたいな」とか、「あ、こう来たんだ!?」って思ってもらえるようなものをやりたいなと思っていて。でも、ベストをたくさんの人に聴いてもらえて、そこで私のことを初めて知った人もいると思うから、ここでもう一回、「加藤ミリヤってこういうことを伝える人なんです」みたいなことを言うべきなんじゃないかとも思っていて。その両方の気持ちで作った曲なんです。
Excite: スロウテンポの悲しい曲調ですが、そもそも、どうやって作っていったんですか?
加藤: 今回は今までと違って、最初からフルに生音でやりたいっていうのを提案して。最近、「SAYONARAベイベー」のプロデュースをしてくれた村山(晋一郎)さんとすごく相性が良いので、村山さんに漠然としたイメージを伝えたんですね。ただ、イントロのギターのフレーズだけは音色を指定してたんですけど。で、村山さんとその後、何度かやりとりして、結局、最初のトラックに戻ったんです(笑)、そのトラックを生音に差し替えてレコーディングしました。
Excite: この曲で出したかった情感となると?
加藤: 切ないとか「もう悲しいナ…」っていう曲にはしたかったです。寂しさとか、もっと人間臭さを出したいなぁって思ってたし、出たとは思うんですけど。今回、歌はバンドで演奏した音でレコーディングしたんですけど、その時に違いは感じましたね。バンドマンの人達の感情が音に入ってるんですよ。だから、その分、切なさがすごく増すんだなとか、色んな人の感情が音に入り込んでる感じがものすごくして。「あ、こんな違うんだ」って(笑)。
Excite: 歌詞はどんな想いで書いたんですか?
加藤: 二十歳になって新たに直面してる問題とか悩みですね。その一番は孤独感。大人になっても孤独なんだなとか、そういうことを感じていて。同世代の子なんかも、二十歳になって、10代頃に思ってた二十歳像とはみんな絶対違うと思うんですよ。
Excite: どこがどう違う?
加藤: もっと自分は夢を叶えていたり、夢に向かってバリバリ何かやってるんじゃないかって思ってたと思うんです。ところが実際は夢もないし、目標もないし、何かを探してる、みたいな子が多くて。私もそうだけど、そういうところで理想と現実のギャップがあるし、もっと孤独さが増してきたりとか、自分って結局は一人なんだなって思ったりするんですよ。でも、そう思いつつも、家族とか以外に、自分のことを120%分かってもらえる人が欲しくて。そういう人が一人でもいてくれれば良いのに、そうすれば私は生きていけるのに、みたいな。そういう恋愛感情も含めて書いたんです。
Excite: 難しい質問かもしれませんが、10代の孤独感と、二十歳になってからの孤独感はどこが違います?
加藤: 難しいなぁ。でも、なんか違うと思いますよ。何て言うのかな、十代の頃はもっと“若さ”っていうものを武器に出来たり、それを理由に出来るなっていう想いがあったんです。若いからしょうがないとか、良くも悪くも“若さ”を使える武器として持ってた。その中で悩みを抱えているし、そこまで先が見えてない分、悩んでても孤独でも、先にちょっとくらい希望、期待してる感じはあったんです。で、二十歳を迎えて、大人になって、リアルに自分の仕事に対して向き合うようになってきて。そこで、現実が近付いてきてる!っていうのを感じて、そこでの自分の問題とか、自分はそれとどうやって闘っていけば良いのかっていう孤独感みたいなものが生まれてきて。
Excite: 先行きに対する不安感、孤独感が増してきたっていうことかな。
加藤: そうですね。先が見えてるから(自分が)見えない、みたいな。
Excite: ただ、そこで今までのミリヤちゃんだったら、リスナーに対して「私もそうだから、あなたも一人じゃないよ」と応援、励ましてたと思うんです。でも、この曲では「私は一人なんです」と自分の気持ちを吐露することに終始していて。ひょっとして、今、寂しいモードだったりするの?
加藤: そうなんですかね(笑)。
Excite: “強さ・弱さ”という物差しで言ったら、前は“強さ”が出てたと思うんですよね。
加藤: 今は“弱さ”推しですね(笑)。今までは「でもやっぱり一人じゃないんじゃないか」とか「明るい未来が待ってるんじゃないか」っていうオチに自然になってたんですけど、二十歳になった今は、一人っていうことを今まで以上に感じるようになって。それでいつものように言いたいことを書いたらそうなっちゃいました(笑)。でも、最近書いてる曲ってそういうのが多いです。
Excite: 今回は他の2曲もネガティブかポジティブかって言ったら、ネガティブですもんね。2曲目「悲しみブルー」は曲調もしんみり系だし。
加藤: そうですね。「悲しみブルー」の歌詞は“実らなかった恋”なんですけど。自分の気持ちを伝えないまま、自分で「終わり。ダメだ。やっぱ無理」と思って身を引く、みたいな。
Excite: 3曲目「Let'em go」は、1曲目、2曲目よりは気持ち明るめのトラックだけど。
加藤: でも歌詞は切ないことを歌いたいなと思ってたら、思ってたより切なく仕上がっちゃいました(笑)。これは、全て忘れちゃおうっていう曲で。特に自分の経験とかではないんですけど、(彼氏と)別れた後、女友達とかから「(その彼と)別れて良かったよ」って言われるっていう。付き合ってた時は何にも言ってこなかったのに、別れた途端「ホントは別れた方が良いと思ってたんだよ」とか、「だってさ、どこそこで他の女の子と歩いてたしさー」とか言ってくるって。そうすると、その彼のことをそういう目でしか見られなくなったりとか、例え別れ方がきれいだったとしても、またそこで怒りがこみ上げてきたりとかするって。女友達のたった一言で美しかった思い出が全部崩れていくみたいな。で、「もうイヤ、もーヤだ、もう忘れちゃいたい」みたいな。そういう曲なんです。
Excite: なるほど。でも、これは女性にしか書けない歌だろうなと思いました。「過去の恋を男性はフォルダ保存、女性は上書き保存」という名フレーズを聞いたことがあるけど、男性からすると「やっぱり女性ってこう思うんだ?」って感じで怖いもん(笑)。
加藤: 確かに上書きしていきますもんね(笑)。ホント、その通り。そういうところも含めて、これは女性に共感して頂けるかなと(笑)。
Excite: 話を戻しますが、今回、作っていく時に一番こだわったのはどんなところですか?
加藤: 自分の持っている弱さを出すっていうところは一番重点を置いたかな。歌詞もどうやったらもっと自分の弱い気持ちを分かってもらえるかな?っていうことを考えながら書いたし。
Excite: この曲の聴きどころとなると?
加藤: ブリッジのシャウトする辺りから、最後のサビまでですね。で、一番気に入ってるフレーズは、最後の<生きてるよ…>です。そこが一番気に入ってるかも、歌い方としても歌詞の表現としても。
Excite: 今回は歌い方、歌声が変わりましたよね。歌が生々しくなって、より抑揚が付いたと思うんです。
加藤: うん。そこは結構意識したし、そういうのを今まで以上に考えて録ってたと思います。あと、「20-CRY-」と「悲しみブルー」を録った後に、一週間ニューヨークでボイトレをしてきたんですね。で、「Let'em go」はその後に初めて録った曲なんですよ。だから、よく聴くと声の伸びが全然違うんです。ノドがガシッと開いてる感じがあって、自分でも「こんな違うんだ」って思ったくらいで。あとは気持ちの問題ですかね。「もっと歌が上手くなりたいな」とか、そういうことをベスト盤を出した後くらいから考えるようになって。歌ってると、年々、音域が自然と広がってきてるなっていうのは感じてたんですけど、ってことはもっともっと何か出来るんじゃないかな?ってことを考えながらこのシングルは作ってましたから。ここでもっと自分が進化し続けないとダメだとすごく思っていて。
Excite: そこが最近の一番大きな心境的変化?
加藤: うん。自分自身をもっと追求したくなったっていうことですかね。自分の中に持ってるものをヒップホップ的に言うと、もっとディグりたくなったみたいな。「自分って何が言いたいんだろ?」とか、「本当に自分の中に眠ってる言葉って何なんだろ?」とか、「自分の中にある音、表現したい音楽って何だろ?」みたいなのをものすごく考えるようになってきてますね。
Excite: 言い換えれば、より深みのある曲作りを目指すようになったと。
加藤: そうですね。それをこれからの20代はやっていこうと思ってます。ただそこまで「変わったなぁー」っていうふうには思われたくなくて。今までの私のことを好きだった人もいるから、自分が今までやってきたものを失くしたくはないんですよ。そこを活かしながら新しいものを採り入れていくっていうふうにやっていきたいなと思ってます。
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