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rei harakami レイ ハラカミ
広島生まれ、京都在住。
98年、『unrest』でデビュー。その独自の清廉さと繊細さが織り成す、例えると水彩画のようなタッチの音楽性が幅広く支持されている。
3rdアルバム『red curb』以降、矢野顕子、UA、ショコラ等のプロデュース、くるり、ナンバーガール、Great3などのリミックスなど、ジャンルを超えた活動を展開する電子音楽家。2005年リリースの自身4枚目のアルバム「lust」は大絶賛され、数々のメディアでもベストディスクとして選出。以降、その独自のスタンスでの活動をさらに推し進めている。 |
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東京・お台場にある日本科学未来館が誇る、世界最新鋭のプラネタリウム。「MEGASTAR-II cosmos」。そのプラネタリウムに日本が誇るエレクトロニックサウンド・クリエイターrei
harakamiが、全編オリジナルの音楽を提供した。そのコラボレーションを記念して、未来館にてrei harakamiによるスペシャル・ライヴが2005年12月16日に開催された。
ライヴが行われたのは、未来館の中のシンボルゾーン。上には高い吹き抜けの天井、後ろはガラス張りになって外の景色が見えるなど、ライヴには不向きと思われる場所なだけに、音響を調整するのが大変そうだなと思ったが、よく見るとスピーカーの配置も考えられたもので、その場所での最善の音作りがされていた。ライヴ前半はBPM控えめなアンビエントな曲で構成。シンプルだがその鳴り方は極彩色に響くビートは、時にファットに、時に繊細になり、テクノでもエレクトロニカでもない、不思議な音像を描き出していた。 |
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rei harakamiの立つステージは、白いテーブルの上にハードディスク・レコーダーとマイクのみを置いたシンプルなもの。立ちながら音を操るrei
harakamiの姿は、さながら大学で講義する教授のようだ。頭上の巨大なLED球体ディスプレイ“Geo-Cosmos”に、ほぼリアルタイムの地球の映像が映し出され、デジタルな地球儀となっている。彼の目の前には広いスペースが広がり、観客は全員rei
harakamiの姿を見上げている。これはライヴというより、巨大な地球儀を音で操り説明をするrei harakami先生の授業、と言った方がしっくりくる。
何曲かごとにrei harakamiのMCが入るのだが、それもまた、ちょっとした名物先生の授業のような話ぶり。普通な喋り方とゆる〜い進行ぷりが、殺風景な会場の雰囲気に温かさを与えてくれて、妙に楽しい。ライブ時には必ずフロアを本人が撮影し、公式ブログにて本人撮影の写真として公開している。 |
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ライヴ後半、最新アルバム「lust」に収録されている四つ打ちの曲「joy」を演奏する頃には、立ち尽くしてハラカミの曲を聴いていた観客も、だんだんと体を揺らし始める。
rei harakamiもタオルで汗を拭う。印象的だったのは、最後のほうで演奏したCD未収録の曲「after next joy」。途中で“Geo-Cosmos”を消し、照明も落として、「MEGASTAR-II」を点灯する。館内の壁に星図が映し出されて、それは窓に写る夜の風景とミックスした不思議な空間を作り出していた。 |
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最後は強いベースサウンドとスペイシーな音像が重なりあった、チルアウトなサウンドスケープを演出。終わると観客から暖かい拍手が起こり、rei
harakamiが「ということで、さようなら」という素朴な幕引きが、不思議と印象に残ったライヴだった。
(取材・文 / 竹内知司) |
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