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excite ベスト・アルバム『BEST STORY』が完成しましたね。
YUI&YUKA はい!
excite デビュー・シングル『ハルモニア』のリリースが2003年5月ですから、6年間が詰まった作品ですけど。
YUI そうですね。デビューした当時は、とっても想いが純粋というか、真っ直ぐな想いだけでやっていた憶えがありますね。音楽が好き。歌うことが好き。人に届けたい。曲を作りたい。そんな断片的な想いがあって、純粋な気持ちでスタートしたんです。
YUKA デビューした時は二人ともまだ高校生で、今では大学も卒業して社会人ですからね。1曲目の「ハルモニア」から順番に聴いて行くと、卒業アルバムを見ているような気持ちになります。この時にしか作れなかった曲ばかりが詰まった、宝物のようなアルバムですね、私達にとってこのベスト・アルバムは。
excite リリースした順番に収録曲が並んでいるから、RYTHEMの成長の記録にもなっているし、この曲があったから次の曲が生まれたとか、17曲が繋がってるんだなって感じました。
YUI あぁ、そういうの、感じます。歌声も、作る楽曲も、色んな変化があって、その時々にも感じてはいたんですけど、改めて振り返ってみるとさらに実感できますね。
excite どこが変わったと思います?
YUI 変化というんじゃないんですけど、軸にあるものはずっと変わってないと思いますから。ただ、想いが増えているというのはあるんじゃないかなって。それは、伝えるべき責任感だったり、あとは自分の想いとは違うところでもRYTHEMというのが存在してるから、皆の繋がる場所としてのRYTHEMでもあるから、架け橋的な存在なんですよね、私にとって。私と皆を繋ぐ橋であって、自分自身の周りに色んな要素が増えていった、っていう変化なんですよ。ここで変化したのは、例えば、よりパーソナルに伝えたい想いがあるっていう断片がくっ付いたりとか、すごく若い子に向けてメッセージを届けて行きたいということだったりとか、そういったところが変わってきたのかなって思います。
excite やりたいことが変わってきたわけじゃなくて、やりたいことが増えてきたっていう感じかな?
YUI うん、そうです。やるべき手段とやりたい手段が合わさるところで、自分の使命みたいなものは今も変わってないと思うから、それを持っていると強くいられるというか、揺るがないものがあるんだけど。でも、周りから言われる“変化”っていうポイントでは、悩んだり、ぶち当たったり、色々ありました。
excite 6年間も活動してると、いくつかターニングポイントも出てきますからね。
YUKA そうですね。私は変わりたい願望があったんですけど、このベスト盤を聴いてみて、「あ、変わったんじゃなくて、自分の中で出来ることの引き出しが増えたんだな」って思ったんです。最初の頃って、1つのことしか知らなかったんですよ。1つの歌い方しか知らなかったし、「こういう世界を作りたい!」って、1つの世界に向かって全てを進めていたりしたんですけど、1つ作品が出来たら同じものは作れないんだなって思ったんです。そういう時に、「もっと違う歌い方を見つけなきゃ」とか、「新しいことを見つけたい!」っていう気持ちになって、その想いがギターを始めるきっかけにもなりましたし、ボイトレに通うことにも繋がりましたし、そしてライヴをするきっかけにもなりました。それによって、曲の幅も広がったと思うんです。
excite 新しいことにも挑戦しながらも、自分達のペースで一歩一歩着実に進んできたんだなって思いましたよ。一歩進む度に引き出しも増やしながら。
YUI うん、そうですね。
RYTHEM
excite じゃあ、それぞれ「このあたりがターニングポイントだった」って思うところをいくつか教えて下さい。
YUI 「桜唄」(11th Single / 2007.2.28release)と「蛍火」(12th Single / 2007.7.18 release)の頃かな? この2曲が武部(聡志)さんプロジェクトだったんですよ。そういう意味でも、この2曲はそれまでのRYTHEMの曲とは違った雰囲気の曲になってたと思うんです。それまではずっと同じスタッフの方達と作ってきたので、RYTHEMチーム以外の方から見たRYTHEMのイメージだったり、「こういうのを歌ったら響くんじゃない?」っていう切り口を提案して頂いたのが、このタイミングだったんですね。私自身も、ピアノで弾き語りが出来る曲を、という意識で曲を作ったりもしましたから、ここは1つの大きなポイントだったと思います。
excite RYTHEMがどう見られているのか、どう聴かれているのかを再確認した時でもあったんですね。
YUI そうなんです。もう1つは、「三日月ラプソディー」(7th Single / 2005.8.24 release)と「20粒のココロ」(8th Single / 2006.1.1 release)の間ぐらいの時期かな?
excite その頃は、どんな変化が?
YUI 視野が一気にシューッと縮まっていった時期で、「一人の為に作った歌を世の中に出して良いものなのか?」ということを考えたりして、「この曲をシングルとしてリリースして良いの?」っていう不安もありました。でも、周りの人達の反応を聞いたりして、「あ、出して良かった」って安心したと同時に、パーソナルに歌っていくということがライヴにも繋がっていったんです。ライヴをしていなかった時期だったから、目に見えないと「皆の為に歌ってるんだ」っていう気持ちになってきちゃって。ライヴをし始めると、この人達、この人、この人が聴いてくれてるんだなって、輪郭がハッキリしてきたような気がしました。
excite ライヴをやると、「この人達が聴いてくれてるんだ」っていうのが良く分かるから、次に曲を作る時にちゃんと繋がっていきますよね。
YUI そうですね。
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