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PICK UP!/中川翔子 中川翔子の歌が巻き起こす超新星爆発っ!!
中川翔子
Excite:待望の1stアルバム『Big☆Bang!!!』。完成した今の率直な感想はいかがですか?
中 川:シングルをリリースするごとにどんどん気持ちも大きく変わっているだけあって、通して聴いてみると歌声も楽曲ごとに全然違うので自分でもビックリします。
Excite:歌手としての活動が始まる前は“1stアルバム”というとどんなものを想像していましたか?
中 川:夢にも思えてなかったくらいの感じで。CDデビューということも「あるはずない」と思っていたので、アルバムを作ることになった時は驚いてしまいました。想像は出来ていなかったですね。
Excite:では、音楽という活動に対しては、今、どんなお気持ちでしょう?
中 川:音楽自体は、松田聖子さんやアニメソングと出会って、大好きになったんですが、歌うことは部屋に一人でいる時に歌っているものだったので、歌手が現実的ではなかったんですよね。ネガティヴな気持ちで「(人前で)歌うなんて絶対にムリだーっ!」って思っていましたから。でも、歌うごとに人生が大きく変わっていっていて、そういうのを一番感じるのが歌のお仕事だなと思っています。
Excite:歌で人生が大きく変わっていくということですが、1stアルバム『Big☆Bang!!!』でも変わったことはありました?
中 川:前までは、レコーディング一つでも本当に色んな人のいる前で「用意スタート!」で歌うっていうのがどうしても慣れなくて。「わぁ〜!帰りた〜い」ってくらいに怖かったんですけど、今回のアルバムで一挙に新曲が7曲もあったので、録っていくうちにレコーディングも楽しみになっちゃって。どの曲もそういう出会いがありますね。
Excite:色々なタイプの楽曲がありますしね。
中 川:シングルも4枚とも全然タイプが違うので、アルバムなんて形にはならないんじゃないかとも思っていたんです。でも、アイドル歌謡とかロックとかバラードとか種類が違う分、新曲もやっぱりシングルと同じ感じで個性がバラバラなので、面白い感じになったと思います。タイトルが『Big☆Bang!!!』なんですけど、宇宙の星みたいに楽曲にも色んな色があって楽しいですよね。まだ歌い方が統一されていないということもあるんですが、そんな曲ごとに歌詞の世界を妄想してなりきっちゃって歌っているので、歌声も全然違っているのも面白いなぁ…と自分で思いますね。
Excite:曲に向かう時はその世界に入り込むんですね。イメージトレーニングとかはしているんですか?
中 川:イメージトレーニングとかではないんですけど、ブースに入って、例えばコンサートで歌っているところを妄想した曲もあったんですけど、そういう時はお客さんの顔もなんとなく見えてきたりしましたね。「pretty please chocolate on top」という曲では、完全に「こんなアニメソングがある」ということを考えたんです。「これはアニメのオープニングなんだ!!」みたいな気持ちになって。この曲は自分自身が“ツンデレ”ではないから、「“ツンデレ”になれる歌を歌ってみたい」って言って実現した曲なんです。ピンクの髪の魔法少女で、16歳で…って、それくらいのことまで妄想していましたね。コンサートでは魔法のステッキを使いたいっていう前提で曲を作ってもらったので、コンサートで歌うのも楽しみなんです。
Excite:イメージ作りから出来た曲だったんですね。では歌詞を書くというのはいかがでしたか?初めての経験だと思うのですが。
中 川:これも「私にできるのかな?」って思いましたね。でもいざやってみると、これも自分の人生の“Big Bang!”になりましたね。やっぱり人生の“Big Bang!”だったのが去年の秋のコンサートだったんです。あのコンサートをきっかけに新しく知ったことや考えるようになったことがとても多かったんです。10代の時はずっとネガティヴで居続けたんですが、それは時間がもったいないし、嫌だから消したくて色んなことを貪欲にやりたいと思っていたんです。だけど、そうじゃなくて過去の一秒でも違っていたら今の感覚とは全く違うんだと思ったら、そういうことも必要だったんだって過去も受け入れられる気持ちになれたんです。それはやっぱりコンサートで2000人もの人が集まってくれて、その人たちがたった1回の公演を一瞬ごとに作ってくれたからで。2000人の中の一人でも過去に違うことをしていたら今とは違う人になっていたんだって思ったら不思議だなぁと思って。それって宇宙みたいだなぁって思ったこと。そしてそのコンサートの時の客席のピンクのサイリウムが本当に綺麗だったので、その時のことを書くしかないって思って「starry pink」の歌詞は書けました。
Excite:ブログがあまりにも有名な中川さんですが、今まで歌詞ではないにしろ、感じたことや日々のことをポエム的に書くことはあったんですか?
中 川:全くなかったですね。「作詞は私にできるのか?」って思っていましたし。でもやってみたら面白かったんですよね。音が制限されているところに言葉を探して入れていくのは難しいんですけど「これかな」って思って入れてみたりすることは楽しかったので、またやってみたいという気持ちでいっぱいですね。“ど”ファンタジーの歌とか、やってみたいですね。まず「ムリ」って思うんじゃなくて、やってみれば変わるっていうのは勉強になりました。
Excite:また一つ表現方法を手に入れたんですね。
中 川:そうですね。例えば「ありがとうございます」っていう気持ちはブログでだったらいっぱい書いていたんですけど、いくら書いても伝わらないというか…。でも音が限定されている中に言葉を厳選して入れていくことをしたら、初めて「言いたかったことが言えた」と思ったので、歌詞を書くのはとても良い表現方法だと思いましたね。同じ意味でもこっちの方が深く響く、とか。比べながら入れていくのは面白かったですね。
Excite:タイトルを『Big☆Bang!!!』にするというのはすぐに決まったんでしょうか?
中 川:アルバムという話が出たときから『Big☆Bang!!!』だろうって。もうこれしかないっていう気でずっといました。
Excite:今作にはアニメソングになった曲が4曲収録されていますが、アニソンが好きだった中川さんにとってご自分の歌がアニメソングになるのはどんな気持ちなんでしょう。
中 川:すごく夢だったんです。アニソンを聴いてずっと元気をもらっていたので、いつかそういう歌を歌いたいなってこっそり思っていました。だから嬉しいです。アニメの曲ってストレートで一番シンプルにメッセージを伝えてくれると思いますね。自分の歌で自分でも勇気付けられているし、色々と教えられています。夢が叶いましたね。
Excite:アニソンのカバー作品もリリースされていますが、アニソンのカバーを歌うのとご自身の歌を歌うのとでは感覚は違いますか?
中 川:全然違いますね。カバーでは原曲が好きで、原曲を壊さずに歌いたいっていうことばかりなんですけど、自分の曲では全然分からないから。でも音符だけ気を付けようってことではなく、言葉に感情を入れて歌わないと伝わらないんですよね。それもアルバムのレコーディングで勉強になりました。
Excite:その『Big☆Bang!!!』を引っ提げてのライヴツアーもありますね。
中 川:今回、このツアーの回数分の“Big Bang”が起きると信じているのですが、毎日“Big Bang”ですね。アルバムが出来たことによってコンサートのことを一気に想像出来るようになって「こんな衣装を着たい」とか「こんなことをやりたい」というのが出てきたので、今、ツアーが見えてきた感じがあります。アルバムの曲もいっぱい歌うつもりだし、頑張ります。人生の中でこのコンサートツアーはとても大事なことなので、とにかくこれだけは成功させたいですね。なんとしても。このアルバムは“前向き”というものを大きなテーマとして掲げたいなと思っていたので、色んな人が聴いて、前向きになって、それが連鎖していけば良いなっていう気持ちがあって。その気持ちがコンサートの熱で“ギガントポジティヴ”に変われば良いなって思っています。やっぱり観に来てくれるのはすごい労力を使うことですし。行こうと思ってわざわざチケットを取り、会場まで来て、時間を割いてってすごいことだと思うので。人生で出会えて、関わることが出来るからこそ忘れられない日にしたいですね。
Excite:中川さんにとってもお客さんにとっても“Big Bang”になるツアーも楽しみにしています!
中 川:一秒ごとの奇跡を重ねていけるのがわたしも楽しみです!
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