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| Excite: | カバー曲は自分のオリジナル曲ではないぶん、演技に通じるものがあったりするんじゃないかと思うんですが。
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| 大山: | それは曲の主人公として自分じゃない誰かを立てて、そこから想像するってことですよね。私の場合は、自分の経験から膨らませて歌うことの方が多いんですよ。登場人物を作るのではなくて、「あの時フラレたことあったな」とか「あの時はこういう気持ちだったな」とか、自分の経験から曲に入っていく感じ。
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| Excite: | 戸田さんは役柄を自分に置き換えるんですか?それとも別人として役になりきる?
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| 戸田: | 時と場合によりますね。役として、なんでここで泣くのか分からない時も場合によってはあるし、逆に「今日は泣けないだろうな」って思っていたのに、お芝居をするとびっくりするくらい涙が止まらなくなる時もあります。同じ“泣き芝居”でも、その時々でやり方が違うんですよ。それは役なのか私自身なのか分からないですけど、私はなるべく私自身を出さないようにしています。アーティストの方と役者が違うって感じるのは、歌手の方達は自分の気持ちをストレートに表現出来るけど、役者は自分の気持ちよりも先に役があるってこと。役者はその役の気持ちを伝えることが大切なので。私達がストレートに自分の気持ちを伝える時って、こういうインタビューの時しかないんです。だから、それを作品にして伝えられるアーティストの方っていうのは羨ましい。
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| 大山: | そっか、自分の気持ちを込めて演じるっていうんじゃないもんね。
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| 戸田: | そうそう。あくまでも、自分の気持ちじゃなくて役としての気持ちだから。だから、アーティストの人がすごく羨ましい。
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| 大山: | 私は女優さんが羨ましいけど。
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| 戸田: | ウソー!?
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| 大山: | 色んな人を演じることが出来たら、音楽にしても何にしても、もっと幅が広がると思うんだよね。ライヴでそういうことが出来たら、ものすごく楽しいだろうな〜って。音楽も伝えるものだから、表情を色々変えたりしたら観ても聴いても楽しいはず。私はまだそれが出来てない。「歌を、音楽の楽しさを、真っ直ぐに伝えたい」って、ただそれだけ。もちろん根本にそれがないといけないんだろうけど、色んな表情をもっともっと付けていきたい。ライヴだけじゃなく普段の仕事をしている時も。だから、恵梨香ちゃんを見ていると、そういう部分がすごく溢れ出てるから羨ましいなぁって。盗みたいくらい(笑)。
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| 戸田: | おぉー(笑)。でも確かに、それが役者の特権かもしれない。
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| 大山: | そうだよ、そうだよ。
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| 戸田: | 演じることで自分にないものを修得出来るし、考え方も変わってくるし、こういうのもあるんだなって知ることも出来る。私、このお仕事を始めてから、すごく影響を受けるようになった。色んなことを感じとるようになって。それが考えるきっかけになるから、役者って自分を成長させてくれる職業だと思う。
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| 大山: | 恵梨香ちゃんはそういう、色んなことを感じとる部分が職業柄多いと思う。こういう仕事をしているとやっぱりやりきれない時だってあるし、自分が思うようにならないことだってあるし…。そういう時の、ちょっと大変な部分を聞いてあげられたらなって、今日もずっと話していて思ったりしました。
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