ULTRA BRAIN excite ExciteホームULTRA BRAIN SPECIAL SITEトップサイトマップ
 
TOP PROFILE WALL PAPER NEWS BLOG INTERVIEW 対談
top INTERVIEW MY旬RANKING 応募受付終了致しました。
ありがとうございました。 INTERVIEW DIGEST VIDEO MESSAGE
1M HIGH LOW 1M HIGH LOW 1M HIGH LOW 1M HIGH LOW
INTERVIEW 1 2 3


Excite: 今回のレコーディングは、沖縄のスタジオで行われたと聞いています。実際の作業は、どのように進みましたか
難波: 去年の9月頃から作り始めたんです。それからは、ほぼ毎日徹夜の状態で、創作に集中していましたね。陶芸をやる人って、“窯”に入るでしょう?多分、あれに近い感覚じゃないかな。漠然とした目標があって、そこに向かって行く。で、途中で「この焼き上がり良いだろ?」みたいに仕上がりを確認しつつ、作り上げて行く。何故か、レコーディングが終わったのはクリスマスで、クリスマス・イブまで歌入れしていましたね。
Excite: その後、ロンドンのストロング・ルーム・スタジオで、ミックス・ダウンとマスタリングを行ったんですね。現地の様子はどうでしたか?
難波: ロンドンには生まれて初めて行ったんですけど、憧れの国だったので嬉しかったですね。僕自身、ロンドンで生まれた音楽で育ったようなものだから、何故この場所であのような音楽が生まれたのかを、現地ですごく考えました。で、街の雰囲気に浸っていると、「何故、ロンドンってセンスが良いのかな?」っていう長年の疑問が、何となく分かった気もしましたね。空気がものすごく肌に合って、思わず住みたくなっちゃいました。
Excite: 先日リリースされたシングル『GHOST BUSTERZ』では、THE CLASHの名曲「TRAIN IN VAIN」をカバーしていますね。難波さんの音楽的ルーツに、ロンドン・パンクがあったと?
難波: そうですね。バンドを始めたのも、パンクに出会ったことがきっかけですからね。最初は、THE CLASHのコピー・バンドから始めたんですよ。高校生の時かな。ベースを始めたのも、Sex Pistolsのシド・ヴィシャスやTHE CLASHのポール・シムノンに憧れたからだし。
Excite: 今回のアルバム『NEO PUNK』は、そうした初期パンク的な部分もありつつ、新しいタイプのパンク像を提示する作品になっていると思うんです。難波さんが考える“今のパンク”とは?
難波: “今のパンク”というのは、やっぱり“初期のパンク”とは違うと思うんです。…初期パンクというのは、若者のフラストレーションの爆発でしたよね。政府に対する憤りとかが、いきなり爆発したという。その爆発が激しかったから、Sex Pistolsなんて2年間足らずしか活動していなかったのに、未だに強烈な影響力を及ぼしている。僕は、リアル・タイムではパンクを体験していないけど、レコードや映像を通して、ものすごく衝撃を受けました。高校生の僕は、みんなと同じように憤りを感じていて、それが何に対してなのかは分からなかったけど、とにかく怒っていたわけですよ。自分でも「爆発したい」と思って、その爆発の仕方の見本が、THE CRASHやSex Pistolsだったんですね。その頃はバイクを乗り回したり、サッカーに打ち込んでも、満足出来ない気持ちがあったんだけど、「パンクは楽器を持ってかき鳴らせば良いんだ」と教えてくれたんですよ。
Excite: そうした初期パンク的な衝動性と、今の難波さんが目指すパンクは違うと?
難波: そうですね。もちろん、今は今なりにフラストレーションを爆発させたいという想いはあるし、もし今10代の少年だったら、そうしていたのかな?とも思いますよね。でも、僕は今年36歳の年男で子供もいるので、「反抗ばっかりもしていられない」という気持ちもあるんです。ただ反抗して体制を変えようとするよりも、「人の心を開放してあげたい、豊かにしてあげたい」という気持ちが強くなっている。そういう方向に、今の僕の関心は向かっていますね。「みんなで仲良くなれば良いな」って思うし、そういう方向で音楽が出来たら良い。それに伴って、表現方法も変わってきたんです。
Excite: その新しい表現方法がULTRA BRAiNであると?
難波: そうですね。この5人はすごく仲が良くて、この仲の良い“パワー”を、みんなに広めたいんです。僕なりの今のパンクというのは、人の心を開放するもの。僕の役目は、そこにあるんじゃないかと思っていますね。音楽をやっていなければ、活動家になっていたかもしれないけど、僕はやっぱりミュージシャンなんですね。で、ミュージシャンでありつつも、今は広い意味で“アーティスト”になりたいですね。音楽がアートとして捉えてもらえたら、嬉しいですね。
Excite: 音だけじゃなく、ビジュアル的なものを含めた表現活動をして行く、ということですね。まさに今度のアルバム『NEO PUNK』は、今おっしゃったようなパンクについての考え方が反映された作品ではないでしょうか。音の衝動性みたいな部分もありつつ、テクノやダンス・ミュージックの要素を入れることによって、リスナーの心を開放するような作りになっている。
難波: これまでにも「世界を変えよう」という想いを抱いている人はたくさんいて、彼らは今まで反抗し続けてきたと思うんです。でも、僕が見る限り、それは成功していないんですよね。世界では戦争が起こっちゃっていて、彼らが目標としていたことは成し遂げられていない。ジョン・レノンがイラク戦争を見たら、とても悲しむと思うし、「世界を変えよう」という試みは、完全に屈しちゃったと思うんです。そういう意味では、(反抗するやり方だと)勝ち目がないんだなと僕は思ったんですね。
 僕はそういう方向ではなく、“みんなを繋ぐ”方向で世界を変えたい。実際に、政府を動かしている彼らも人間なんだから、「政治家の心も豊かにしてやる」くらいの動きをしていけば良い。“人間はみんな仲間なんだ”という発想ですね。もし、ULTRA BRAiNがU2くらいのパワーを持っていて、人に影響を及ぼせるようになったとしたら、僕はそれこそ、政治をつかさどる人たちもニッコリさせるような動きをしたいと思う。「ULTRA BRAiNの奴ら、何か危ないなぁ」と思われるんじゃなく、「あいつら、何か良いよね」と思われるような動きをしてみたいですね。
PAGE TOP 1 2 3