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第二回「人との繋がり」
第二回「人との繋がり」
第二回「人との繋がり」
第二回「人との繋がり」
小さい頃から歌うことが好きで、いつでも音楽に触れていたYUI。中学三年生の時、彼女は日記代わりに詩を書き始めた。そして、本格的に音楽をやりたいと思うようになったのもこの頃だった。
「小さい頃から歌が好きで、どんどん歌に対する思いが強くなっていったんです。15、16歳の時には、本格的に音楽をやりたいと思い始めました」
そう思うようになった背景には、1枚のCDとの出会いがあった。それは、アヴリル・ラヴィーンの1stアルバム『レット・ゴー』。この作品がYUIの運命に大きな影響を与えることとなった。
「中学を卒業した後くらいだったと思います。よくCDショップで試聴したりするんですけど、その中にアヴリルさんのアルバムがあったんです。すごい衝撃を受けましたね。ロックに触れたっていう感じがしました。そこからなんです、洋楽も聴くようになったのは。それまでは邦楽ばっかりでしたから。アヴリルさんのどこに衝撃を受けたかと言うと、サウンド、曲調、それにボーカルも聴いた瞬間に響いてきたんです。10代の女の子でもこんな音楽がやれるんだって」
アヴリルのアルバムに出会い、音楽への想いが一層強くなった。しかし、すべてが順調だったわけではなく、一時は音楽を断念しようと思ったこともあったと言う…。
「この頃は、いろいろ悩んだ時期でもありました。学校に通いながらバイトもしていた時期があったんですけど、音楽に費やす時間がほとんどなくて、ちょっとイラ立ってたりしたこともありましたね。うまく説明できないんですけど、敢えて口にするなら、自分の生活だけで精一杯だったんですよ」
中学を卒業後、アヴリル・ラヴィーンの音楽に出会う。そして高校に進学するもアルバイトなどに時間を取られ、音楽に打ち込むことが出来ない毎日を過ごしていた。しかも、体調を崩し、入院生活を送ることに…。しかし、この入院生活が彼女にとって、大きなターニングポイントとなった。
「入院したことは、じっくりと考える時間が出来たという意味で、良かったと思っています。ちょうどその頃は、音楽を諦めていたというか、(音楽で生活していくことは)ないんだなって思っていたので。そういう時に今後のことを考えることが出来たというのはありがたいことでしたね」
退院後、彼女は高校を辞め、いよいよ本格的に音楽に取り組むこととなった。つまり、“音楽で生きていく”と決意した。
「入院中に考えて、音楽をやっていこうと決心したんですけど、本当は考える余地はなかったのかもしれません。やりたいっていう気持ちはやっぱりありましたから」
誰にも相談せずに、一人で決めた彼女。自分の中で決断を下したら、もう迷いはなかった。
「音楽をやっていくことについては、もう迷いや不安はなかったですね。気持ちもキッチリと切り替えられましたし、もっといろんな音楽に触れたいっていう欲も出てきました」
15歳から16歳にかけてのこの時期というのは、短い期間だったかもしれないが、シンガーとしての出発点という意味で、忘れられない時期となった。
ストリート・ライヴを観た時、音楽を肌で感じるということはすごいんだなって思った
音楽と真剣に向き合うと決めたYUIは、この時期、また大きな出会いを経験する。それはストリート・ライヴを行うミュージシャンたちで賑わう“天神”でのこと。
「天神は、たくさんのミュージシャンが集まってストリート・ライヴをやってる場所なんです。高校に通うのに天神を通ったりはしてたんですけど、ストリート・ライヴをやってるところには行ったことがなかったんです。初めてストリート・ライヴを観た時は、ワクワクしましたね。やっぱり目の前で演奏してるのを観て、音楽を肌で感じるということはすごいんだなって」
ストリートで演奏するミュージシャンたちのパフォーマンスを観たYUIは、彼らからアドバイスを受けようと、思い切って話しかけた。
「そこでライヴをやってる人だったら誰でも良かったわけじゃないんです。その人たちがやっている音楽が良かったからなんです。やってる音楽に感動しなければ、私も動かなかったと思いますから」
YUIは、そのミュージシャンたちの音楽が「自分に響いてきた」と言った。ホントの意味での、音楽の魅力を感じた瞬間だったのだろう。歌うこと、そして演奏することは楽しいことなんだ、と。
 そして、YUIは彼らに教えてもらった音楽塾に通い始め、ギターを始めた。
「それ以前にも何度かギターに触らせてもらったことはあったんですけど、ちゃんと弾き始めたのは音楽塾に通うようになってからでした。その音楽塾に通っている人たちは、本気で音楽をやろうとしてる人ばかりなんですよ。その人たちがすごく上手にギターを弾いているのを観たり、楽しそうな様子を観てたら『自分も頑張ろう』って思いました」
音楽塾でギターを弾くことを習い、曲を作ることも始めた。しかし、そこで得たものはテクニックだけではないと言う。技術的なこと以上に彼女が手に入れたもの。それは、“人との繋がり”だった。
「音楽塾に通ってる人たちと、いろんな話をしました。やっぱり話題は音楽のことでしたね。『自分で作った曲を聴いてください』とか。そうやって、自分と同じように音楽に対して真剣に向き合ってる人たちと話すことが、私にとってすごく刺激になったんですよ」
人との繋がり。それが音楽塾で彼女が得た最も重要なことだった。天神で出会ったミュージシャンたちとの出会いも、その“繋がり”のひとつ。YUIの初ストリート・ライヴをサポートしてくれたのも彼らだった。
「初めてのストリート・ライヴは、そのバンドの前座という形でやらせてもらいました。ギターとコーラスも手伝ってくれたんですよ。すごく緊張したんですけど、そのバンドのファンの方たちもいっぱいいて、温かい雰囲気の中で歌うことが出来ました。すっごく嬉しかったですよ」
上京してからも、ラジオのレギュラー番組の収録のために福岡に帰った時には、天神のストリートで歌っていたという。それは、彼女のミュージシャンとしての原点がストリートだから。そして、人との繋がりの大切さを知ったのも、天神のストリートだったから。
第三回「運命のオーディション」
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