YUI×excite
ExciteホームYUI.exciteトップサイトマップ
TOP PROFILE 第一回 第二回 第三回 第四回 第五回 第六回
第三回「運命のオーディション」
歌を届けたいという気持ちで集中していたので緊張感は気にならなかった
福岡・天神のストリートで信頼出来るミュージシャンたちに出会い、地元の音楽塾でギターと曲作りを覚えたYUI。シンガー・ソングライターとしての道を選び、自分自身を信じて進み出した彼女は、2004年3月にオーディションへ参加した。それは、彼女がデビューのキッカケとなったソニーグループの「SDオーディション」だった。
「このオーディションを受けたのは、音楽塾の人が勧めてくれたことがキッカケでした。だから、自分で決めたとか、そういう感覚ではありませんでした。」
オーディションを勧めた音楽塾のスタッフは、YUIのシンガーとしての才能と可能性を感じ取っていたのだろう。一次審査は書類による選考。全国からの応募総数は10万通を超えていた。しかし、彼女は一次審査、二次審査……と次々クリアしていき、東京で行われた最終選考までコマを進めた。
「とにかく東京へ行くのが初めてでしたから(笑)。東京の印象は、想像していた通り、やっぱり人が多いなって思いました。オーディションは緊張しなかったと言ったら嘘になりますけど、歌を届けたいという気持ちで集中していたので、緊張感は気にならなかったです」
あぐらをかいてギターを弾きながら歌うのが、彼女のスタイル。当日のオーディションでも、床に座り、いつものスタイルで臨んだ。そんな自分のスタイルを貫いたところにも、彼女の強い意志を感じる。
「オーディションでは、みなさん、スタンドマイクで歌っていました。でも、私は自分のやりやすいスタイルということで、あぐらをかいて床に座って弾き語りをさせてもらったんです。それと、本当は2曲ずつだったんですけど、どうしても聴いてもらいたい曲があったので、3曲歌わせてもらいました。そのために多くの方に迷惑をかけてしまったと思います」
オーディションで彼女が歌ったのは、彼女が初めて作った曲「Why me」(メジャー・デビュー・シングル「feel my soul」カップリング曲)、そして「It’s happy line」「I know」の3曲。彼女のその歌声に、審査員全員が最高ランクを付けた。オーディションの結果が大きな自信に繋がったのでは?という質問を投げかけたところ、彼女からはこんな言葉が返って来た。
「これからのことを考えると、まだまだ安心できる状況ではなかったです。どうなるのかな?東京へ行くのかな?って、いつも考えてました」
実際に、このオーディションがキッカケで、生まれ育った福岡を離れることとなった。それはアーティストとしてステップアップするために必要なことであり、人生における大きなターニング・ポイントでもあった。
「東京へ行くことについては、悩んだという感じではなかったと思います。どうなっていくのかが全く見えていなかったので、多少の不安はありましたけど」
1月にリリースした『TOKYO』で、<つよがりは いつだって 夢に続いてる>と歌っている通り、東京での生活に期待しながらも、不安な気持ちもあったが、夢のために前に進むことを決意し、上京した。
最初は果てないくらいの不安があったとしても行く時には気持ちが切り替わってました
YUIが東京での生活を始めたのは、オーディションから半年が経過した2004年9月のこと。それまでの半年間は、福岡と東京を行き来していたという。
「2004年の9月に上京するまで、何度か東京へ行きました。主にレコーディングですね。1ヵ月のうちに3回くらいの頻度で、それが何ヵ月か続きました。その行ったり来たりしてるうちに、あぁ、東京へ行くんだな…っていう実感も湧いて来たんですよ」
東京に住む前に何度か東京を訪れる機会があったことが、彼女から東京で生活することの不安を取り除いてくれた。
「徐々に東京の雰囲気というか、空気が分かってきましたからね。やっぱり、なんとなくでも、その土地を知っていたというのは大きいですね。何も知らずにいきなり生活を始めることを考えたら、そういった期間があって良かったんだと思います」
そして9月になり、いよいよ上京する日がやって来た。
「どこかで寂しさはあったと思うんですけど、もう覚悟してましたから。最初は、尽きない、果てないくらいの不安があったとしても、行く時にはもう気持ちが切り替わってました。なので、寂しいという考えはなかったですね。それよりも、どういうふうに音楽をやって行きたいかを考えていました」
福岡から東京へ向かう飛行機の中で、彼女はこんなことを考えていた。
 
「『TOKYO』という曲を書くキッカケになったメモがあるんです。上京する時の気持ちを綴ったメモなんですけど。飛行機の中で、それを書いてたんです」
 
リュックを背負い、ギターを持って東京へやってきたYUI。ここから新しい生活が始まった。
第四回「新しい挑戦の日々」
続きを読む
PAGE TOP