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ライブレポート

POLYSICS

POLYSICS in ROCK IN JAPAN FES

(写真/福富雅士)


本当に欲しいのは、君とつくる今なんだ

 今夏、BUMP OF CHICKENが唯一出演するイベントとなった【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2008】初日。会場を歩いていてやけに緑色のタオルを持っている人が多いなと思ったら、彼らのオリジナルグッズだった。この日のためだけに作られた彼らのグッズは、開場直後から売場前に長蛇の列が作られ、お昼ごろにはほぼ完売していたという。彼らの存在がどれだか多くの人に求められているか如実に分かる光景だ。

 そんな多くの人々が今か今かと待ち構えた時間が、いよいよ迫ってくる。17時40分、日も傾き始め、涼しくなってきたGRASS STAGEに「星の鳥」のイントロが流れ、升、増川、直井、藤原という順番でBUMP OF CHICKEN の4人がステージに現れる。藤原が手に持ったギターを観客に向かって掲げ、大歓声が起こる中「メーデー」の激しいリフが会場に鳴り響く。1曲目からステージも観客もクライマックス並みの盛り上がりだ。2曲目「才悩人応援歌」を歌った後、藤原は「楽しんでますか?僕らも仲間に入れて下さい」と言った。彼らは常に自分達とリスナーは同じフィールドにいると言っているが、このMCもそんな彼らだからこその一言だなと思った。

 空を仰ぎながらドラムを叩く升の姿が印象的だった「ハンマーソングと痛みの塔」。歌い出しの繊細なメロディーを、藤原の口の動きに合わせて丁寧にギターを弾く増川に魅せられた「花の名」。直井が頭を振りながら熱のこもった演奏を見せた「真っ赤な空を見ただろうか」。ほか、「ギルド」「天体観測」などを披露し、ついにラストの「supernova」へ。

 <本当に欲しいのは思い出じゃない今なんだ>という歌詞を、「本当に欲しいのは君と作る今なんだ、今日なんだ」と歌った藤原。そして、それを受けた観客と奏でる「ラララー」の大合唱……。ここに集った全ての人々の今日この時を、今を大切にしたいという気持ちが一つになった歌だった。物理的には、ステージ上の彼らとそれを見ている観客の間には隔たりがある。でも、この歌を聴いている瞬間、それはさして重要なことではない気がした。彼らがリスナーと同じフィールドに常にいることを改めて感じられたステージだった。

(取材・文/Excite Music 瀧本幸恵)

収容人数:50,000人
天候:晴れ
時間:開場 7:00/開演 10:30/終演 20:30

TVスケジュール 放送日時 9/12(金)19:00〜30:00
9/13(土)19:00〜22:00
番組名 ROCK IN JAPAN FES. 2008
チャンネル
Ch.330
WOWOW
SET LIST

M-1 メーデー
M-2 才悩人応援歌
M-3 ハンマーソングと痛みの塔
M-4 花の名
M-5 ギルド
M-5 真っ赤な空を見ただろうか
M-5 天体観測
M-6 supernova

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