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夏フェス特集2011 SUMMER FESTIVAL 開幕!!!
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ライブレポート

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2011 in EZO

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2011 in EZO 2011.08.12(FRI)〜13(SAT) 北海道小樽市・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ

(写真/猪瀬紀子/石井亜希/上野公人/江隈麗志/小川舞/古溪 一道
/ 柴田恵理/清水隆利/新保勇樹/寺島博美/冨田望/森リョータ)

13回目の開催を迎えた北海道老舗フェス

 今年で13回目の開催となる【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2011 in EZO】。台風の影響があった昨年とは打ってかわって、今年は2日間とも快晴。まぶしいほどの青空が嬉しい。

 ジリジリ照りつける太陽の下で、参加者はテントやタープの設置に精を出す。音楽はもちろん、アウトドアの楽しさも存分に味わえるライジングならではの光景だ。私もサンステージで始まった髭を聴き、続けてジンギスカン用の炭起こし。たまらなくぜいたくな気分である。

 期間限定の再結成の上、ライヴをやること自体とても珍しいB.B.クィーンズ。絶対に見逃せない。子連れのお父さんが「ほら、“ポンポコリン”の人達だよ!」と、子供にステージを見るよう促すが、当の子供は「?」といった感じ。無理もないか(笑)。しかもライヴ序盤に演奏されたその「踊るポンポコリン」は、なんと大人っぽいアレンジが施された新バージョンだった。不思議な感触を残しつつ、場内は『はじめのおつかい』のテーマ、「ドレミファだいじょーぶ」や「思い出の九十九里浜」などで次第に沸いていく。そしてクライマックスとして放たれたのは、再びの「踊るポンポコリン」!! 今度は通常のバージョンである。ここで初めて「わー、まるこちゃんだ〜!」と、先ほどのアレンジでは気がつかなかった子供たちが反応し、大人たちも「やっぱこれだよねぇ」と、微笑みながら口ずさんでいる。やはり“国民的な歌”だ。

 次はアーステントに移動して、地元のヒーローでもある怒髪天。オープニングの「GREAT NUMBER」から、親密な雰囲気の中で行なわれたライヴは大いに盛り上がった。ちょうど辺りが暗くなり始め、空に丸い月が輝き始めた頃。その下で聴いた「つきあかり」は、いつもより心に染みた。まさに歌詞にぴったりのシチュエーション、最高の体験だった。終盤「ニッポン・ラブ・ファイターズ」のサビで起こった場内一丸となっての大合唱にも顕著だが、怒髪天の音楽は連帯の心強さと同時に、一人ひとりの意識にも活力を与えてくれる。「よし、また頑張ろう」と元気になる。音楽の効用をポジティヴに体現する、素晴らしいバンド。同じ道産子として、彼らの存在を誇りに思う。

 清々しい気分のまま再びサンステージへ。次に観た布袋寅泰もまた、惚れ惚れするようなライヴを見せてくれた。なにしろ1曲目がいきなり「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」。そう、映画『キルビル』のテーマだ。ドラマティックなプレイで一気に聴衆を陶酔の世界に叩き込んだ後、たたみかけるように演奏されたのは、なんとBOOWYの「Bad Feeling」!! これにはオールド・ファンが狂喜乱舞した。その他、歴代のヒット曲に加え、折しも再結成公演を行なったばかりのCOMPLEX「Be My Baby」も飛び出す、お祭り感満載のぜいたくなセットはさすがベテラン。出し惜しみなしの上、本人自身が演奏を楽しんでいる様子も伝わってくる。MCで「今年でデビュー30年目」と言っていたが、貫禄だけで勝負しない熱いステージは“圧巻”の一言だった。

 名残惜しい気持ちを残しつつも途中で再びアースに移動して、次はPOLYSICS。「Heavy Polysick」で始まったライヴは疾風怒濤という言葉がピッタリのスピーディーな展開で疾走感抜群の曲を連発。オーディエンスをたちまち熱狂のるつぼに落とし込んだ。途中「機械食べちゃいました」のようなアバンギャルドな曲も披露した辺りはポリらしい。3人ががっちり一体となったタイトなアンサンブルと、途中でフィーチャーされたヤノのMCのユルさのコントラストがまた絶妙。「Let'sダバダバ!」ではオーディエンスがコーラス部を大合唱して興奮は最高潮に達し、ラストは名曲「Boogie Technica」でスカッと爽やかに燃え尽きた。ホントにこのバンドのライヴにハズレはないなあ、と感心する。

 続くthe telephonesは踊るためのバンドなんだから(後で数えたら実に全12曲中半分が「ディスコ」関係(笑))、これは踊るのが筋だってんで、ひたすらハジケまくり。特に「A.B.C.DISCO」は多幸感溢れる曲で、楽しいのと同時に、胸がじーんともしてくる。中盤、新曲「YEAH YEAH YEAH」を披露したりもして盛り上がったライヴは、「Love & DISCO」で大団円を迎えた。ビール飲むだけ飲んで、踊って、騒いで…私も含めて周囲がちょっとした“ええじゃないか”状態になっていた。そして気がつけばもう深夜。飲みのシメも兼ねて屋台のラーメンをすすり、1日目は終了。

(取材・文/美馬亜希子)

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