excitemusic

夏フェス特集2011 summer festival 夏フェス特集2011 summer festival

夏フェス特集2011 SUMMER FESTIVAL 開幕!!!
  • トップ
  • ニュース一覧
  • フェス一覧
  • フジロック
  • RIJF
  • サマソニ
  • RSR
  • レポート

ライブレポート

SUMMER SONIC 2011

SUMMER SONIC 2011 2011.08.13(SAT) 千葉県千葉市・QVCマリンフィールド&幕張メッセ

(C)SUMMER SONIC 2011 All Rights Reserved.

国内外の大物集結! 過去最高動員数を記録した夏の一大音楽絵巻

 12回目にして過去最高の来場者数を記録し、とにかく熱く、暑く、人が多かった今年のサマーソニック。昨年末早々にRED HOT CHILI PEPPERS、THE STROKESの両ヘッドライナーが発表された時点から、開催が待ち遠しくて仕方がないという人も少なくなかっただろう。東日本大震災による幕張会場周辺の液状化現象といったさまざまな被害/影響なども乗り越え、例年通り、幕張・大阪で2日間同時開催。国内外から集結したアーティストたちが数々の熱演を繰り広げた。

 まず、2011年の特筆事項として、幕張会場ではオールナイト・イベント【SONIC MANIA】が前夜祭的に復活したことが挙げられるだろう。UNDER WORLD、PRIMAL SCREAMの名作『Screamadelica』完全再現ステージなど、なにしろ観応え・踊り応えたっぷりのラインナップ。超満員御礼のフロアは朝まで沸騰しっぱなしだった。

 夜が明けて、いよいよサマーソニック幕張会場第1日目。水分補給を呼びかけるアナウンスがたびたび流れる猛暑のMARINE STAGEの幕開けを飾った気鋭のUKパンク・バンド=SHARKSなど、毎度その選択眼にうならされるサマソニ名物イキの良い新人勢が今年もずらり。とりわけ、海外音楽メディアで一大センセーションを巻き起こしている、LAのヒップホップ集団OFWGKTA(オッド・フューチャー・ウルフ・ギャング・キル・ゼム・オール)の来日が、このタイミングで実現したのはラッキーというよりほかない。作品や言動の過激さからキワモノ扱いもされる、お騒がせニューカマー。とにかく一目見ようとSONIC STAGEには、大勢のオーディエンスが集った。ユーモアをところどころにちりばめた、表現衝動みなぎるパフォーマンスは、期待以上にタイトでフレッシュ。各々のメンバーの一目瞭然のキャラ立ちぶりも面白い。初の日本滞在を満喫中といわんばかりの無邪気な笑顔は憎めない悪ガキそのものだ。日本語字幕付きミュージック・ビデオが話題をよんだリーダー格のMC、タイラー・ザ・クリエイターの「Yonkers」ではシンガロングも!

 一方で、今年のUK新人No1の呼び声も高いVIVA BROTHERは、昼下がりのMARINE STAGEに登場。UKギター・ロックの伝統のど真ん中を射抜くロック・サウンドを、新人らしからぬ佇まいで堂々と鳴らし、その大器ぶりを証明してみせた。

 炎天下のMARINE STAGEでモッシュが湧き起こったTHE BAWDIES、CMで話題の新曲「手をたたけ」を引っ提げて登場のNICO Touches the Wallsなど日本勢も奮闘。MOUNTAIN STAGEに入場規制がかかったPerfumeのパフォーマンスは、もはや貫禄すら感じさせ、感嘆せざるを得ないもの。すさまじく高度なアーティスト性を誇りながら、この3人は同時に親近感も感じさせてくれるところがすごい。

 キュートなミニスカート姿で歌い踊った木村カエラは、お日様みたいな陽のパワーで満員のMARINE STAGEをロック! 出産を経て、今後、さらに自己最高値を塗り替えんとする気迫がかっこよかった。

 夕暮れのどきのMARINE STAGE、元OASISのリアム・ギャラガー、アンディ・ベルらからなるBEADY EYEは待望の日本初ステージ。ロック愛に貫かれたサウンドのスケール感はさすがの一言。そして、やはりあのリアムの歌声にかなうものはないのだと思わされる。ヘッドライナー、THE STROKESを迎えるころには、すっかり日も暮れ、スタンドには心地よい海風が吹き抜けている。暑かった1日の疲れが出てくる時間帯でもあるが、THE STROKESはオープニングの「Is This It」一発で、そんな気分を吹っ飛ばしてしまった。とにかく出音にガツンとくる迫力があり、痺れる。一見素っ気ない佇まいながら、届けられる音は情熱的、というたまらなくツンデレなパフォーマンス。4曲目の「Modern Age」で早くも場内は沸点の盛り上がりに。過去4作の代表曲ともいえる楽曲群の攻勢に、うれしい悲鳴が客席のあちこちから上がる。最新作『Angles』制作にあたって解散の危機もあったという彼ら。この突き抜けたプレイは、そんなドラマを乗り越えてきた成果なのかもしれない。生来のスマートさはそのままに、熱く深化/進化した最新型のTHE STROKESをこの大舞台で、見事、提示してみせた。異例ともいえる、打ち上げ花火を背にしながらの「Take It Or Leave It」演奏も彼ららしいクールな幕切れに思えた。

(取材・文/長瀬多美代)

PAGE TOP

NEWS